集団リンチ!暴力に沈む私!
ほぼ事実の羅列
正義とは、何か。
この問いに対する明確な答えなど、この悍ましい世界には存在しない。あるのはただ、その瞬間にどちらの暴力がより「大義」という名の衣装を上手く着こなしているかという、極めて相対的で、吐き気を催すほどの欺瞞だけである。
私はその日、とある男を半殺しにした!
怒りに任せて殴ったのではない。極めて冷静に、相手の肉体を破壊し、苦痛を与え、生命活動の停止の一歩手前まで追い込むことを目的とした、純粋な「暴力の執行」であった。男の顔面は原形を留めず、床は赤黒い血と吐瀉物で海のように塗れていた。誰が見ても、異常な光景である。猟奇的な殺人未遂現場そのものであった。
しかし!
駆けつけた警察官たちは、血まみれの私に手錠をかけることはなかった。彼らは凄惨な現場を一瞥し、そして私を逮捕しなかったのである。何故か。それは、その狂気と血の匂いが充満する空間において、私が「正しかった」からである。法という薄っぺらなルールの外側で、私が圧倒的な正義を体現していたからに他ならない。
事の始まりは、ある行方不明事件の依頼であった。
被害者は、まだランドセルを背負うような年齢の小さな子供である。本来であれば、一秒でも早く警察組織という巨大な機構を動かし、全土に網を張るべき事案である。警察の捜査網と機動力をもってすれば、この程度の事件、瞬く間に解決の糸口を見出せたはずなのだ。
だが!
その子の両親は警察を呼ばなかった。彼らが頼ったのは、薄暗い事務所でその日暮らしをしている、一人の哀れな探偵、この私であった。
理由は、単純にして……おぞましい。
世間体である。
そして、見栄である。
彼らは、自らの血を分けた子供の命よりも、一族の名誉や、ご近所の噂話、あるいは自身の社会的地位に傷がつくことを何よりも恐れたのである。子供が消えたという事実が公になれば、自分たちの教育方針が問われる。スキャンダルとして消費される。それが嫌だから、金で解決できる日陰の存在に依頼を持ち込んだのだ。豪華な調度品に囲まれた豪邸のリビングで、高級な紅茶の香りに包まれながら、彼らは涙一つ流さずに私に札束を積んだ。
「どうか、秘密裏にお願いします。騒ぎにはしたくないのです」
私は札束を受け取りながら、彼らの腹の底に渦巻く冷たい虚栄心に吐き気を覚えた。しかし、仕事は仕事である。私は依頼を引き受け、暗い都市の底へと潜っていった。
捜査の具体的な過程や、あらましをここに詳細に記すことはできない。なぜなら、この事件の背後には、要人や人種など、極めて複雑で触れてはならない闇が蜘蛛の巣のように張り巡らされていたからである。少しでもその糸に触れれば、私のような木端微塵の探偵など、明日の朝には港の底に沈められている。
この社会は、権力と金が結びついた巨大な怪物であり、私が見たのはその怪物のほんの指先に過ぎない!
泥水をすすり、暗闇を這いつくばるような捜査の末、私はついに犯人の居場所を突き止め、隠れ家へと踏み込んだ!
そこで私が見たものは、言葉では表現しきれないほどの、純粋な……「破滅」であった!
探していた少年は、部屋の片隅にうずくまっていた!
外傷は、なかった。
切り刻まれたり、殴られたりした痕跡はない。
しかし!
彼は完全に「解体」されていた。
物理的にではない。
彼の内側にある、人間としての尊厳、感情、思考、その全てが無惨に破壊され尽くしていたのである!
少年の瞳には、光が一切なかった。虚ろで、私が声をかけても、肩を揺さぶっても、何の反応も示さない。ただ、口を半開きにして、宙の一点を見つめ続けている。何も喋れない。泣くことすらできない。
少年は、ただの、空っぽの肉の容れ物と化していた!
