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起きてください、しろさん  作者: アメリカンフットボーラーの威を借るオタク
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第三十八話 夏真っ盛り 前編

第三十八話です。いよいよ夏祭り当日。三日間の準備を終え、夕方六時、町に祭りの明かりが灯る。夏祭りは楽しめるのか?!いつもとは少し違う夏の夜が、四人の距離をほんの少し変えていく――。

 夏祭り当日。朝。目を覚ました湊が、最初に思ったことは、


「……暑い」


 だった。カーテンの隙間から差し込む朝日、と呼ぶには強すぎる日差し。窓の外では、朝から蝉が遠慮なく鳴いている。夏休みの、夏祭り当日。ビッグイベントだ。本来なら、夕方までのんびりしていてもいいはずなのに。


「ご主人」


 部屋の外から、しろの声がした。


「起きていらっしゃいますか」


「起きてます」


「本当ですか?」


「……」


「……」


「今、起きました」


「あと十分で朝食です」


「分かりました」


 返事をして。湊は再びベッドに倒れ込みたくなった。しかし。


「……今日が本番か」


 ここ数日を思い出す。突然届いた、町内会からの封筒。総会長の役職。町内会の会議。お祭りの準備。少し古い提灯。手作り感満載ながらも、丁寧な飾り。様々な食べ物がならぶであろう屋台。そして、今日。


「普通の夏休み、どこ行ったんだよ」


 誰に聞かせるでもなく呟いてから、湊はようやくベッドを出た。



 午前八時。朝比奈家の前。


「おはよー!」


 玄関を出た瞬間、ひまりの声が飛んできた。


「早いな」


「今日は祭りだから!」


「開始、夕方六時だぞ」


「分かってるよ!」


「分かってる人間のテンションじゃない」


「戦いはもう始まってるんだよ!」


「昨日も聞いた」


 その隣には優斗がいた。


「おはよう」


「おはよう」


「……眠そうだな」


「寝る直前に『明日の最終確認しよう!』ってグループに連絡したやつがいるからな」


「え?」


 湊がひまりを見る。


「……私?」


「お前以外誰がいる」


「ごめん!」


 玄関から、しろも出てくる。


「皆さま、おはようございます」


「おはようございます!」


「今日もよろしくお願いします」


「はい」


 湊は三人を見る。ここ数日は、ずっと一緒に準備してきた。祭りの開始は、夕方六時にもかかわらず、準備開始は朝八時半。


 やるべきことは、

 最終確認。

 屋台の準備。

 会場の確認。

 そして、何かあれば対応。


 つまり、


「……普通に一日仕事ですね」


「そうですね」


 しろが頷く。


「何を今さら」


 優斗が言う。


「俺、昨日まではどこかで『祭り始まったら休めるかな~』と思ってた」


「むしろ逆じゃない?」


 ひまりが笑う。


「始まってからが総会長の出番でしょ!」


「言われたくなかった」



 会場の公園へ近づくにつれて、町の空気が少しずつ変わっていく。まだ午前中、祭りが始まるまでにはかなり時間がある。それでも、公園の周辺では、すでに多くの人が動いていた。屋台の人たち。町内会の人。音響を確認している人。櫓の周囲を整えている人。昨日完成したばかりの会場が、今日になって、さらに「本番」を迎える準備を始めている。


「おお……」


 ひまりが足を止めた。


「昨日と全然違う」


 湊も公園を見渡した。屋台には、それぞれ看板が掛けられている。鉄板や調理器具が運び込まれ、射的の景品が並べられ、かき氷の旗が風に揺れている。頭上には、昨日確認した提灯。昼間なので灯ってはいない。しかし、夕方になればここに明かりが灯る。


