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受付
思い通りにならないカラダをひきずって、私はよたよた建物のなかを歩いた。見覚えのある曲がり角から顔をだすと、そこはひろいひろい玄関ホールだった。
見れば、入り口の近くに椅子がびっしりあって、誰もいなかった。奥には椅子が並んでいたけれど、手前にはまぶしい光がいすわっている。
光のなかに、看護師さんが二人いた。二人とも不機嫌そうな顔で、少しうえを見ると、そこには大きな文字で『受付』と書かれている。来る人なんかいないのに、と心のどこかで思った。
看護師さんのお話が聞こえてくる。
「そう言えば、昨日の子はもう大丈夫なんですか?」
まだ肌のつるりとした看護師さんが、もう一人のずっしりした看護師さんに聞いた。
「大丈夫よ。もうぐっすり寝てる頃だし、きっといい夢を見てるはずだわ」
ずっしりした看護師さんがそう言うと、二人はもうしゃべらなかった。二人でいるのに、もったいないな、と思った。
私は二人の遠くをとおって、階段がある方へと歩きだす。そのあと、緑の光が照らすドアを開いて、上を目指すことにした。
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次回は明日、10月15日の午前中に更新予定です。




