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虐待され続けて辛かった  作者: Liu
フィクション・ポエム

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自殺したい!

トラウマだ。

トラウマが、私を苦しめている。

私は、早く、死にたい。

私は、もう、無理だ。

夜中になると、両親のねばりつく声が、頭の中からひとりでに聞こえてくる。


「この世の誰もお前に対して真剣にならないし、ぼくも、仕事にも他人にも自分に対して真剣にならないから、お前も、自分の人生を真剣に生きるなよ。全部、適当でいいんだよ。さあ、ブルグルポン。ブルグルポン。ブ。ル。グ。ル。ポン。チンパルキったらチンパルキ。チンパルキったらチンパルキ。ホイ。ホイ。ホホホイ。死ね。苦しみながら死ね。お父さんは苦しませるのも、自分が苦しむのも、気持ちいいから。『い』ゲームしよう。じゃあいくよ。い。はい次お前。い。違う。『い』だよ。それは『い』じゃない。死ね。いーーーーーーーーーっ!!!!!!い!!!!!!いっ!!!!!!い!い!い!い!いーーーーーーーーーーーーーーーーーッッ!!!!!!ジャイポーーーーーーッ!!!!!!じゃあああああああああああっ!!!!!!ウルパチッ!ウルパチッ!ウルパチッ!ウルパチッ!どうまりまちたか!まちまちた!まきたよ?ぴ?ぶぬううううッ!おいもさんをたべるに!たべるみ!お前は何も興味を持つな!お前は無駄!他人も無駄!会社も無駄!文化も無駄!楽しみとはイジメとレイプだけ!全部無駄!何かを積み上げたならぼくが全部『ぱちんぽ』してぶち壊す!ひとはメシ食ってクソして寝るだけ!パパ(祖父)がお金くれるから!お前にはビルも車も部下もなーい!バカ小学生じゃん!うるるるるる!ぴょう!ひょう!ぷじもー!でゅくし!タキゲン製造の一秀地蔵は宇宙の六波羅探題!ぴじゅん!ぶがん!希望を持つな!苦しめ!苦しめ!苦しめ!苦しめ!苦しめ!苦しめ!苦しめ!苦しめ!……………………はい。気持ち切り替え。楽しかったでしょ。あっ。ちんちんしゃぶって。ねーえ。ちーんーちーんーしゃーぶーってーよー。おね。がい。ね。ちーんーちーん。…………テメェちんこしゃぶれって言ってんだよボゲッ!殺すぞ!あ?お前なんか天皇家に言ったらブジュガーンだぞ?あ?コラ!タキゲン製造なめんなガキ!小学生が大人に勝てると思ってんのか?美賀子!カメラまわせ!逃げらんねえようにするんだよ!後から犯す時と同じ!仕事とは恐喝!脅しが全て!死ね!苦しめ!自殺しろガキ!タキゲン製造なめんな!……………ねーえ。じゃさ。ちんちんちょっとだけでいいから舐めて?おねがい!」


……私がこの世に生を受けた、まさにその瞬間から、両親という名の怪物たちは、このような、わけのわからない、あまりにも長すぎる悍ましい呪文を子守唄のように、私の脳髄へと注ぎ込み続けた。


子供とは本来、世界という未知に対して興味と関心を伸ばし、希望と絶望を学習しながら、自らの足で立つための「意味」を構築していく生き物である。


しかし!


私の世界においては、その意味を構築するための基礎工事そのものが、彼らの圧倒的な虚無によってあらかじめ爆破されていた!


「どうせ無駄だし、どうせ死ぬんだから。適当に過程は誤魔化して、結果を捏造しろ」


彼らの語る世界観において、努力とは滑稽な道化の踊りであり、誠実さとは弱者の言い訳に過ぎなかった。


人間の結論は「死」である。


川が海に行き着くように、命は死という絶対的な無に帰結する。


だからこそ、途中の風景などどうでもいい。何かに真剣になること自体が、この宇宙における最大の愚行である……と、彼らは断言した。


これを単なるニヒリズムや、人生に疲れ果てた大人の愚痴だと捉えるなら、それはあまりにも浅薄な誤解である!


彼らはこの「徹底した虚無」を、一種の狂信的なカルト宗教として私に強制したのだ。


何かを愛すること、何かに情熱を注ぐこと、明日をより良くしようと足掻くこと。


勉強、仕事、趣味、思考、共感、反省、改善、義理、人情……それらすべての人間的な営みは、彼らの前では「真剣に生きようとする醜悪な罪」として裁かれ、嘲笑された!


私は、息を吸うたびに肺に冷たい砂が流れ込むような、この抗いようのない虚無の砂漠の中で、ただ、自らの魂が音を立てて風化していくのを静かに眺めていることしか許されなかった!