「……本当に完成したんだな」


 優斗が呟いた。


「うん」


 ひまりが頷く。


「私たち、ちゃんと祭り作ったんだ」


「全部じゃないけどね」


 湊が言う。


「そういうところ!」


「でも」


 湊は少し笑った。


「結構やったな」


「……うん」


 ひまりも笑う。四人は少しの間、完成した会場を眺めていた。まだ人はいない。屋台の火も入っていない。音楽も流れていない。


 それでも。


 あと数時間後には、この場所は、人で溢れるのだろう。そう考えると、湊はなんだかワクワクしてきた。



「おーい朝比奈くん!」


「はい!」


 町内会長がこちらへ歩いてくる。


「おはようございます」


「おはよう。 今日も頼むよ」


「こちらこそ」


 湊は少しだけ背筋を伸ばした。


「開始までに、確認しておきたいことがいくつかあるんだ」


「分かりました」


「まずは屋台の最終確認からお願いできるかな」


「はい」


 湊が頷く。すると


「よし!」


 ひまりが拳を握った。


「最終準備開始!」


「お前、朝からずっと元気だな」


「祭りだから!」


「まだ始まってない」


「湊がさっきからそればっかり」


「事実だろ」


 優斗が笑う。


「まあ、始まるまでが祭りみたいなところもあるしな」


 湊が少し笑った。


「今の湊、ちょっと会長っぽかった」


「どこが?」


「冷静なところ」


「褒めてる?」


「多分」


「多分かよ」



 午前中。最初のトラブルは、小さなものだった。


「ここ、電源が入らないんです」


 屋台の人が困った顔をしていた。


「電源ですか?」


 しろが確認する。


「昨日までは使えたんですが」


 湊たちも集まる。


「どうする?」


 優斗が聞いた。しろは延長コードを確認した。


「……接続が少し緩んでいますね」


「え」


「ここです」


 しろが差し込み直す。


 カチッ。


 すると、ブーン、と機械が動き出した。


「おお!」


「動いた!」


 周囲から声が上がる。


「しろさん、さすが」


 ひまりが言う。


「いえ。 コードを確認しただけですから」


「それをすぐ見つけられるのがすごいんですよ」


 優斗も感心している。湊はしろを見る。


「……本当に何でもできますね」


「ご主人でも確認できますよ」


「俺は壊れてないか確認する係です」


「一番曖昧ですね」


 そんなやり取りをしている間にも、太陽はゆっくりと空を進んでいく。午前が終わり、昼になり。そして夏の暑さが少しずつ、夕方へ向かっていく。祭りの開始まで、あと数時間。湊たちにとって、本当の忙しさは、まだ始まってすらいなかった。



 午後六時。夏の空は、まだ完全には暗くなっていなかった。西の空に残った夕日が、町を淡い橙色に染めている。そして、公園の入口の提灯に、明かりが灯った。


 ぽつり。

 また、ぽつり。

 一本の線を描くように。


 昨日まで何度も確認してきた提灯が、夕暮れの中で一つずつ光り始めていく。


「……」


 湊は、その光景を見上げていた。数日前まで、ここはただの公園だった。


 しかし今では。


 屋台が並び、

 櫓が立ち、

 提灯が揺れている。


 そして。


「始まりましたね」


 隣で、しろが言った。


「はい」


 湊は頷く。遠くから人の声が近づいてくる。家族連れ。浴衣姿の子どもたち。友達同士で歩く学生たち。公園の入口をくぐる人が一人、また一人と増えていく。


「お祭りだー!」


 はしゃぐ子どもの声。それを聞いた瞬間。ひまりが、小さく笑った。


「……本当に始まったね」


「何を今さら」


 優斗が言う。


「分かってるけど」


 ひまりは会場を見回す。


「私たちが作ったところに、人が来てるんだよ?」


「……」


 湊も、少しだけ周囲を見る。さっきまで、自分たちが運んでいた机、確認していた屋台、飾った提灯。ひまりが即興ながら作った入口の飾り。


 そこに人が集まっている。


「……やっぱりすごいな」


「でしょ」


 ひまりが笑う。


「だから何でひまりが得意げなんだよ」


「私も作ったから!」


「はいはい」


 そんな会話をしていると。


「朝比奈くん!」


「はい!」


 町内会長の声。湊は反射的に返事をした。


「会場の入り口、少し見てきてもらえるかな!」


「分かりました!」


「優斗、手伝え!」


「また俺!?」


「現場担当!」


「勝手に役職作るな!」


 祭りが始まった。当然ながら、運営側に休憩などはない。



「すみません、こちらからお願いします!」


「屋台は右側です!」


「迷子ですか? 分かりました!」


「ひまり、そっちの列、少し広げられる?」


「オッケー!」


「優斗!」


「今行く!」


「ご主人、こちらをお願いします」


「はい!」


 気がつけば、湊たちは会場を走り回っていた。


 人が増えるのに合わせて、小さいながら問題も増える。

 屋台の列が長くなれば、通路が狭くなる。

 子どもが親とはぐれれば、町内会の人と協力して探す。

 予定より早く人が集まれば、椅子を追加する。


 どれも大きな問題ではない。けれど、一つずつ対応していかなければ、確実にパンクしてしまう。


「……思ってたより大変だな」


 湊が額の汗を拭う。


「何を今さら」


 優斗が笑う。


「始まってまだ一時間だぞ」


「もー何時間も働いた気がする」


「俺も」


「二人とも!」


 ひまりの声が飛んでくる。


「そっち終わった?」


「今終わった!」


「じゃあ次!」


「終わってないじゃん!」


「細かいことはいいの!」


「今日それ何回目だよ!」


 遠くで、しろが小さく笑っていた。



 午後七時半。祭りは、さらに賑やかになっていた。空はすっかり暗くなり、提灯の明かりが会場を優しく照らしている。焼きそばの香り。たこ焼きの湯気。かき氷を削る音。子どもたちの笑い声。櫓の周囲では、盆踊りの準備も始まっていた。


