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人形店 ピノッキオドリーム  作者: 佐藤 敏夫
第二章 お金の話
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22/22

プロローグ

 お金の話をしよう。

 俺はお金が好きだ。

 お金さえあれば美味しい物が食べられるし、より良い物が手に入る。

 俺はお金さえあれば、およそ欲しい物が手に入るというのはあながち間違いじゃないと思う。

 ただ、この話をすると「世の中にはお金にかえられないものがある」と反論する人がいる。

 そういう人たちは「信頼」だったり、「友情」なんてものを挙げるわけだ。

 なるほど、確かに一理ある。

 どこにも「信頼」なんてものを商品としてショーウィンドウに並べられているのを見た事がないし、世の中のどこにも「友情」を量り売りして売っている店を見たことがない。

 うん、そういう意味ではその主張は間違ってはいないのだろう。


 でも、それを踏まえた上で敢えて言わせてもらうのであれば……


 やっぱり…… というか、そういうモノのためにむしろお金が必要だと思うのだ。


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