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2人の海  作者: MILK


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10/19

第10話 何で?

それから毎日ブレスレットをつけた。



太陽にかざすと、キラキラが本当にキレイで

毎日見ていても飽きなかった。


付けてるところを和希にも見せたいな〜

と思った。


最近、私達イイ感じだったし

誕生日のLINEもプレゼントも、

どうでもいい人には渡さんよな?



昨日会って気まずさもなくなったし

プレゼントのお礼もしたいし

勇気を出して私からご飯に誘ってみる事にした。



「今度、都合の良い日にご飯行こ?

プレゼントのお礼もしたいし、

ブレスレットめちゃキレイで

付けてるとこ見てほしい」


と送った。



「お礼なんていいよ〜次の俺の誕生日で。笑」


「オケ〜。そういえば和希の誕生日いつ?」


「6/11」


えーー先月やん。全然知らなかった。

たぶんやり取りはしてたのに、

言ってくれなかった。




「あと1年あるやん。それまでにご飯いこ?」


「ごめん。最近めちゃ忙しい」


「そうなんや〜じゃあまた落ち着いたらいこ」


この返事は帰ってこなかった。


無視?


なんで?


そんなに忙しい?


返信できないくらい?




そして、本当に忙しいのか分からないけど、

この日を境に、連絡がこなくなってしまった。



えぇ?なんで??

私何か悪いことした?

思い当たる事は何もない。


誕生日まですごくイイ感じやったのに。



毎日していたLINEのやり取りが急になくなり、


フラれた気分で、落ち込んだ。




これまでの和希とのやりとりを何度も何度も

見返した。



何で?

その言葉ばかりがでてくる。




でも、これ以上傷つく勇気もなくて、

連絡できなかった。




まさか、何かあったのかな?

風邪ひいたとか?




リサに聞こうかと思ったけど、怪しまれそうで

怖くて聞けない。



−−−−



あ!仕事場、見に行こ。



和希の仕事場は道路に面していて

道路から丸見えだったのを思い出した。



何かストーカーみたい。

と思いながら1度ゆっくりめに前を通り過ぎた。

和希の姿はなかった。



やっぱり休んでるんかな?ちょっと安心した。



念のためもう一度通り過ぎすぎた。

ちょっどその時、笑いながら出てきた。



・・・あ、元気そう。






分かった事は、


返信できない。じゃなくて、自分の意思で

返信してこない。という事実。




何で?


もう何が何だか分からなくて

モヤモヤして



どうしようもなくなくなった私は

携帯の占いサイトに課金して

和希との相性を占った。



TikTokに流れてくるタロット占いの個人鑑定もやった。

九星気学、六星占術、四柱推命、姓名判断など

目についた占いも全部みたいけど、


やっぱり

和希の事は分からなかった。



ただ、結構な確率で「変った人」

「何を考えているか分からない」

「周りに理解されにくい」と書いてあった。



思えば、リサも、お母さんも

子供の頃から口ぐせのように言ってる。

「あんたはホントに変った子やな〜」って。



本当に変った子

という証明はできた。



−−−−



連絡がなくなって1週間。


たった1週間。

されど1週間。


1週間をこんなに長く感じた事はない。



ついに我慢ができなくなって


「私、何かした?」

と送った。


「え?何が?」

と返ってきた。



何が?じゃないやろ。

ちょっとイラっとした。



「じゃあ何で、最近連絡くれやんの?」

と勇気を出して入れてみた



けど、その返信はなかった。



面倒くさい女。って思われた?


勇気出さんだら良かった。

と後悔が押し寄せた。



終わった、、、


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