「……」


 湊は、会場の中央で立ち止まる。町中の人がいるのではないかと思うほど、人が集まっている。


「朝比奈くん」


「はい」


 町内会長が近づいてきた。


「どうですか?」


「え?」


「祭り」


 湊は、少し考える。


「……楽しいですね」


 正直な感想だった。


 忙しい、暑い、疲れた。


 それでも、自分たちが準備した祭りを、たくさんの人が楽しんでいる。


「そうか」


 町内会長は笑った。


「でも、君たちはまだ仕事をしているね」


「まあ、一応総会長なので」


「高校生が何を言っている」


「……」


 湊は訳が分からず黙る。町内会長は、少し離れた場所にいる三人を見る。


「ここから先は、私たちでやる」


「え?」


「若い子たちが、ずっと働いていてどうする」


「……で、でも」


「大丈夫」


 町内会長は笑った。


「若者は、青春して来い」


「……」


 湊は、一瞬言葉を失った。


「……青春」


「そう」


 町内会長は、少し大げさに腕を広げた。


「祭りの日に、友達四人で仕事ばかりしているなんて、もったいないことこの上ない」


「君たちは十分頑張った」


 その言葉に、湊は会場を見わたす。自分たちだけが作った祭りではない。


 町内会の人。

 屋台の人。

 地域の人たち。


 たくさんの人が協力している。そして、今も問題なく祭りは進んでいる。


「……分かりました」


「よし」


 町内会長は笑った。


「行ってこい」



「ということで」


 湊は三人の前で言った。


「青春しろ、だそうです」


「青春」


 優斗が繰り返す。


「俺たちが?」


「そうらしい」


「急に難易度高くない?」


「どういうこと?」


 ひまりが笑う。


「祭りを楽しめばいいんじゃない?」


「それが青春?」


「青春!」


「便利な言葉だな」


 しろが、小さく笑った。


「せっかくですし、楽しみましょう」


「しろさんが言うなら」


「何でですか?」


「何でも」


「?」


 湊は少し視線を逸らした。そして、


「……行きますか」


「はい!」


 ひまりが勢いよく手を上げた。


「まずは屋台!」


「早いな」


「青春は胃袋から!」


「そんな言葉ある?」


「今日からある!」


 四人は、ようやく普通に祭りを楽しむ側に。



 焼きそば、たこ焼き、きゅうりの一本漬け、かき氷、射的、サメ釣り、型抜きetc……。


「……なんか」


 優斗が言った。


「俺たち、自分で作った屋台に並んでるの不思議だな。」


「いいんだよ」


 ひまりが答える。


「町内会長が青春しろって言ったんだから」


「万能すぎるだろ、その言葉」


 ひまりは、かき氷を目一杯頬張って頭を押さえている。湊は焼きそばをすすり、優斗は出来立てのたこ焼きと格闘中。しろは、小さな紙コップに入った冷凍ミカンを持っていた。


「しろさん、それだけで足りてます?」


「足ります」


「少なくない?」


「お昼にたくさん食べましたので」


「……そうですか」


 湊は自分の焼きそばを見る。そして、


「食べます?」


「え?」


「これ、結構多いんで」


「……よろしいのですか?」


「どうぞ」


 しろは少し迷ったあと。


「では、一口だけ」


「どうぞ」


 湊が箸を差し出す。しろが、それを受け取ろうとした。そのとき。


「……」


 優斗。


「……」


 ひまり。


 二人の動きが止まった。湊としろは。なんとも思っていないらしい。


「……」


 しろは箸を受け取り。湊の焼きそばを一口食べた。


「……美味しいです」


「本当ですか?」


「はい」


「良かった」


 そして湊は、何事もなかったように箸を受け取る。


「「……」」


 ひまりと優斗が顔を見合わせる。


「……青春」


 優斗が呟いた。


「青春だね」


 ひまりが頷く。


「何?」


 湊が二人を見る。


「何でもない」


 二人の声が重なった。



 その後。四人は射的の屋台へ向かった。


「射的だぁ!」


 ひまりが指差す。


「やる?」


「湊、やって」


「何で?」


「私、銃とか苦手」


「射的だぞ」


「だって湊、得意そうだし」


「何でそう思うの」


「なんとなく?」


「……」


 湊は苦笑しながら、射的銃を受け取った。


「じゃあ、どれ?」


「一番大きいやつ!」


「無理だろ」


「青春だから!」


「またそれかよ」


 結局。湊は景品を狙う。


 パンッ、と乾いた音。


 しかし、外れた。


「惜しい!」


 パンッ。


 また外れる。


「……」


「湊」


「何」


「本当に得意?」


「何となくって言ったのお前だろ」


 優斗が笑う。


「代わる?」


「いや」


 湊はもう一度、銃を構える。


 パシッ。


 今度は、景品の箱が、少しだけ動いた。


「おお!」


 ひまりが声を上げる。


「あと一発!」


「無理だって」


「いける!」


「根拠は?」


「私がそう思ってるから!」


「なんだそれ」


 湊は笑いながらもしっかりと狙いを定め、最後の一発を放った。


 ガタタン!


