第20話 幸せ
「和希、焦らなくても大丈夫。
私も和希の事、好きやから。
たぶん、和希よりももっと前から」
「え?じゃあ俺ら、両思いやん」
片思いと思って
プロポーズしてきたんや。。
逆にすごい。
「気付かんだん?笑
私、けっこう分かりやすくアピールしてたつもり
なんやけど。
でも、無視されるし、会ってくれやんし、
でも、私じゃ和希に不釣り合いやな
って思って、諦めようとしてた。
和希の家族みんなに反対されると思ってたし、
リサとも仲悪くなったらどうしよって。」
「それで、他の男いく?」
「うん。気晴らしに」
「悪い女〜笑
プロポーズ取り消そかな〜笑」
「うそ。
仁は相談乗ってくれてただけやで。
和希が仁を殴った日、
あれ、仁の作戦やったんやで。
和希の気持ちをはっきり分からせる為、
わざとイチャイチャしたり、
ムカつく事言ってくれたんやで」
「え!嘘やろ」
「本当。
仁は、和希は絶対私の事好きやで!って
励ましてくれてた。」
「ええ奴やん」
「うん。和希はまんまと騙されて、
ムカついて、仁君殴った。」
「俺、最悪やん」
「うん。何てことするんやと思った。
けど、仁には申し訳なかったけど、嬉しかった。
和希のあんな怖い姿、初めて見たから」
「俺も、あの次の日、何であんなに
ムカついたんやろって思った」
「仁のおかげやな」
「あいつにお礼言わなあかんな」
「いや。今、和希にお礼言われたら
ムカつくと思う。笑」
「そか。じゃあお前から、、、
あ、やっぱ、いつか、俺から言う」
「分かった。」
−−−−−
「座ろ」「うん」
砂がサラサラして気持ちいい。
2人で寝転がった。
「髪の毛、砂付くで」
と言って腕枕をしてくれた。
上を見上げたら、
満天の星空。
空気が澄んでいてとてもキレイに光っていた。
やっぱり、星空すき。
「幸せ」
和希の横にいると
自然とその言葉が、何度も浮かぶ。
「めちゃキレイ」
「地球が丸いのが分かるよなー」
「ほんとやな〜」
遮る物が何もなくて
真横を向いても沢山の星があるから、
丸いのがよく分かった。
「私、今日、和希とデートしてみて
思ったんやけど、、
コンビニとか、スーパーとかでも良かったかも」
「え!今日のデート不満なん?
俺、めちゃ楽しいし、
最高に幸せなんやけど」
「そういう意味じゃなくて。
和希とならどこでもいいかも。
ホームセンターでも電気屋さんでも。」
「いい意味?」
「めっちゃな。
和希となら、場所はどこでもいいって事。」
「1人で行ってこい!て言われたのに?笑」
「覚えとったんや。笑
今日ユニクロで思った。
特別な場所じゃなくても、
和希がおるだけで、全然違う場所みたいに
楽しかった。」
「だから、
結婚はちょっと急ぎすぎやけど、
結婚を前提として、
まずは、付き合おっか。」
和希が急に起き上がった
「え、俺と?付き合ってくれるん?」
「うん」
「ホントに?」
「うん」
「ウソ?」
「今、こんな感じで嘘つかんやろ。笑」
急に立ち上がって、海に向かって走りだした。
「やったーーー
真子大好きーーー」
大きくてどこまでも広い海に向かって
大声で叫んでいた。
私も、後をついて
「和希、大好きー」
と叫んだ。
「おれ、今から泳げそう」
「やめとけ!笑」
「1個だけ約束して。
もう、、、」
と和希が言ったので、
「もう、仁とは会わないよ。
ちゃんとお断りする。
和希が不安になるような事はしない。
約束する。」
と私が先に答えを言った。
「ありがと」
「私も1個だけ約束して」
「何?」
「もう、1人で考えるのはやめて。
今日みたいに話してくれてたら、
和希の事、理解できるから。
あと、難しいかもしれやんけど、
私の事、信じて。」
「うん」
あ、あと、、私を世界1大事にして
それと、」
「全然1個じゃないやん笑
お前のことなら、信じれる気がする
宇宙1大事にするから、任しとけ」
「ありがとう。
私も和希の事、宇宙一大事にする」
キレイに流れ星が流れた☆彡
2人で見て大興奮。
和希が、幸せになれますように
−−−−−
それから、また寝転んで、腕枕からの
横になって抱き合った
「幸せ。こんな日がくるなんて思ってなかった」
「私も」
「俺、こんな幸せでいいんかな。怖くなるわ」
「いいの。今まで貯めてた分が一気に来ただけ」
「俺らずっと一緒な」
「うん。ずっと一緒な」
幸せをかみしめて抱き合った
−−−−−
それからしばらく
星空を見ながら、
星について、宇宙について、
どこかの星には誰かが住んでるとか
しょーもないことを色々話した。
和希の腕枕で、このまま眠ってしまいたい。
波の音が眠気を誘う。
「あかん、寝てしまいそう。
寒くなってきたし、そろそろ行こっか」
と和希が言った。
「うん。私も寝てしまいそう。
和希暖かいから、朝まで寝れそう」
「あかん風ひく。帰るよ〜」
と言って起き上がらされた。
和希は、少し歩くたびに
「俺らカップルやんな?」
「うん」
5歩くらい進んでは
「お前、俺の女やんな?」
「うん」
「俺ら両思いやんな?」
「うん」
和希は10年ぶりの彼女という存在に
まだ実感が湧いてないみたいで、
何度も何度も嬉しそうに、確認をとってきた。
和希が立ち止まってこっちを向たので
私も和希の方を向いた
月の光がスポットライトのように
2人を照らしていた。
カップルになってから
初めてのキス。
濃厚な長いキス。
時が止まった
この世界に2人だけしかいないような感覚。
「好き」和希が甘い声で囁いた
「私も」
「もう1回」
そう言って、和希のキスが止まらなかった。
「ヤバい。おれ好きすぎる」
「私の方が好き。」
「いや、俺の方が絶対好き」
と、いい年こいて
バカップルの会話をして
何度も何度も、抱き合った。
幸せ。




