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第52話:禁じられた処方箋(王宮の密談と、コンビニの逆襲)

「帝国の薬は安全性が確認されていない。許可なき店舗での薬物販売を一切禁ずる」

商人連合が裏で手を回した大臣の声が、冷たく王宮に響く。彼らは「法」という盾を使い、ケニーの生命線である薬の棚を、力ずくで空にしようとしていた。

1. 汚い「盤外戦術」の牙

商人連合の長は、ニヤリと下卑た笑みを浮かべる。

「ケニー侯爵。あんたの物流がどれほど凄かろうと、国が『売るな』と言えばそれまでだ。明日からあんたの店は、ただの『高いパン屋』に逆戻りだよ」

それは、商売のルールすら歪める、最も卑劣な攻撃だった。

2. 49歳の「不敵な笑み」

報告を聞いたケニーは、怒るどころか、どこか楽しそうに笑った。

「……ああ、なるほど。そう来なくっちゃ面白くない。奴らは『販売』を禁じれば俺が詰むと思っているようだが……商売のやり方は一つじゃないんだよ」

前世で、複雑な法規制や競合他社の嫌がらせを、知恵と根性で潜り抜けてきた2代目の本能が、激しく燃え上がる。

3. ソラリスとの「宣戦布告」

「ソラリス、全店に魔導通信だ。棚から薬を下ろす必要はない。むしろ、もっと目立つ場所に並べろ」

ソラリスが驚愕して問い返す。

「ですが、それでは法に触れてしまいますわ!」

「いや。法が禁じているのは『販売』だ。……俺たちがやるのは、『販売』じゃない。民に命を届けるための、全く別の『サービス』だ」

4. チェックメイトの準備

ケニーの指示で、王都中のコンビニの店先に、ある巨大な立て札が掲げられた。

そこには、法律の穴を突き、商人連合の顔を真っ青にさせる驚愕の「新ビジネスモデル」が記されていた。

「さあ、商人連合の諸君。法を変えた程度で、俺の『24時間の祈り』が止まると思ったか?」

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