 箱が落ちた。


「やった!」


 ひまりが跳ねる。


「おめでとうございます」


 しろも拍手する。


「俺にも何かくれ」


 優斗が言う。


「自分でやれ」


 店員から受け取った景品を、湊はひまりへ差し出した。


「ほら」


「え?」


「欲しかったんだろ」


「……」


「何?」


「い、いやっ……冗談だったんだけど……まあ、ありがとう!」


 ひまりは、小さく笑った。少しだけ笑顔を作ってしまった気がする。


「……」


 少しだけ、頬が熱くなった。湊は、やはり何も気づいていないらしい。ひまりは、もう何度目か分からないため息をついた。



 しばらくみんなで歩いていると。


「ご主人」


 しろが湊を呼んだ。


「はい?」


「少し、よろしいですか」


「どうしました?」


「……いえ」


「何でも言ってくださいよ」


 しろは少しだけ迷ったが、湊の言葉に負ける。


「先ほど通り過ぎてしまったときに、気になるものがありまして」


「じゃあ、行きます?」


「はい」


 その言葉に、優斗とひまりが同時に顔を見合わせる。


「「……」」


 二人は何も言わなかった。湊としろは、自分たちのことなど気にも留めず、人混みの中へ歩いていく。


 屋台の明かり。提灯の光。楽しそうな人々の声。


 少し先を歩いていたしろが、立ち止まって湊を振り返る。


「……」


「どうしました?」


「これです」


 しろが指差したのは、近所のガラス店が出している、小さな屋台だった。


 そこには、色とりどりの風鈴が並んでいた。そよ風が吹けば


 「ちりん」


 と、小さな音が鳴る。


「風鈴?」


「はい」


 しろは、一つをじっと見ていた。その横顔は、いつもより少しだけ、柔らかかった。


「好きなんですか?」


「……好き、だと思います」


「曖昧ですね」


「自分でも、よく分かりません」


 しろは、小さく笑う。


「ただ」


 風鈴が、もう一度鳴った。


「なんだか目が離せなくなってしまいまして」


「……」


 湊は、しろを見る。それから、屋台に並んだ風鈴を見る。


「……」


「ご主人?」


「ちょっと待っててください」


「え?」


 湊は屋台へ近づいた。


「すいません、これ、ください」


「はいよぉ」


 しろが目を丸くする。


「ご主人?」


「祭りの記念に、ですよ」


 肩越しにしろに声をかけながら、湊は店主から風鈴を受け取った。そして、しろへ差し出す。


「どうぞ」


「……私に?」


「はい」


「ですが……」


「あ、違うやつでした?」


「……いえ」


 しろは、風鈴を見る。透明なガラスに小さく揺れる紙が垂れている。少し風が吹けば、夏の音。


「……ありがとうございます」


 しろは、両手でそれを受け取った。そして、いつものように丁寧に微笑む。


 しかし。


 湊は、なぜだろう。


 いつもより、その笑顔が綺麗に見えた。


「……」


「ご主人?」


「いやぁ」


 湊は慌てて視線を逸らす。


「喜んでもらえたなら良かったです」


「はい」


 ちりん。


 二人の間で、風鈴が小さく鳴った。祭りの喧騒は、すぐ近くにある。


 けれど。


 その瞬間だけは、少し、二人の周りの時間だけが、ゆっくり流れているようだった。


 そして湊は、自分でも理由の分からぬまま、もう一度だけ。


 しろの横顔を見た。

第三十八話前半でした。というわけで、夏祭り本番です!準備に三話くらい使ったので、作者としても「やっと祭り始まった!」という感じです。祭りって、始まる前の準備も楽しいんですけど、実際に始まってからの「何する?」って時間もいいんですよね。屋台を見て回るもよし食べ歩くもよしゲームで遊ぶもよし。そして何より、今回は四人それぞれの関係にも少し変化が。ひまりはひまりで、優斗は優斗で、湊としろは湊としろで。それぞれ違った「青春」を過ごしています。……町内会長の言葉、ちゃんと効いてますね。さて、夏祭りといえば残るは一つ。次回はいよいよ――花火です。乞うご期待。感想、ブックマーク等お待ちしております。このまま第三十八話後半へ、どうぞ。

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