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人は見かけによらないって言うよね

感想が本当に嬉しくてすごくモチベーションが上がってます。一週間はゴリゴリ書けます。

「まあ、どっちにしろ私は行くんですけどね。私が誘いましたし。」


 例の女の子の冒険者限定依頼主の元へ向かいながらチェルヴォニがそう言った。依頼主とは街の広場で会うことになっているらしく、そこまで向かう途中である。


「確かに…まあ、報酬の分配でいじめてあげますよ!」


 チェルヴォニさんのほうが私達よりランクが上なので、本来は報酬のうちチェルヴォニさんが半分から六割くらいを取るのが相場だ。


「まあ報酬は向こうがどのくらい出すかもまだ確定してませんしね!おいおい決めましょう!後回しです!!」


「そうですね、また後で決めましょう。」


「そうだけどチェルヴォニさんが言うことじゃないよね????それ」


「まあまあいいじゃないですか!!それよりちょっとですね、依頼主のところに行く前に寄りたいところがあるんです!まあここなんですけど。」


 そう言ってチェルヴォニさんは立ち止まった。指を指す先には武具屋のような店があった。


「装備の手入れですか?何も今すぐに出発するわけじゃないですよね?」


「もちろん出発の為の準備じゃないですよ!依頼主に会う為の準備です!!少々気難しいのでね!万全を期すべきなので!!タイショー!!お邪魔します!!!」


 そう言いながらチェルヴォニさんは扉を開けて武具屋に入って行った。


「………………要件は…」


 武具屋の中はそれほど広くは無い。こぢんまりとした中に武器防具がところ狭しと並べられている。ドンキみたい。

 そして中には、いかにも!という風貌の男が立っていた。坊主頭にがっしりとした体。使い込まれたエプロンをつけたひと目で職人とわかる人だ。


「アレをお願いします!」


「注文は…」


「う〜〜〜ん、、、そうですねえ、初恋の乙女のような、それでいてごちそうを前にした誕生日の少年のような、なんて言えばいいんでしょう。。好奇心と不安、その中の確かな魅力!みたいな感じでお願いします!!この二人のものなので二人分!お願いします!!」


「……………………おう。」


 職人男は私達を一瞥すると振り返って店の奥へ行ってしまった。


「アレ…とはなんですか?」


「まあまあシアちゃん!待ってればわかりますよ!」


「あの人は…何者ですか…?」


「この武具屋の店長さんです!!名前は私も知りません!!名乗らないので!!でも客の顔は全部覚えてるみたいですよ!!一度武器を調整してもらうと私の好みや癖なんかを覚えてくれていたので!!」


「へえ…凄腕なんですね…その割にはなんというか…その…」


「ええ!言いたいことはわかりますよ!こんな職人は普通路地裏とかでお店構えてそうってことですよね!」


「そうです…」


 そう、道を歩いていて特に路地に入ることなく立ち止まった横にあるこの店、いかにも路地裏の知る人ぞ知るみたいな雰囲気なのにゴリゴリの通りに面した店なのだ、ちなみに1軒隣はジェラート屋さんで反対の隣は揚げピザ屋さん。


「おい。」


 いつの間にか職人が出てきていた。手には木で作られた筒がある。


「おお!!早いですねえ!では早速!!」


 そう言うとチェルヴォニさんは職人の筒へ顔を近づけて、嗅いだ。


「クンクン…クンクン……う〜〜〜ん!!最高です!!イメージにピッタリ!!流石ですね!タイショー!」


「金貨5枚だ。」


「はい!!これで!!では!ありがとうございました!また!!」


 チェルヴォニさんはタイショーと呼ばれる職人に金貨5枚を渡して、蓋をした筒を受け取った。


 受け取った。いや、いやたっっっっか?!この筒のいいニオイの液体が金貨1枚?!?!まだイマイチこの世界の金銭感覚がわからないのでなんとも言えないけどあまりに高いことはわかる。だってその筒でたぶん一週間は贅沢できるもん。


「チェルヴォニさん……それは……??」


 店の外に出た瞬間にチェルヴォニさんに聞く。歩きながらチェルヴォニさんが答えた。


「何を隠そうこれは香水です!!タイショーは超一流のソムリエなんですよ!!武具屋よりもホントは香水屋さんがやりたかったみたいなんです!!夢を諦めきれず目立つとこで香水も売り始めたんです!!」


 確かに看板をよく見ると小さく「香水作ります。」と書いてある。そして遠巻きにビビりながら店の様子を伺う淑女もその辺にいた。


「香水…香水なのはわかりましたが、依頼の話をするだけなのにそこまでの高級なものが必要なんですか?」


「フフフ……必要なんですよそれが!!まあ契約の話は私に任せてください!!悪いようにはしませんから!!あっはっはっは!!」


 チェルヴォニさんに任せたら悪いようにしかならない気がする…………それにしてもわざわざこんな高い香水を買う必要がある相手なんてどんな依頼主なんだろう?女の子限定って言うにはてっきり男嫌いの静かな女の子みたいな人を想像してたけどそういう人相手に香水っていうのも…一体どんな人なんだろう…………

感想はとっっっても嬉しいです!!ぜひください!!!!感想じゃなくってもワンでもニャーでも良いのでぜひコメントください!

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