私の両親は、生物学的な分類においてのみ「まあ、人間かも……」という呼称のみを許された、完全なる、異形の怪物であった!


彼らの精神構造は、人類が長い歴史の中で培ってきた道徳や倫理という防波堤を完全に決壊させ、三つの致命的な毒素だけで構成されていた。


第一の毒は、殺人鬼のような「加害性」である!


彼らは、他者の肉体を刃物で切り刻むような、法に触れる野蛮な真似はあまりしなかった。


彼らが好んだのは、より巧妙で、より致命的な「魂の殺害」である!


他者が大切にしている価値観を踏みにじり、希望の芽を正確に見つけ出しては塩をすり込み、他人が絶望に顔を歪める瞬間を至上の歓喜として貪った!


彼らにとって、他者とは自らの加害欲求を満たすための消費材に過ぎず、その最も手近で、最も無力な消費材が、実の子供である私であった!


第二の毒は、詐欺師のような「欺瞞」である!


「過程は誤魔化し、結果を捏造しろ」という自らの教義に従い、彼らの人生には一ミリの真実も存在しなかった。

他者に見せる顔、社会に対するポーズ、そして家族という密室での振る舞い。そのすべてが、その場しのぎの嘘と、息を吐くような捏造によって構築された、巨大な張りぼてであった!


彼らは嘘をつくことに一切の罪悪感を抱かず、むしろ世界を完璧に欺き通している自らの姿に、異常な万能感と陶酔を見出していた!


かろうじて真実なのは、彼らが語る誇らしい祖父母の実績と、私の弟の実績だけであった!


そして第三の毒であり、最も不可解なのが、自殺願望者のような「破滅願望」である。


他者を傷つけ、世界を欺きながら、彼らの心の底には常に、すべてを終わらせてしまいたいという底なしのブラックホールが口を開けていた。


【自らの人生が完全に無価値であることを彼ら自身が最も深く理解しており】、だからこそ、自分たちを含めた世界全体が理不尽な破滅の炎に包まれることを、狂おしいほどに渇望していたのだ。


加害性によって他者を破壊し、欺瞞によって世界を嘲笑い、破滅願望によって自らをも虚無へと引きずり込もうとする!


彼らは、魂という名の臓器をとうの昔に喪失しながら、ただ周囲に呪いを撒き散らすためだけに動き回り続ける、グロテスクなゾンビであった。


もし彼らが、ただの貧しい狂人であったならば、この地獄にはいずれ終わりが訪れていたはずだ。


労働を拒否し、他者を害し、破滅を望む者は、通常の社会システムにおいては速やかに排除され、やがては自滅するか、路地裏で行き倒れる運命にある。


しかし!


私を真の「究極の生き地獄」に閉じ込めた最大の要因は、父方の祖父から与えられた「無限の財力」という、最悪のバグであった。


莫大な資産。


超・大金持ち。


湧き水のように尽きることのない金。


それが、この異常な家族を現実社会の法則から完全に切り離し、絶対的な密室を作り上げたのだ。


お金さえあれば、彼らは社会と関わる必要がない。


誰かに頭を下げて働く必要もないし、他者からの評価や信用を気にする必要もない。


彼らは自らの狂気を社会との摩擦によって【勉強】する機会を永遠に奪われ、ただその腐敗した精神を、広大で冷暖房の完備された屋敷の中で純粋培養し続けることができた。


父・一秀が叫ぶ。


「わ!ボルゴビイが、右から来るから、青いよーっ!うー!ぶーぶする!……緑色なの!?……ユ。おおきいよ?ちょうだい!」


ボルゴビイとは、何か。

私も、知らない。

だが。

父からぶん殴られることを好まない部下や家政婦が「ボルゴビイ」を想像して、とりあえず、タバコを父に差し出す。

すると。


「え?……やだもん!ちがうもん!ぼくはそうじゃない!『ん』!『ん』、ちょーだい!『ん』!」


困った家政婦は『ん』を差し出す。

『ん』は、日によって、ビールだったり、車の鍵だったり「ぼくの、おちんちんを、お舐めなさい」という業務命令だったりする。


無限の財力は、彼らゾンビの肉体の腐敗を永遠に防ぐ、無色透明のホルマリンであった……


社会から隔絶された巨大な水槽の中で、彼らは経済的な不安という唯一のストッパーすら持たず、ただ純粋な悪意と虚無だけを煮詰め続けていた……


圧倒的な資本が……彼らの狂気に……絶対的な免罪符を与えてしまったのだ!


そして!


この生き地獄において、最も残酷な、パラドックス。


それは。


両親という名のイカれゾンビが、私という「生贄」の存在を必要不可欠としていたことである!