肉体に傷一つつけず、一人の人間の精神を徹底的に破壊し尽くす。どれほどの時間が、どれほどの残酷な手法が用いられたのか、想像するだけで全身の血が凍りつくようだった。明白な、極限の拷問が行われた痕跡が、そこにはあった。
私は直ちに少年を自らのコートで包み込み、保護した。
その時である!
部屋の奥から、のそりのそりと這い出てきた影があった。犯人の男である。
年齢は三十をとうに超えているであろうその男は、私の姿を見るなり、信じられない言葉を発した。
「や!やーーーっ!ぼくがさきにみつけたのに!」
一瞬、私は自分の耳を疑った。
なんだあ、こいつは。
その後ろに、男の、母がいた。
男は、お気に入りのおもちゃを奪われた幼児のように、地団駄を踏み、口を尖らせて駄々を捏ね出したのである。目の前で一人の人間の魂を完全に粉砕しておきながら、そこに罪悪感も、焦りも、恐怖もない。あるのはただ、「自分のものを取られた」という、身の毛もよだつような幼児性と自己中心的な欲求だけであった。
怒りという感情すら通り越し、私はただ、眼の前にいるこの生き物が、人間と同じ形をしていることが許せなかった。こいつは人間ではない。この世界に存在してはならない、純粋な悪性のバグである。
私は言葉を発しなかった。ただ、左腕に巻いていた分厚い金属製のダイバーズウォッチを外し、それを右手の拳に巻き付けた。金属の冷たい感触が、私の拳と一体化する。
そこから先は、理性をかなぐり捨てた、一方的な破壊行為であった。
「ぼくのなのに……」
男が再び何かを口走ろうとした瞬間、私は時計を巻いた拳を、男の鼻柱に全力で叩き込んだ。骨が砕ける鈍い音と同時に、男の顔面から鮮血が噴き出した。男が悲鳴を上げて床に倒れ込む。私は一切の容赦なく、その上に馬乗りになり、拳を振り下ろし続けた。
一撃、また一撃。金属が肉を裂き、骨を砕く。男の歯が折れ、床に散らばる。男は初めのうちは泣き叫び、私を押しのけようとしていたが、やがて防戦一方になり、ただ痙攣しながら血を吐き出すだけの肉塊へと変わっていった。私は止まらなかった。少年のあの虚ろな瞳を思い出すたびに、私の腕には無限の力が供給された。
殺してやる!
いや、殺すのは生温い!
生き地獄を与えてやる!
私は己が正義の代行者であると確信し、息も絶え絶えになる男の顔面を、執拗に、執拗に殴り続けた。
どれほどの時間が経ったのか。遠くでパトカーのサイレンが鳴り響き、やがて隠れ家の扉が蹴破られた。
突入してきた警察官たちは、時計にまみれた血を滴らせながら荒い息を吐く私と、床で血の海に沈む男、そして部屋の隅で虚ろな目をした少年を見た。
通常であれば、現行犯である。問答無用で私を取り押さえ、手錠をかける場面だ。
しかし、彼らは動かなかった!
現場の状況を一瞬で悟ったのだろう。誘拐され、破壊された少年。そして、それを為した悍ましい犯人。警察官たちは、互いに顔を見合わせた後、ゆっくりと私の傍を通り過ぎ、床に転がる犯人の男だけを乱暴に引き起こし、連行していった。
一人の年配の刑事が、私の肩をポンと叩いた。無言であった。だが、その瞳は明確にこう語っていた。「お前が正しい」と。
私は手錠をかけられることなく、夜の街へと解放された!
少年の両親は警察の介入に顔をしかめたが、私が彼らの見栄を守るための「適当な嘘」を警察に吹き込んだことで、事なきを得た。
私は夜風に吹かれながら、自分の血塗られた両手を見つめた。清々しかった。私は巨悪を打ち倒し、一人の命を救ったのだ。警察ですら私の正義を認め、私を罰しなかった。この世界にはまだ、理不尽な悪を打ち砕くための、本質的な正義が存在する。私は誇り高く、そして感謝した。
警察官、ありがとう!
