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お前の愛で世界がヤバい

鳴潮みんなやろう!今回のストーリーも最高だったね!

「・・・り」


 「・・うり」


 「優理!」


 「ん・・・」


うるさぁ・・・んなに?


 「おい!起きろ!大変なことになってるぞ!」


 「んん・・・」


ねむい・・・んん、あと五分・・・


 「ええい!よくこの状況で寝ていられるな!鈍感なのか神経が図太いのか・・」


 「お き ろ ! ! !」


 「るぅさ!」


え?なに?なんでコイツは私の体のなかで叫んでるの?


マジで女神にミュート機能つけてもらうかしら。


 「てか、何?魔物でも出た?」


部屋の灯りのリモコンを探そうと定位置を探るがどこにもない。


 「あれ、どこやったっけ・・・真っ暗で何も見えない。クリカラ、あなた発光できないの?」


 「剣に求める機能じゃないだろ。そんな魔法があった様な気が、するがおぼえておらん」


この剣ったらうるさい以外に何か機能はないのかしら?


 「とにかく、落ち着いて聞け」


 「・・・」


 「今、優理はカレンに監禁されている!」


 「・・・」


 「・・・優理?」


 「・・・ZZZ」


 「寝るなぁああ!!!」


 「あ、何すんのよ・・・私、太陽の光浴びないと体が起きないのよ・・・」


 「そういえば、毎回窓の側に立って陽を浴びていたな。朝、弱いのか」


 「低血圧ってわけじゃないんだけどね・・・」


 「寝坊助なだけか」


 「そんな感じ、ん?あれ、私昨日何してたっけ?カレンと遊んだ後から記憶ないけど」


 「やっと本題だな。優理は今」


クリカラが言葉を続けようとした時光が入ってきた、窓からじゃない開けられたドアによってだ。


ドアを開けたのは眩い金髪を持つ私の友達、カレンだった。


ん?なんで私の部屋にカレンがいるの?


 「あ、やっと起きた♡おはよう、優理ちゃん」


ぱちっとカレンが部屋の灯りのスイッチを押すと一気に明るくなる。


そして明るくなった部屋は私の部屋ではなかった。


 「は?」


壁一面には私の写真が貼ってあった、カメラ目線になっているのは少なくほとんどが盗撮された様なアングル。


 「え、え?」


湧き上がる不快感を押し殺して部屋の隅々まで見るがそのほとんどが私の写真で埋め尽くされていた。


駅、学校、電車、街中、さまざまシュチュエーションで撮られた写真達が目に飛び込んできた時、ぞわりと鳥肌がたった。


 「あ、ごめんね。剥がすの忘れてた、えへへ。もう必要ないよね、優理ちゃんはここにいるんだから」


 「え、えーっと?????????????????」


な、なんで?なんで、カレンが私の写真を貼ってるの?てか、カレンがいるって事はここカレンの部屋!?


うっそ、昨日の私何したの?てか、この状況何?


 「ごめんね、混乱してるよね?でも大丈夫だよ、ここにいればわたしが守ってあげるから。ずっとずっと一緒だよ」


 「??????????????」


な、何が起こってるの?えーっと、とりあえず寝転がってるのもアレだし立たないと。


立とうと足に力を入れ体を起こそうとしたその時にジャラっという音が聞こえて立ち上がるのを阻止された。


 「え?」


その音の正体を見るためにそこに視線を向けると鎖があった。


そしてその鎖は部屋の床に固定されておりしかもそれは私の手足に繋がれていた。


 「はあ?」


なんで?その単純な疑問を浮かべているとカレンが私に近づいてくる。


 「どう?気に入ってくれた?その大きさの鎖を探すのに少し苦労したの。優理ちゃん、意外と力が強い事が分かったから急遽買ったのよ?」


 「え、えっとカレン?これは何?説明してくれない?さっきから私、驚きっぱなしで・・・」


 「大丈夫、大丈夫だよ」


カレンは鎖で繋がれた私を抱きしめてくる。


 「いや、何も大丈夫じゃないんだけど?なんでこんなことになってるの?」


もっともな疑問をカレンにぶつけるがカレンは抱きしめる手を強めるだけだった。


 「カレン?いくら友達といっても鎖で繋ぐのはやりすぎだと思うけど?これ外してくれない?」


 「なんで?」


 「なんでって・・・家に帰りたいからだけど?やることあるし」


一人暮らしだから家事もやらないといけないしお弁当も作らないといけない。クリカラと魔力トレーニングしないとだし買いに行きたいものもある。それにこの学校始まってから忙しかったしゆっくりとゲームしたい。家でお菓子でも食べながら体を休ませたい。


