episode2『強すぎて弱い』
episode2
『強すぎて弱い』
[part1]
森は焦土になった。
ノーチェ「あのさぁ……」
過去を思い出す。現世時代では地球の内なる支配者や地球外の外なる神もやり合っていった。もちろん。休憩なんてない。だからノーチェは敵にストレスをぶつけて発散していた。
ノーチェ「これじゃ……スローライフできないじゃん……」
力の制御方法を知らない彼女はこの異世界では存在するだけで厄災になりかねない。
ノーチェ「ちょっとだけ!ホントちょっとだけ!!」
空に向けて最小の魔力を放つ。
『空に穴が空いた』
ノーチェ「あのさぁぁぁ!!!!」
ノーチェ「これ実質魔法禁止縛りじゃね?」
試しにそのへんの石ころを掴み、遠くに投げる。
ポイーン。
石ころは程よい距離へと空を羽ばたき、そして落ちる。
ノーチェ「……ほっ」
物理攻撃はLv1相当だった。しかし、ノーチェは頭を抱える。
ノーチェ「いやいや、スライム倒して雑用依頼こなしてダンジョンボス倒してとかさ、やらんよ!!面倒くさいし!」
ノーチェ「第一、冒険者とかギルド組むとか……コミュ障だから無理!!」
ノーチェ「あーだる」
しびれをきらして飛行能力魔法を使おうとしたが、ワンチャン飛行するだけで地上に悪影響を与えるのでは?と思考が巡ったら怖くなり無理だった。
ノーチェ「でも、クラフトゲーみたいに自分で家建てて住むとか……だるいし」
ノーチェ「やっぱ、ふかふかベッドでニート生活だよな!!勝手にご飯とデザートが降ってくる構造よ!!」
ノーチェ「…………」
とりあえず、森だった場所を抜けると……町……いや村レベルの発展途上国にたどり着く。
ノーチェ「これって『最初の町』ってやつ……?ゲームでいうと」
村からの返答はない。ただ村の入口、看板にはこう書かれていた。
『関係者以外、立ち入り禁止!!侵入者は直ちに通報する!!』
ノーチェ「なんでだよ……」
彼女はため息をした。
episode2
END




