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拗らせたヤンデレには気をつけて

遅れて本当に申し訳ない・・・


ディアナ可愛いです、ヒューも好き。


プラグマタ、結構いろんな戦い方できて好きですね。


今ハマってるのはオーバーヒート戦法ですね、楽しい。


次の投稿は割と早めにあげると思うのでお待ちください!

警備員さん達にお礼を言われた後私が向かったのは今日のメインイベントベヒモスの飼育エリアだった。



体育館の何十倍はあろう飼育エリアにベヒモスの群れがいた。


ベヒモスは大人で全長20mの四足歩行の生き物で明るい黒色の肌に立派な2本の角、筋肉質な体格は街路樹ならぽっきと折ってしまいそうだ。尻尾には棘が生えており毒がある。そんな怖くて大きい陸の覇者の群れがそこにいた。


 「でっかぁああ!」


 「あ、見て!群れの真ん中に赤ちゃんいるよ」


カレンが指差した先は少し遠くて私にはよく見えなかった。


 「むむむ、さすがエルフ。私には見えないね、双眼鏡借りてくる」


近くにある貸し出し場で借りた後使って覗き込むとそこには白いふわふわとした体毛に覆われつぶらな瞳をしたベヒモスの赤ちゃんがいた。



 「あ、いたいた!かわいい!」


 「ねー!あんなにかわいい子がベヒモスになるなんて信じられないよ」


二人で観察しつつ盛り上がっていると園内アナウンスが聞こえた。


 「今からベヒモス達のご飯タイムです!迫力ある時間をお楽しみください。なお、血飛沫が飛びますのでお子様の目は塞ぐ様にお願いします」


飼育エリアの鋼鉄シャッターが開いて数体のアバダンが放たれた。


白い毛をふさふさと揺らしながらベヒモスの飼育エリアに歩き回ったがその存在はベヒモスの群れに嗅ぎつけられた。



ベヒモスの数頭が顔を上げてアバダンの群れを見つける。


低く唸り声を上げて群れ全体に獲物を見つけたことを知らせると包囲する様に陣形を展開し始めた。


 「おおお!」


そのやりとりに私は思わず目を見張る。


アバダンもそれに気付き逃げようとするがここは平原では無い、動物園だ。


逃げ場はなくあっという間に隅に追いやられ一頭のベヒモスが突撃して一頭のアバダンを仕留めると逃げ散った群れを他のベヒモスが的確に捕獲していく。


命のやり取りに興奮してしまう。ベヒモスの大きな体から繰り出される攻撃にはなかなかに迫力があった。


 「いやー凄かったね!」


と、横にいるカレンを見ると彼女は目を両手で覆いあの惨劇を見ない様にしていた。


 「も、もう終わった?」


 「あ、うん。終わったよ」


・・・なんてことだ。これが普通の女子の反応なのか。


周りを見るとあの光景に目を輝かせていたのは主に男性だった、女性は見ない様に目を覆うかチラチラと見るだけだった。


・・・もしかして私、女子力低すぎ?


私も今からでも目を覆ったほうがいい?


 「焼け石に水だろ」


うっさい。


 「戦いを見て興奮するのは戦士としての素質があるな」


うっさい、黙れ。ゴア系のゲームで慣れてるだけ、ゲームで慣れてるだけ!