私がそれを理由に帰りたいと口にするとカレン動揺した姿を見せた。


 「な、なんで?わたしと一緒にいてくれないの?」


 「一緒にはいたいけど私もやることあるし。また学校で会えるでしょ?」


 「うそつき」


 「え?」


 「嘘つき!ずっと一緒にいてくれるって言ったのに!」


 「え!?言ったけ!?」


慌てて記憶を探る私にクリカラが冷静に告げる。


 「叶うなら一緒にいたいとは言ったがずっと一緒にいるとは言ってないな」


 「あ、だよね!」


私の言葉が曲解されてる?いや、それでも鎖で繋いで監禁はしないでしょ!


 「あ、分かった。わたしを試してるんだね優理ちゃん。なんだ、なら大丈夫だよ。わたしの愛はこんなのに負けないから」


 「いや、だからね鎖を外して欲しいんだけど?」


 「優理ちゃん、髪整えようか櫛とか色々持ってきたから」


 「話聞いてない!?」


カレンは持ってきた櫛で私の髪を整えていく。私の髪は癖があるため櫛は通りにくいのだがそれでもカレンは上手にとかしていく。


 「カレン?ありがたいんだけど私できるわよ?鎖を外してくれない?」


 「優理ちゃんの髪って本当にふわふわしてるよね、しかもすごい好きな香りがする」


 「ちょ!髪の毛かがないで!?変態だよそれは!」


ドン引きで思わず後退りするが鎖がそれを邪魔する。くそ、死刑囚だってもう少し自由があるわよ!なんとかならないのこの鎖!


鎖を強引にに引っ張るがピンと張るだけでなにも起こらない、てか何この鎖、人を繋ぎ止めるにはデカすぎない?


 「無駄だよ、線径12mmの鋼鉄チェーンは人間じゃあ道具を使わないと。引きちぎるとか無理に外そうとするとか絶対無理だから。ふふ、優理ちゃんの為に買ってきたんだよ」


 「いらない!いらない!頼んでない!ちょ、カレン!いい加減にしないと怒るわよ!なんでこんなことしたのかちゃんと話して!」


私が怒りを露わにして言うとカレンの動きが止まる。


さっきまでニコニコしていた顔は冷たくなりその視線を私に容赦なく向けた。


 「どうしてわたしを拒絶するの?」


 「なんでって、そりゃあいきなり部屋に閉じ込められて鎖で繋がれたら怒るし拒絶するわよ!」


 「なんで?こんなに愛してるのに?」


 「あ、愛してるのに?」


そういやさっきもわたしの愛がどうのと言ってた様な。

困惑する私を見るとカレンはなにかを思い出したかの様にはっとした後笑い出した。


 「あはははははははははははははは!!!!そっか!そっか!わたし肝心なこと伝えてなかったんだ。だから話が噛み合わなかったのね!」


 「え、えぇ?」


 「優理ちゃん、わたし貴方の事好きなの愛してるの。思わず隠し撮りとかしちゃうくらい。優理ちゃんもわたしのこと好きでしょ?」


 「好きだけど・・・」


よく鈍いとか言われる私でも分かる。カレンの言う好きとか愛してるは私のとは違う。私は友達として好きだけどカレンのは・・・


 「も、もしかしてだけど恋愛対象として好きなの?」


 「うん!大好きよ!」



・・・・・・・・・・・な、なんてことだ。


いや、中学生の頃から告白とかされてきたからモテるのは自覚してたけど知り合って一週間未満の人から告白されたのは始めてね。


いや、どうすんのこれ?


私、世界の為に皇さんの付き合わないといけないんだけど?


ここで断ったら今何されるか分からないんだけど?


