表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
17/21

我酒の海を漕ぎ出せり

お久しぶりです!今日からまた書きます。

 チェルボニさんもシアもお裂けにはかなり強いようでかなり呑んでいるのにそこまで酔っている様子はなかった。


「フフフ、依頼の話もまとまりましたし今夜どうですか?夜の指南をしてあげますよ!」


 酔ってた。チェルボニさんは気が大きくなっているみたいだ。


「申し訳ない…結婚前にそういうことはできないんだ…」


「じゃあ結婚しましょう!」


「チェルボニさんがSランクの冒険者になったら考えますよ。」


シアはまったく酔ってない、酒強すぎ…


「私よりもランクが下なのによく言いますね!やってやりますよ!見ててくださいね!そしたらアヤちゃんも貰っていればいいですよね?!」


「え?うぅ…あぁ…」


 唐突に話を振られてびっくりしてしまったのもあるけどさっき吐いたのもあって適当な返事になってしまった。

 現実のお酒に弱い少女は酔ったらふにゃふにゃかわいくなるなんてことはなくとりあえず吐くということがわかった。

 一度吐くとまあまあスッキリするもので、シア曰く吐けばそのうち強くなるらしい。


「あはは、アヤはだいぶやられてるね…酒に酔わなくなる魔法なんてのも世界のどこかにはあるらしいなんて噂もあるけどね、旅をしてればそのうちみつかるかも」


「ああ!知ってますその魔法!!西のラテヘンの女人衆が使うんですよ!!いやぁ、ラテヘンに行ったときにやたらカワイイ娘と相席したと思ったらその娘やたら呑むんですよ〜!!こりゃお持ち帰ろうと思ってたら向こうは全然酔わないし気づいたらお金全部スラれてましたよ!!あれは女人衆に魔法使われちゃいましたね〜!参っちゃいましたよ!」


「ええ!ラテヘンに行ったことがあるんですか!あそこは一度は行ってみたくて…」


 二人は西の方の話で盛り上がっているが、私聞いてしまった…酔わなくなる魔法があるということを…魔法があるならば魔導書もあるはず!小さい声で「オッケー○ーグル、お酒、酔わない、魔法で検索。」


調べた結果

・『オジッサの酔い止め魔法』

・『女人衆秘伝書七十二』

・『酒の精霊の呼び方』

・『ドンゴラギッコ流、飲酒』

etc…


などと出てきた…この中で気になるのはもちろん話に出てきた女人衆?の魔法だ。オジッサはなんかウザいので却下、酒の精霊もちょっと気になる。


『女人衆秘伝書七十二』

分類:魔導書

年代:未公開

作者:未公開

説明:酒は飲んでも呑まれるな。男は乗っても乗られるな。これを使う時、あなたは一切酒に酔わなくなる。使いどころを誤らないように。


 まさに私が求めていた魔法である………しかもこれ…試してみた感じ魔力の使用量がめちゃめちゃ少ない、魔力を込めたらすぐスタンバイした感じ。とりあえず使ってみる。魔力を魔導書に込めて、魔法を作って、自分にドン。


 一気に頭の中が冴えるような、覚めるような、冷めるような、非常に意識が透き通ったように感じる。これは完全に素面になった。酒って徐々に酔うのでどっから酔ってるかわかんないけど、こうも一気に覚めると凄い。試しにまだ8割近く残ってる私のりんご酒(まだ2杯目)をイッキのみしてみる。


「ちょっと!アヤ、そんなことして大丈夫?!」


 私の狂行に気づいたシアが止めにかかる、が、無視して飲み干す。


「大丈夫になった。私は最強になった。ドンドン酒もってこい!!この調子乗ったCランク冒険者を破産させてやる!!」


「ヒューヒュー!誰だか知らねえがいい飲みっぷりだ!やっちまえ!」

「いいね〜〜!!冒険者はそうでなくっちゃな〜〜!」


 周りの冒険者もだいぶ場が温まっていたようでノッて来た。格式高いたち振る舞いのマスターも黙認なので結局はそういうノリになる店なのだろう。


「いいでしょう!!!受けて立ちます!!!飲み比べ勝負ですよ!!!潰し合いです!!!マスター!決闘!」


「あいよ」


 シアがマスターに声をかけるとこれまでのコップより二周りも大きいコップになみなみと注がれた酒が出された。


「ウヒョ〜!どっちも頑張れ〜!死ぬんじゃねえぞ〜!ガハハ」

「いけ〜〜二人ともいい飲みっぷりだ〜!!」


 次々と酒が出されるので飲み干して行く、魔法をつかっているので当たり前だけどまったく酔わない。






 飲んだ杯数をそろそろ数えるのも面倒くさくなってきた頃。


「ウゥ…ウプ…ま、参りました…すびばせんでぢた…」


 私は勝った、まあチェルヴォニさんに勝ち目は最初から無かったんけど。


「アヤちゃん、か?お疲れ様、良い戦いだった。ホラ、オイ、チェルヴォニ、しっかりしろ。コレ、代金な」


 マスターの見せた木版には金額が書いてあった。


 チェルヴォニさんはそれを見てそのまま気絶した。

ニャーでもワンでもなんでもいいのでぜひコメントをください、貴方のそのコメントがすごく力になります。ニャーでもワンでもそれだけでとても嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