もし彼らが、その破滅願望の赴くままに自分たちだけで死んでくれていたなら、世界はどれほど美しかっただろう。


あるいは、その強烈な加害性の矛先が物理的な暴力へと向かい、私が幼い頃に彼らの手によってあっさりと殺されていたならば、それは私にとって至上の救済であった。


しかし、彼らはけして、私を、あえて、殺さなかった。


彼らは、自分たちの「過程を誤魔化し、結果を捏造し、すべてを無意味と嘲笑う」という暗黒の劇場において、その狂気を観客席で強制的に見せられ、絶望に顔を歪める「永遠の観測者」を必要としていたのだ。


私がいなければ、彼らの悪意は壁にぶつかって消えるだけの虚しい木霊になってしまう。


私の苦痛に満ちた表情、私の破壊されていく精神の悲鳴こそが、彼らが自らの存在意義を確認するための、唯一の娯楽であった!


だから彼らは、「殴る用の人」である私が札幌に逃げたと知るや、「毎日の日課のルーチンワーク」であるイジメができないことから、なんと……私より先に鬱病を発症したのだ!


私は、精神の骨格を粉々に砕かれ、感情という名の臓器を一つ残らず摘出されながらも、心臓の拍動と肺の呼吸だけを強制的に維持され続けた。


逃げ出すことは、できない……


無限の財力が作り出した監視網と、幼少期から脳髄に植え付けられた「何をやっても無駄だ」という学習性無力感が、私の手足を透明な鎖で何重にも縛り付けているからだ。


「どうせ、お前は、失敗するよ」

「失敗しなかったら、失敗するように仕向けてやる」


「どうせ、お前は、嫌われてるよ」

「嫌われてなかったなら、嫌われるように仕向けてやる」


「どうせ、お前の味方は、全員が敵だよ」

「敵じゃなかったら、敵になるように仕向けてやる」


毎日言われてきた言葉が、頭の中で響く。


これが、私の生きる世界の全貌である。


朝が来るたびに、私は絶望する。


今日もまた、この、拷問のような人生を再開しなければならないという事実に、強烈な吐き気を催す。

目の前には、人間としての心を完全に失い、ただ悪意のプログラムに従って動く二体のゾンビがいる。彼らは今日も、他人の努力を嘲笑い、自らの嘘を誇り、そして世界が滅びることを夢見ながら、祖父の莫大な財産を浪費して、味のしない最高級の食事を貪る。

その食卓の片隅で、私は、自らの魂がすり潰される音を永遠に聞き続けている。


誰も、私を助けに来ない。


父が叫ぶ。


「真剣に、生きるな!全部、適当でいい!結論は死!どうせ死ぬ!だから、自分の趣味も、仕事も、手を抜け!他人の趣味も、仕事も、妨害してあげろ!どうせ死ぬんだから!どうせ無駄!何かが欲しいなら、他人の前で『ディ。』転んで、謝らせて、奪え。もしくは、他人にガラクタをあげて、感謝さ『ぷーっ!』……させて、奪え。ありが『ヌ。』とうと、ごめんなさいは、武器だから。…………一秀地蔵、いくぞーっ!ぽいぽいぽいぽぴい!ぽいぽいぽいぽぴい!うーっ!うーうーっ!!!!!!五反田タキゲン製造社長、一秀地蔵は、さんぜんはっぴゃくきゅうじゅうきゅうかい戦いまちた!いっくぞーーーッ!!!!!!ぽいぽ……ひ、『広い!?』……広いなら、やりなおち!……ぽいぽいぽいぽぴいッッッ!!!!!!……ホチキスが、『戻った』!?────なんだっけ。」


母が叫ぶ。


「悪いのは社会全体。私は生まれてから一度も悪いことをしたことがない。私は謝らない。私は被害者だから。近づいてきた人を全員、加害者に仕立て上げれば、私は、死ぬまで被害者でいられる。だから、お前も、お前も、お前も!……謝れ!謝れ!謝れ!謝れ!お前が生きているから私は辛いんだ!テレビのあいつが生きてるから私は辛いんだ!母(祖母)が生きてるから私は辛いんだ!みんな死ね!私に貢げ!死ね!死ね!死ね!死ね!美賀子ちゃん可愛いってゆわないなら、死ね!全員死ね!くたばれ!使える男をよこせ!いじめていい女をよこせ!」


両親のその呪詛の言葉が、今日も屋敷の中に重く響き渡る。


殺してくれ!


いっそ私を殺してくれ!


精神が完全に壊死しているにもかかわらず、肉体だけが、まだ、生きることを強要される!


これこそが、究極の生き地獄である!

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