鎖で繋がれてるし、動けないしカレンの事傷つけたくないし。


 「優理ちゃんはどうなの?わたしのこと愛してくれる?」


 「優理よ、ここは嘘でもいいから誤魔化せ。なにをさせるか分からんぞ」


 「でも私嘘つくの苦手なのよね・・・」


 「それでもやらねば、活路はないぞ!」


そうね、なんだかカレンの様子おかしいし嘘でもついてこの状況をなんとかしないと!


返事を待つカレンに私は息を吸い込み決意を決める。


よし、言うぞ!


 「もち!私もカレッちのことラブ的な?そんなマジだしラビュー!」


 「・・・嘘ついてるよね。なにその言い方」


 「馬鹿、アホ・・・カレッちってなんだよ」


う、うるせぇえ!仕方ないじゃん!嘘つくの苦手なんだから!私にも苦手なものの一つや二つあるわ!


 「あ、えーっと」


 「なんで嘘つくの?わたしのこと好きじゃないの?愛してくれないの?」


 「あーえっと!友達としては大好き・・・かな」


 「・・・・・・・・・・・」


長い沈黙の間カレンは私の目をじっと見ていた、その目には仄暗い闇が映っていた様な気がする。


 「あ、あのカレン?」


 「お仕置きしなきゃ」


 「は?」


 「嘘をついたお仕置き、だって愛し合う関係に嘘は必要ないでしょ。一緒にいるって言ったのに逃げようとするし・・・」


 「それは友達として一緒にいるって話で・・・」


言い訳をしてもカレンの様子は変わらない、カレンは私に抱きついた。


 「使いたくなかったけど、仕方ないよね」


 「ッ!?」


手首に痛みを感じるとカレンを強く引き剥がす、手首を確認するとそのには注射痕の様なものがあった。


カレンの手元を見ると小さな注射器が握られていた、そしてその中身は空だった。


 「な、なにを・・・」


 「大丈夫、大丈夫だよ。わたしが調薬でミスすることなんてないから。効果はちゃんと出るよ」


 「そこじゃない!何を私に入れたの!」


 「私たちがもっと仲良くなれる薬だよ」


ぐらりと、視界が揺らぐ。


吐き気は無い、倦怠感も無い、けど体から力が抜けていく。


 「あ・・・ああ?」


うまく立てなくなり床に座り込んでしまう、息はできるけど力だけがうまく入らない。


 「な、なにこれ・・・」


 「筋肉を強制的に脱力させて筋弛緩を起こす薬だよ、うんうん、バッチリ効いてるね」


 「な、なんでこんなモノを・・・」


 「前に話したよね?わたしの実家、調薬師なの。小さい頃からお手伝いしててねこうゆうの作るの得意なの。さっき使ったのも龍のスズランとグリフォンの肝を使った高級品なんだ、即効性があって効き目バッチリ」


話しながらもカレンは部屋の机の引き出しからもう一本の注射器を取り出した。


 「な、なにそれ!近づけないで!」


 「あははは♡動けないのに威勢はいいね。可愛いね」


うまく動けない私の腕を掴みカレンはまた注射器を刺した。


拒否しようと体を動かそうとするが上手くいかない、まるで神経が繋がって無い様な感じだ。


私は抵抗もできずピンク色の注射器の中身を体の中に入れられた。


 「あ、ああ・・・」


私はそれを眺めることしかできなかった。


 「優理!くっ!我がなんとかする!」


 「だ、大丈夫・・・心配しないで、それにあなた自分の存在を明かしたくないでしょ」


クリカラの存在を明かす事はできない、剣が急に出てくるなんてありえないし手段は魔法になるからカレンに見せられないし。


それにこれを招いたのは私だし、私の力で解決したい。


この状況なんとかしてみせる!


 「ほーら、優理ちゃん。わたしのこと好き?」


注射を終えたカレンが私を目を覗き込んでくる。


それの目を見た瞬間、心臓が跳ね上がった。カレンから目が離せない、カレンを見るだけでドキドキしてくる。


 「あ、あ、はい。大好きです♡好き、好き♡」


 「優理!ええい!やっぱりダメではないか!」


あ、あ、すごい!すごい!私、カレンと恋人なんだ!だってこんなにもドキドキしてる!なんで私さっきまでカレンとの話し合いをしようとしてたんだろ、必要ないじゃん!だってこんなにも愛し合っているのに!


 「優理ちゃん♡」


 「カレン♡」


 「さっきの薬の影響か!優理!優理!!!ダメか!」


うるさいな、今カレンと愛し合ってるでしょ?


