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新たな舞台

ようやく都市に入れたので私は村長や村の鍛冶屋のおっちゃんと話す。


 自分はこの都市に残ろうと思う。だから村長やおっちゃん達が村に帰るとしても村には帰らない。…と。


 村長「そうか…。ユスラがそう決めたのならしょうがないな。ここでも頑張るんだぞ。」


 鍛治「たまには『ゲンカイトチ』に顔見せてくれよ。

 都市に嫌気が刺したらいつでも帰ってきても良いからな。俺たちは待ってるぞ!」


 2人からその言葉を貰った。そして私は村の人達と別れたのだった。


 乗せてた荷物を空にしてリアカーにリュックに入れてた毛布を敷いてラクスを呼ぶ。ラクスはリアカーに飛び乗って寝転んだ。


 そして最初に都市のギルドへと向かう。ラクスにリアカーを守ってもらってギルドに入る。掲示板を見るとクエストの報酬部分にゴールドが追加されていた。前回とは違う部分もあった。


 〈石10個 ゴールド5枚、信用ポイント5〉

 〈丸太5本 ゴールド10枚、信用ポイント10〉

 〈野生動物の肉なんでも20個 ゴールド15枚、信用ポイント15〉

 〈蜘蛛の糸10本 ゴールド20枚、信用ポイント20〉

 〈鹿のツノ6本 ゴールド10枚、信用ポイント5〉


 とりあえず久々のダンジョンなので、石のクエストを受ける。


 そして近くのダンジョンの場所を聞いて向かう。


 そしてダンジョンに入場。すぐに岩場に行く。


 岩場に着いてすぐに採掘できるポイントを掘る。


『石10個、鉄鉱石1個』


 おっ、鉄鉱石。低確率で岩場で出るって話はベータ版の時からあったけど、本当だったんだ。初めての都市生活の駆け出しとしては良い感じかもね。


 そしてそのまま鉱山に侵入。大型剪定鋏を作るために鉄鉱石を集めに行く。

 材料の鉄のインゴットは鉄鉱石を焼けば作れる。大型剪定鋏には鉄のインゴットが2つ必要なのでもう一つを採りに行く。


 そして鉱山内を掘りまくって、ツルハシが壊れたので一旦帰るために鉱山の出口に向かう。


『石13個、鉄鉱石1個』


 なんとか必要な鉄鉱石をゲットできた。それにしても少ない。次のグレードのツルハシには鉄鉱石が3つ必要なのに…。

 まぁ仕方がないか。粗悪なツルハシを何本も持っていけば次のグレードのツルハシを作れる。


 とりあえず帰ろう。特にトラブルも無く鉱山から出れたので寄り道もせずにダンジョンから出る。


 とりあえずギルドでクエスト達成報告。石を10個渡す。

 その場で新たに受けて2度目のクエスト報告出来るらしいので、もう一度石のクエストを受けて、もう10個渡す。

 これでゴールドは10ゴールド、信用ポイントは10ポイントゲットした。


 次に鍛冶屋に向かう。都市は広いので鍛冶屋は1店舗だけでは無い。何店舗もある。

 鍛冶屋だけじゃ無い。都市部は広く人口も多いので、ダンジョンやギルドの数も村や街に比べて多い。

 私が居た村でもダンジョンは5つだったから。その5倍はある。多いね。

 これらの情報はギルドで無料配布されている都市部の地図で知った。


 だから近くの鍛冶屋に向かう。その道中で噴水が目印とされる街の中央が見えてくる。


 噴水には沢山のvtuber達が、大きな牢屋に噴水ごと閉じ込められている。

 牢屋と言ってもそれはこの都市の支配者である魔王様の結界である。

 都市の支配者が囲う結界、vtuber程度じゃ壊れないだろう。


 その証拠に現在vtuber達は見せ物になっている。

 結界を叩き、蹴り、縋り付いている。しかし結果にはヒビ1つも入らない。

 その事実に泣き喚き、崩れ落ち、座り込んでいる。


 そして都市の住民達はそれを冷たい目で見ている。

 理由は支援品が来るのが遅れた理由がvtuber達である事を知っているからと、霧が無くなった日にデモで城に侵入した事件があったらしい。


 なのでこの状態で放置。私はvtuber達を助けない。だってそんな義理無いもん。むしろ都市に入る前の待機時にお前らの仲間の1人に荒らされた。

 今の私のvtuberに対する信用ポイントはマイナスを突き抜けてる。それは住民も同じだろう。


 だから私達一般プレイヤーも住民NPCも助けない。


 vtuber達を無視して進み鍛冶屋へ着く。


 都市の鍛冶屋のおっちゃんに粗悪なツルハシと大型剪定鋏の作成依頼する。


 ちなみに鉄鉱石は鍛冶屋に持っていけば、熱して鉄インゴットに変えてくれる。


 都鍛治「あいよ!おっ嬢ちゃん、もしかしてあの牢屋に閉じ込められてる奴等と一緒の『霧を払う者達』か?

 なんだ…まともな奴も居るじゃねぇか。

 それにここだけの話、『霧を払う者達』で嬢ちゃんが初めての鍛治利用客だぜ。

『霧を払う者達』にはぶいちゅうば?って奴らが多かったらしいんだが、そいつらは一度入ったきりで2度と来なくなりやがった。

 なんなら武器すら買わずに出て行く奴も多かったしな。ケチな奴らだぜ!」


 メチャクチャ都市の鍛冶屋のおっちゃんが愚痴吐いてる。それぐらいvtuber達が酷かったのだろう。


 そう話していると、『粗悪なツルハシ』と『大型剪定鋏』が完成する。


 都鍛治「ほら、できたぞ。それにしても大型剪定鋏か、これ設計図だよな。良いなぁ村の奴は設計図を俺よりも早く見れたのか。俺も一度は生で見たいもんだぜ。」


 へ〜、都市ではまだ設計図出てないんだ。

 まぁあの有様だったらしょうがないかもね。


 作ってくれたお礼を言って鍛冶屋から出る。

 

 そして遊びすぎたから寝ようと思い、ラクスにリアカーを任せてログアウトした。

 そして現実で眠った。

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