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2人の海  作者: MILK
7/15

第7話 何で?

そして、次の日の夜


和希から「昨日はごめん」とLINEが来た。


聞きたかったのはそんな言葉じゃないんだけど。

追い打ちをかけられた


そっか。やっぱただの一夜限りの遊びやったんや。

現実を突き付けられた。





「私軽そうにみえた?」

「いや全く。俺が調子に乗ってしまっただけ」


「そか。別に気にしてないから。

リサには絶対言わんといてな」


「分かった」


冷たく返信してLINEを終わらせた。


私の短い恋も終わった。



−−−−




のはずだった。


なのに...



その次の日も、そのまた次の日も和希から

何故かLINEがくる。


「おはよう」「お疲れ〜」「仕事終わった」

「おやすみ」


などの挨拶+中身の薄い会話



ん?どーゆう心境でこれ送ってきてんの?

私、遊ばれたんじゃないの?


訳が分からなかった。



女の人との距離感バグってしまったんかな?



−−−−


和希からのLINEを無視はできない。



いつの間にか、

やり取りが日常になっていき


話が弾む日は、30〜40ターンくらい続き、

少ない日でも最低3回は来た。



好きな映画や趣味を教えてくれたり

今ハマってるスマホゲームを送ってきたり


自分の部屋の写真送りあったりした。



LINEだけを見たらカップル



今まで知らなかった和希の事が沢山知れて

嬉しかった。


遊ばれて終わった。と思ってたのに

そこからのV字回復がえぐい。


私、どんどん好きになってる。




「次、俺の髪型この中から選んで〜」

候補の写真を4枚送ってきた。



「2番」


「やよな〜これめちゃカッコイイよな〜

俺も2番がいい」


「うんカッコイイ。じゃあ私に聞かなくても2番にしたらいいやん笑」


「じゃあコレにしてくる〜似合ってたらまた見せたるわ。真子の意見は重要」


「めちゃ似合いそう。楽しみにしとく〜」


サラッと会う約束もされた。

初心者のなか上級者なのか、謎。




−−−−




私は和希が髪きりに行く日を心待ちにしてした。


あの日以来、

1度も会わずにLINEだけの関係が

1ヶ月くらい続いていた。



やっと会える。



「髪きってきたよ」

と、画像が送られてきた

「え、会って見せてくれるんじゃないんや?」


「え、写真送れる時代なんやから

写真でよくね?笑 外暑いし」


「それはそうやけど、、、」


え?そういう感じ?



私はすごく会いたかったのに。

ずっとこの日を楽しみにまってたのに。


和希は全然会う気はなかったみたい。

また、勝手に心が傷ついた。


「カッコイイやん。めちゃ似合ってる」


今まで即返信してたLINEを

少し減らした。


たまに、返さない時もあった。


私の返信が遅れると

和希は「返信ないと心配するからちゃんと返して」


と送ってくる。


LINEの中では私への好意を感じる内容もある。


「真子の手料理たべたい」

「私は特別な人にしか作らない」

「俺は特別な人じゃないん?」


え?



「今日は友達と飲みに行ってくる」

「いってらっしゃーい。女遊びはほどほどに」

「そんなんする訳ないやん。お前がおんのに」


え?


いちいちキュンとさせてくる。




いい感じのやり取りの時に

流れに乗って、軽くご飯に誘ってみたけど、

それも「忙しい。」


とあっさり断られた。



和希は、一切会おうとはしてくれない。




何なん?この関係


私、からかわれてるん?



でも、和希がこういうLINEを

誰にでも送るような子には

どうしても思えなかった。



−−−−


「私の事どう思ってる?」


1番聞きたいのに、絶対聞けない一言。

何度も、打って、消して、打って、消して

を繰り返した


髪を切った日に送ってくれた

カッコイイ写真だけで、毎日をやり過ごした。


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