 「しょうがない、我の力を使うしかないか」


は?なにを言って?


 「我には魔法や壊れないなどの他にもう一つ力がある。いや、前はもっと力があったのだが世界の為に切り離したのだ。それでも我の中に残った力、分断の力をここで使う!」


なにそれ?てかあんた、私に話してないこと多すぎない?


 「心配いらん、すぐに済む」


私の中で何かが断ち切られた様な感覚が全身に走る。


 「優理ちゃん♡ずっとここにいようね、だって優理ちゃんが言ったんだもの一緒に住もうって」


 「いや!住まない?とは言ったけど住もうとは言ってないじゃん!てか本気にしすぎ!」


 「ッ!?な、なんで!?惚れ薬を注射したのに、なんで反論してるの!?」


 「優理!戻ったか!」


 「な、なにが起こったの?」


 「我の分断の力で優理からカレンが注射した惚れ薬と筋弛緩を起こす薬を切り離した」


 「つっよ!やるじゃん!流石女神が作り出した勇者の剣!」


 「そうだろう、そうだろう、もっと褒めるがいい」


私の中で騒ぐ剣は嬉しそうだった。


注射された薬は全部切り払ってくれた様でさっきまで力が入らなかった体は今では動く様になっていた。


 「なんで惚れ薬が効いてないの?それに筋弛緩薬も!さっきまで効いていたのに!」


 「あー、私薬が効きにくい体で・・・」


 「嘘!嘘嘘!さっきまで効いていたのに急に効かなくなるなんてありえない!なにをしたの!?」


 「そ、それはいいでしょ!てか、なんでカレンはこんな事したの?そんなに私のこと好きなの?」


 「好きだよ、大好き。階段で助けられたあの日からずっと大好き。正直ね諦めようと思ったの、優理ちゃんには好きな人がいるから。でも抑えきれなかった、優理ちゃんが皇さんから告白の返事をもらいに行くってなった時私の心は酷く動揺したの、奪われたくないって。本当は一年だけのつもりだったけど、もう我慢しなくていいよね?ずっとずっとここに居て?二人で幸せに暮らそう?」



 「わ、私達女の子同士だよ!?」


 「え?皇さんも女の子でしょ?」


 「あ、うん。そうだね」


おっと、まずいボロが出そうだった。


ううぅ、まだ女の子同士の恋愛とか分かんないのに急に言われても・・・


それにカレンの事友達としてしか見れないし・・・


 「大好きだよ、優理ちゃん。優理ちゃんはわたしのこと好き?愛してる?」


 「ご、ごめん!好きだけどそれは友達としてだし、カレンを恋愛対象としては見れない・・・かな」


私の正直な言葉にカレンは目を伏せた、何か考えているのだろうかしばらくした後笑顔で答えた。


 「なら、ちょっとの間でもいいからこうして一緒に居てくれない?」


 「え?こうしてって鎖に繋がれたままで?それは勘弁だけどちょっとってどれくらいなの?」


 「一年くらい」


 「長い!世界が滅びるわ!」


 「え!?世界が!?」


この世で信頼してはならないものはエルフのちょっとと、カルノクスの熱くないとテングルドの重くないだ。


一年もこんなところにいたら期限が過ぎて巨大隕石が降ってきてみんな死んじゃう!


それだけは勘弁だ!


 「やっぱりこんなところにはいられないわ。カレン、あなたの気持ちは嬉しいけど私にはやらないといけな事があるの。だからこの鎖を外して」


真剣に訴えるがカレンは私を帰す気はない様机の引き出しからもう一本惚れ薬入りの注射器を持ち出した。


 「ダメよ、わたしにメリットがないよ。優理ちゃんはその鎖をどうにかできないからずっとここにいるしかないし。人間ってすぐに死んじゃうんだもの、その短い人生をわたしはずっと側にいたい。もう別れて後悔なんてしたくない」


 「カレン・・・」


カレンは怖がりなのだろうか、いや私といつか別れる事は覚悟しているがその別れまでの時間を増やしたいのだろう。それが好きな人なら尚更だ。



気持ちは分かるけど私には私の人生があるし、皇さんと恋仲にならないといけない。


だからここから抜け出さないと。


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