そう自分に言い聞かせていると一頭のベヒモスが赤ちゃんに向かって獲物を細かくしてエサをあげていた。


その姿にほっこりとした後私達は動物園を楽しんだ。


50mはあるシャングリラヘビと戯れたりユニコーンの乗馬体験をしたり、動物園のグッズを買ったりと夕方まで楽しんだ。


こんなに楽しい思いをしたのはいつぶりか、最近は勇者やら指名やらに振り回されてばっかりだったしようやく友達と青春ぽいことができた様な気がする。


 「あー!楽しかった!」


散々楽しんだら、あっという間に閉園時間が来た。動物園の前のベンチで私達は休憩していた。


 「ふふふ、優理ちゃんはしゃいでたね」


 「そりゃあね!こんなに楽しいの久々だったから」


 「あ、喉乾いてない?お水あるよ」


 「本当?もらっていい?」


 「はい、どうぞ」


カレンが鞄から出したペットボトルの水をもらって、半分くらい飲み干してしまう。


 「こんな日が毎日続けばいいなぁ・・・」


私には皇さんと恋仲になって世界を破滅から救うという使命があるけどそれでも青春はしたい。待ち望んだこの瞬間を邪魔されたく無いのだ。


 「わたしも今日は楽しかったよ、毎日続いて欲しいくらい。ねぇ、優理ちゃん。わたしと一緒にいて楽しい?」


唐突にカレンがそんなことを訊いてきた。


 「楽しいよ!友達といて楽しいのは当たり前でしょ。てか突然どうしたの?」


あまりに唐突だったので質問の意味を探る。


カレンは昔人間との時間感覚の差で失敗しているからそれが気がかりで何かを心配しているのかも?


 「ごめんね、こんなこと急に訊いて。でもね、確認したかったの。優理ちゃんはわたしと毎日一緒にいたい?」


 「そりゃあ叶うなら一緒にいたいけど。あは!なら一緒に住んじゃう?私の家広いからカレンがいいなら来ていいよ」


冗談混じりのその言葉にカレンは目を輝かせた。


 「本当!?それならわたしの家でもいい?」


 「え?カレンの家?カレンって一人暮らしじゃなかったよね?」


 「うん、実家に住んでるよ。でもね、お母さん達に優理ちゃんの事話したら一年くらいなら泊まっても良いって言ってたから」


 「長いわ。一年泊まるは下宿なのよ。歓迎されるのは嬉しいけど」


 「あ、うん。でもわたしの家に来てみたい?」


 「行ってはみたいかな。お邪魔じゃないなら」


 「うん!ぜひ来て!やった、言質とっちゃった」


 「うん?」


あれ?なんだろ、さっきからなんか違和感。


妙に頭がぼーっとする様な・・・


 「優理ちゃん?大丈夫?」


 「あー、ごめん。はしゃぎすぎたのかな?ちょっと眠くて」


 「大丈夫、大丈夫だよ。おかしくないから。あ!そうだ、膝枕しようか?」


 「ん、大丈夫。このくらいなら仮眠しなくて家には帰れ、」


さらに言葉を紡ごうとしたその時カレンが強引に私の頭を膝に寄せて強制的に膝枕させた。


 「え?カレン?」


 「大丈夫、大丈夫だよ。そのまま眠りに身を任せて」


 「え?んー・・・」


マズイ、横になったせいか眠気が倍増になって押し寄せてくる。


流石に長時間友人の時間を膝枕で奪うわけにはいかない。


 「いや、大丈夫だよ。ありがとうカレン」


カレンの気遣いにお礼を言って立ちあがろうとするがカレンは私の頭を抑えて立ち上がるのを阻止した。


 「へ?か、カレン?」


 「ダメだよ、もう少しなんだから」


 「もう少し・・・ってなにが」


 「あはは♡一緒に住もうね優理ちゃん。もう絶対に同じ事は繰り返さないんだから。わたし、手の届くところにずっとずっと居てね♡」


 「は?な・・・に・・・」


なんだ?まぶた・・・が急に、おもく、なってきた


こんなに、きゅうにねむくなることなんてあるの?


 「お休み、優理ちゃん♡ずっと一緒に暮らそうね」


そこでわたしのまぶたはおもさにまけてかんぜんにとじきった。



 「ふふ、あはははは!大好きだよ、優理ちゃん。世界で一番大好き。もう二度と同じ過ちは繰り返さない、ずっとずっと好きな人と一緒に居られる方法を知っちゃったんだから」


「鎖も買ったしスペースも用意した。わたしが選んだ服、優理ちゃん気に入ってくれるかな?そうじゃん、わたしがお洋服とか脱がすんだ・・・あはは!考えただけでもゾクゾクしちゃう!今すぐにわたし達の愛の巣に行きましょうね」


「大丈夫、わたしが全部なんとかするし守ってあげるから」


「それに優理ちゃんも言ってくれたよね?一緒に住まないって?だからこれは合法なの。合意があったから合法なの!」

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