この世界は、まだ見捨てたものではない……と。
だが!
その誇りも、正義への信頼も、全ては私の愚かな勘違いに過ぎなかった!
世界はそんなに美しくはない!
正義などというものは、状況と運によって見え隠れする蜃気楼であり、この世界の真の姿は、徹底的なまでに無慈悲で、不条理な「地獄」なのである!
全く正反対の出来事が起きたのは、あの凄惨な事件からしばらく経った、ある冷え込んだ夜のことであった。
私は、ネオンが毒々しく輝く繁華街の裏通りを歩いていた。冷たい風が吹き抜け、路地のあちこちには、欲望の残骸であるゴミが散乱している。
道の真ん中に、一人の男が、倒れていた。
身なりからして、どこにでもいるようなサラリーマンである。酒の匂いが周囲に充満していた。ただの酔っ払いだ。嘔吐物にまみれ、冬の冷たいアスファルトの上で、意識を失って鼾をかいている。このまま放っておけば、凍死するか、金品を剥ぎ取られるかのどちらかだろう。
私は、ため息をついた。
無視して通り過ぎるのが、この街のルールである。他人の厄介事に首を突っ込めば、ろくなことにならない。それは探偵としての経験則でもあった!
しかし、私は「お人好し」にも、彼を助けようとしてしまったのだ!あの事件で正義を執行し、警察に認められたという自負が、私の中に不必要なヒロイズムを芽生えさせていたのかもしれない。私は男の傍らにしゃがみ込み、「大丈夫すか?こんなところで寝ていたら死ぬっすよ?」と声をかけ、彼を抱き起こそうとした。
その瞬間であった!
背後から、凄まじい衝撃が私の背中を襲った。
「ゆぴっ!」
私は情けない悲鳴を上げ、前のめりに倒れ込んだ。背中に走る激痛。何が起きたのか理解する間もなく、私の脇腹に鋭い蹴りが叩き込まれた。ハイヒールの硬い踵が、私の肋骨を軋ませる。
「てめこら!ガイジ!何してん!」
甲高い、耳を劈くような女の怒声が響いた。
私が顔を上げると、そこには三人の女たちが立っていた。派手な化粧、香水のキツい匂い、そして夜の街に獲物を探しに来た肉食獣のような、ギラギラとした目をしている女の軍団であった。
彼女たちは、倒れている酔っ払いの男を囲むように立ち、私を見下ろしていた。その目は、弱者を見るような目ではない。ただ単に「邪魔なゴミ」を見る目であった。
「人助けのつもりか?いいことしましたってか?キモイキモイキモイキモイキモイ!うぜんだよ!」
一人の女が、再び私の顔面を蹴り上げた。私は口の中を切って血の味を感じながら、這いつくばった。
「やめ……私はただ、この男を……」
私が弁解しようとするのを遮るように、彼女たちは一斉に私に罵声を浴びせながら、滅多打ちにし始めた。顔を、腹を、背中を、無数の「蹴り」が容赦なく突き刺さる。
「てめさー!金にならない!」
女の一人が、私の頭を踏みつけながら叫んだ。
「そうだよ!てめえみたいな貧乏くさい奴がしゃしゃり出てくんな!うちの担当をバカにすんじゃねえ!死ねブス!」
「てめえのようなブスは見たことねえよ!気取ってんじゃねえ!バーカ!ブース!死ね!アユミ!こいつ殺しちまおう!ショウやミサキより金ねえキモイやつは、目障りなんだよ!死んじまえ!ギャハハハ!」
彼女たちの口から飛び出す言葉は、論理も何もない、ただの暴力的な罵倒の羅列であった。彼女たちは私に恨みがあるわけではない。ただ、私が「金にならない」存在であり、彼女たちの「目的」の邪魔をしたから、排除しているだけなのだ。
