episode1『金、家どーすんだよ……』
作者は異世界の知識が一ミリもありません。なのでイマジナリー異世界を貫きます。
episode1『金、家どーすんだよ』
[part1]
ここは異世界。中世ヨーロッパ風で魔法が発展しているいわばファンタジー。
黒い三角帽子に黒いローブ、白いロングヘアーの少女(魔女)はポツンと森の中に佇んでいる。
ノーチェ「金……0円。
能力、最強。
服、自在に生成可。
食事……取らなくても生きていける。
生命、再生能力あり。
精神、モヤシ、ガラスハート、クソザコナメクジ……」
ノーチェ「精神が問題だ……発狂してこの世界を破壊したらいよいよ逃げ場がなくなる……」
早い話、ブチ切れたら終わり。
それがノーチェのとってのゲームーオーバー条件だった。
ノーチェは長考する。結局人生ガチャだ。ここで町かダンジョンか魔王城か王様の城かご隠居の賢者や奴隷共……様々なビジョンが脳裏によぎる。
ノーチェ「ワンチャン、魔王城に居候とか?絶対ふかふかのベッドあるだろ……………………否、『誰が悪人だから裕福な暮らしをしている』と言った?魔族なんてサービス残業の権化じゃないか!?」
ノーチェ「国に縋るのは?いやいや多分、僕(一人称)をボロ雑巾のように酷似するだけだぞ?こーゆーのには詳しいんだ」
ノーチェは独り言が激しい。
ノーチェ「まず、金だ。金は人を幸せにする。金は人を豊かにする。金だ。金金金!」
そしていよいよ薄暗い森の中を歩き回る。破壊行動はなるべく控えるようするノーチェ。何故なら敵を増やせば自分のリソース(資材)が奪われるからだ。
ノーチェ「でも、拠点欲しいな……確か異世界って冒険者登録さえすれば……宿とか無料で泊められたはず」
ノーチェ「じゃあ、町!町ガチャ!UR来いよ!?」
ザザッ!!
陰鬱な森の奥から魔物が数匹こちらに寄ってくる。
ノーチェ「おお!!金キタ!金!!」
彼女はウキウキで魔法陣を展開!光線を魔物に撒き散らした!!
ドガーーン!!
豪快な破裂音と共に…………
『森』が消滅した。
ノーチェ「金………………」
ノーチェ「…………奥に…………町とか…………なかった…………よな?…………多分……うん…………多分」
ポジティブに生きよう。
episode1
END




