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第4話 4

スズ視点が数話続きます。 時間を遡っていきます。

4

【Last Updated in 26th April 2043: Suzu Tekka: Structural confidential: Security level 5】


【最終更新日 2043年4月26日:鉄火すず:最重要機密:セキュリティレベル5】


2043年4月26日 Suzu Tekka

 わたしはJIMで倒れたらしい。気がついたら横浜の病院で点滴をうっていた。

わたしの周りにはレイカお姉ちゃん、マキお姉ちゃん、御心君、御心君のお姉さん、そして知らないおじさんが立っていた。


 マキお姉ちゃんはわたしの意識が戻ったと知った途端、大粒の涙を流して号泣してしまった。そんなに心配しなくてもいいのに。熱を出すのは時々あるんだから。

でも今回は少し無理をしてしまったかもしれない。

御心君はびっくりさせてしまったね。ごめんなさい。


 やはりわたしの・・・・。


(中略)


2043年4月23日 Suzu Tekka

 今週末の日曜日、御心君から城ヶ島アイランドマリンパーク(JIM)に一緒に遊びに行こうと、誘われちゃった。

 これは初めてのデート?どうしよう顔がにやにやしてしまう。どんな服を着ていけばいいんだろう?二人で遊ぶときにどんな会話をすればいいんだろう?変なこと言って嫌われないかな?退屈な女の子って思われないかな?


 おしゃれな服はレイカお姉ちゃんに選んでもらおう。だってマキお姉ちゃんはいつもジャージだから。

(結局校則規定により制服になりました。残念!)


 そういえば同じ日にマキお姉ちゃんが会社の人達とJIMに行くって言ってたな。

絶対に合わないようにしよう。絶対に内緒にしておこう。

邪魔されるのは目に見えているから。


(中略)


2043年4月21日 Suzu Tekka

 鎌倉に来て初めての友達ができた。しかもいきなり。


これは友達って言うのかな?でも友達の定義ってないはずだから、友達宣言してもいいと思う。

 その子は同じクラスのフランス人の女の子。徳言学園には中等部のころから在学していて、エスカレートで高等部にあがった組だ。


 名前はアミュレット・ダステ(Amulette Daste)という。

フランス語でお守りって意味だけどフランス人としてはめずらしい名前だそうだ。

ダステって南部弁の「~だすけ(~だからの意味)」みたい(笑)。


 金髪で肌が白くて背が高くてスタイルが良くて、わたしとは正反対だけど、初めて話をしたとき、初めてとは全然思わなかったほど話があった。

きっと気が合うってこういうことを言うんだろうな。

でもこの子はほとんど笑わない。すごく無表情。折角きれいな顔をしてるのにね、もったいない。

 そういえばわたしもフランス人の血を四分の一持っていたっけ。まさか親戚だったりして(笑)


 お互いに、スズちゃん、アミちゃんって呼び合うことにしちゃった。

 この子も中等部の頃は女子グループにいじめられていたことがあったそうだ。

わたしがいじめられている時、なんとかしてわたしに話しかけようとしていたが、女子グループの邪魔にあってできなかったと言っていた。

 それにしてもきれいな標準語を話す子だ。わたしの南部弁の方が日本語っぽくない。


 アミちゃんには御心君と付き合っていることは教えている。

で、御心君と一緒に帰られない日はアミちゃんと一緒に帰ろうって約束した。

でも彼氏が一番ってずるいかな?


(中略)


2043年4月16日 Suzu Tekka

 昨日は衣奈君に告白されちゃったことでどきどきして、夜はよく眠れなかった。

告白してもらったあと、衣奈君とメールアドレスを交換したので、家に帰ってから早速メールをしちゃった。

 なんて書こうかなと思ったけど、結局喫茶店で二人で飲んだカフェラテや、ホットケーキの話題しか共通の話題がなかった。

こんなにもお互いのことをなにも知らなかったんだと今更ながらびっくりした。


 これから一緒にいろいろ経験することが全部共通の話題になるね、と衣奈君から返事がきちゃった。

 わたしどきどきとにやにやで、ますます眠られなくなっちゃったよ。

自分がこんなに乙女だったなんて一昨日(おととい)までまったく気がつかなかった。


 衣奈君とはとりあえず学校では付き合っていることは内緒にしておこうっていうことにしておいたよ。

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