「死ね!死ね!死ね!顔を狙え!目を狙え!……財布取れ!財布ない?貧乏人か!金にならねえ!あっ!ショウ!ミッサッキー!あ、おじさん!こいつ殺してッ!こいつ私のスマホ盗んだの!こいつ私の財布盗んだの!……ミサキ!財布取れ!財布!」
ついにはショウなる男やミサキなる女も現れ、さらには関係ないおっさん軍団も現れ、私は、滅多うちにされた。
半殺し。
「こいつ埋めようぜ!燃やせ燃やせ!」
「自殺しろ、ガイジ!キッショ!」
「財布取れ財布!殺せ殺せ!……きゃっ!?抵抗してんじゃねえよ!殺せ!」
呪詛のような言葉と共に、雨あられと降り注ぐ蹴り。私は反撃する余裕もなく、ただ頭を抱えてうずくまるしかなかった。あの犯人の男を半殺しにした時のような力は、微塵も湧いてこなかった。圧倒的な理不尽の前に、私の精神は急激に萎縮していった。
ようやく彼女たちの気が済んだのか、暴力の嵐が止んだ。私は全身の痛みに呻きながら、薄れゆく意識の中で彼女たちの行動を見ていた。
女軍団は、倒れている酔っ払いの男を取り囲み、突然、声を甘くして演技を始めたのだ。
「ああ、大丈夫です?ひどい!誰かにやられたんですかぁ?あ!このキモイブスのせいだ!ディヒヒヒヒ!」
「かわいそ!あーしたちが介抱してあげますからねぇ!財布取れ!」
彼女たちは、意識のない男の顔を撫で、わざとらしく心配する素振りを見せた。その声は周囲の通行人によく響くように、意図的に大きく発せられていた。
全ては、罠だったのだ!
彼女たちは、この倒れている酔っ払いの男を「撒き餌」として使っていたのである。男を介抱する優しい女たち。その姿をアピールすることで、周囲を通りかかる「金の匂いのする女」や、下心を抱いた「金持ちそうな男」を誘い寄せるための、悪辣なトラップ。私がそのトラップに不用意に近づき、撒き餌に触れようとしたため、彼女たちは激怒し、私を、強制的に、実力を持って排除したのである!
「てめえお前!死ね!すっこんでろ。うちらのシノギの、邪魔すんじゃ、ねえ!ゲロブス!おめえみたいなキモイ顔のブス初めて見たわ!……あ!タッケッルー!こいつに今襲われたの!殺して!こいつ殺して!」
一人の女が私に冷たい視線を投げかけ、唾を吐き捨てた。
やがて、彼女たちの目論見通り、見栄えの良いスーツを着た女が「どうしました?」と声をかけてきた。女たちは瞬時に顔色を変え、満面の笑みでその女にすり寄っていく。
「なんかあー。この人ぉ倒れててぇー。私たちだけじゃどうにもならなくてぇー。つかまじこのゲロブスが、私たちを襲ったんです!死ね!死んじまえ!」
そう言って女の腕に絡みつき、手頃な獲物を捕まえた女軍団は、酔っ払いの男を蹴り飛ばしてその場に放置したまま、夜の街のネオンの中へと消えていった。
残されたのは、意識のない酔っ払いと、血を流して冷たいアスファルトに這いつくばる私だけだった……!
全身の骨が軋み、激痛が走る。私は痛みに顔を歪めながら、視線を彷徨わせた!
そして、信じられないものを見た!
路地の入り口、電柱の陰に、一人の警官が立っていたのだ。
彼は、その場所から、事の顛末を全て見ていた。私が酔っ払いに声をかけたことも、女軍団に理不尽な暴行を受けたことも、彼女たちが私を「ブス」「死ね」と罵倒し、新たな獲物を捕まえて消えていったことも。全てを、最初から最後まで観察していたのだ!
