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第81話 ルーマニア人①

次の日

ワイらは目的地のブザウに向けて飛び立った

途中、カルパチア山脈を越えねばならなかった

山脈は壮大で

青空にそびえる連峰はどんな名画よりも素晴らしかった


そのカルパチア山脈を越え飛行場へ向かう途中

信じられない光景が目の前に広がっていた


ε=ε=ヾ(;゜Д゜)ノヾ(;゜Д゜)ノヾ(;゜Д゜)ノ「逃げろー」

ε=ε=ヾ(;゜Д゜)ノヾ(;゜Д゜)ノヾ(;゜Д゜)ノ「逃げろー」


ルーマニア人の大群が道路を埋め尽くし逃走していた

その中にドイツ軍らしき姿は一人も見つけられなかった


ワイは目を凝らし遠方を見た

雪崩のように押し寄せてくるソ連軍を

まるでか細い防波堤のようなドイツ軍が辛うじて侵入を阻止していた


彡(●)(●)「ルーマニア人の根性なしのクソカス共が!!」

ワイの怒りは有頂天を貫いた

自らの国を自分たちで守ろうとせず

同盟国のドイツにだけ戦わせ、自分たちはさっさと逃げる

こんなふざけた話があるかい!!


………………でも、今はあいつらの相手をしとる場合ではない

いち早く前線で戦っている味方のもとに駆けつけてやらな

ワイらは飛行場へ着陸し、補給をすませ、次々と飛んだ


ひゅーん●~*ドカーン!!ひゅーん●~*ドカーン!!


爆弾を投下すれば敵の大軍にはクレーターのように穴が空いた

だが、まるで濁流が押し寄せるように

その穴には後続の兵が群がりすぐに塞がった

戦果を上げれば上げるほど虚しさが襲ってきた


彡;(●)(●)「まるできりがない………」

(; ゜∋゜)「ソ連軍だけでない………アメリカの車両も混じっている」


ソ連とアメリカという二つの大国が手を組んだことで

数による暴力がどれほどの脅威であるかを我々は学ばなければならなかった


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