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最強なのに無能扱いの俺、グータラ生活を維持するため今日も最低限の働きをする。  作者: 鯖村光輝


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第6話「触れてはいけないもの」

微かな魔力の残り...


シンは目を閉じ、その微かな魔力を元に術者を探していた。


魔力には術者特有の波長がある。


とある洞窟の奥...


リナは目覚めた。


リナ「う、うーん...」


「やっと目覚めたか。」


リナ「!!!」


リナは鎖に繋がれて動けない。


恐ろしくも、イヤらしい表情をした魔族。


「俺の名はデーロン。

魔王四天王の一人だ。」


その魔族から強大な魔力が溢れている。


リナ(な、なにこいつの魔力。

今までに出会ったことがないほど大きい。

強い。)


リナ「私をさらってどうするつもりなの?」


デーロン「へへへ、女をさらってやることなんて一つしかないだろ。」


リナの顔が青ざめる。


デーロン「いいね。いい表情だ。

たまらねえ。」


デーロンがゆっくりとリナに近づく。


デーロン「安心しろ。

犯したあとは、ゆっくり殺してやるからさ。

じわじわ弱っていく姿がたまらねえんだ。

女は二度おいしいぜ。

へっへっへ。」


リナ(こいつ、狂ってる...)


デーロンがリナの鎧をゆっくりとはずす。


リナ「やめて!

助けて!」


デーロン「無駄だよ。

こんなところに助けなんか来るわけねえだろ。」


デーロンがリナの服を破る。


ビリビリビリッ


リナ「キャー!」


リナは下着姿になった。


デーロン「でっへっへ。」


リナ「や、やめて...触らないで...」


デーロン「楽しませてくれよー。」


シン「お前...何してんだ?」


驚いたデーロンが振り向く。


シンが立っていた。


リナ「シン!!」


デーロン(どういうことだ。

気配をまるで感じなかった...)


デーロン「き、貴様!

なぜここがわかった!」


シン「...何をしてるのか聞いているんだ。」


デーロン「くっ...死ねー!」


デーロンの超強力炎魔法がシンを襲う。


リナ「シン!!!」


煙が立ち上がる。


デーロン「ふんっ、馬鹿な奴だ。

来なければよかったものを。」


煙が薄れていく。


無傷のシンが恐ろしい眼光でデーロンを睨みつけている。


デーロン「っな!!!」


デーロン(な、なんなんだこいつは...

俺は、触れてはいけないものに触れてしまったのか...)


シン「もういい。

話をするだけ無駄だったようだ。

死ね。」


デーロン「ま、待て!

わかっ...」


ドガアッ!!!


シンの右こぶしがデーロンの顔面を突き刺す。


デーロンは頭がもぎ取れて爆発。


ドカーン!


リナ「す、すごい...」


シンがゆっくりリナの方を向く。


リナ「シン...」


シンは正気に戻った。


目の前には下着姿のリナ。


シン「あ、あ、あ...」


リナ「え?」


リナは自分が下着姿だったことを思い出した。


リナ「キャー!変態ー!」


シン「へ、変態はないだろ。

助けに来てやったんだぞ。」


シンは上着を脱ぎ、

リナに羽織った。


少しの沈黙


リナ「...どうして、来てくれたの?」


シン「え?どうしてって...」


リナ「私がいなくなったら家でのんびりするって...」


シン「んー。

ちょっと森の中散歩してたら、たまたま見つけた。」


リナがくすっと笑う。


リナ「嘘...」


シン「...いつの間にかリナがいるのが当たり前になってた。

当たり前の日常を壊したくなかった...」


リナ「え?それって...」


リナの顔が赤くなる。


シンは空気に耐え切れず。


シン「さ、さあ。

早く帰ろうぜ。

みんな心配してるよ。」


リナはまたクスっと笑う。


リナ「そうだね。」



その日——


魔王軍四天王の一角が、静かに消えた。


ただ一人の男によって。


誰にも知られず、

語られることもないまま。


しかし...


この出来事により


確実に近づいた距離もあった。

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