私は、すがるような目でその警官を見た!
助けてくれ。あいつらを捕まえてくれ。わしは、あーしは、私は、何も悪いことはしていない。人助けをしようとしただけだ!
しかし、警官は動かなかった!
彼は、私の悲惨な姿を一瞥すると、まるで路傍の石ころでも見るかのように無関心な目を向け、ゆっくりと背を向けた。そして、そのまま暗い夜道へと歩き去ってしまったのである。
何故だ?
私は心の中で叫んだ。
あの時、私が少年を破壊した犯人を血祭りにあげた時、お前たちは私を咎めなかったじゃないか。私が「正しかった」から、私を見逃してくれたじゃないか。
では、今はどうだ!
人助けをしようとして、理不尽な暴力を受けた私は「間違っている」というのか?
女たちを捕まえることもせず、血を流す私を助けることもせず、ただ見捨てるのが、お前たちの正義なのか?
答えは、あまりにも残酷で、明白であった!
警察にとって!いや!この社会にとって、「正しい」か「間違っている」かなど、初めからどうでも良いことなのだ!
あの事件の時、彼らが私を逮捕しなかったのは、私が正義だったからではない。犯人の男が社会の底辺のクズであり、それを私が処理してくれたことで、面倒な手続きやセンシティブな問題から逃れることができたからだ。「手間が省けた」だけのことなのだ。
そして今、警官が私を助けなかったのも、全く同じ理由である。夜の繁華街で起きる底辺同士の諍いなど、日常茶飯事である。酔っ払いと女と、探偵の小競り合い。そんなものに介入しても、何の得もない。金にもならないし、評価にも繋がらない。ただの「面倒くさい業務」が増えるだけだ。
だから、見捨てたのだ!
私が「金にならない」から、女軍団に殴り飛ばされたのと同じように!
私が「利益にならない」から、警察は見捨てたのである!
世界は、美しい正義と邪悪な犯罪で二分されているわけではない!
力を持つ者と持たない者、利用価値のある者と無い者。そして、暴力。ただそれだけの、無機質で冷酷な法則によって回っている巨大な機械に過ぎない。
私は、口の中に溜まった血を、冷たいアスファルトの上に吐き出した。
遠くで、酔っ払いたちの歓声と、女たちの甲高い笑い声が交差している。ネオンの光が、私の血だまりを毒々しく照らしている。
私は、正義の執行者でも何でもなかった!
ただ、この巨大な機械の歯車の一つとして、都合よく利用され、都合よく捨てられただけの、滑稽なピエロだったのだ。他者を半殺しにした時も、自らが滅多打ちにされた時も、私は常にこの世界の「理不尽」という手のひらの上で踊らされていただけだった。
「死ね!死ね!死ね!」
女たちの呪いの言葉が、耳の奥で何度も反響している。
私は、軋む身体を無理やり動かし、ゆっくりと立ち上がった。誰も助けてくれない。誰も見向きもしない。この街で生き延びるためには、自らの傷は自らで舐め、この不条理を飲み込んで歩き続けるしかないのだ。
涙が、そして、夜風が、傷口を鋭く抉る。私は、痛みに顔を歪めながら、暗い路地の奥へと足を踏み出した。
この世界は、地獄である!
ソープランドで、セックスで稼ぐから、偉い!
街中で、セックスを求められるから、偉い!
大金を出して、ホストとのセックスを買うから、偉い!
弱っている人を、殴り殺す!
そこに、因果応報など存在しない!
正義も悪もない!
あるのはただ、意味のない暴力と、際限のない欲望、そしてそれらを傍観する絶対的な冷笑だけだ!
私はその地獄の底で、もう二度と「正しさ」などという幻想を抱くことはないと、血に塗れた心で誓った。ただ、この狂った世界を這いずる一匹の獣として、息絶えるその日まで、この理不尽な闇の中を歩き続けるだけだ……!




