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魔剣使いの悪役令嬢。  作者: ユキア
第2章 雨より冷たき者

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雨師の歌

「クローディア。」


「…………」


「クローディア、これで!3日目だぞ。そろそろ何か話せ。」



「…………。」


「クローディア。あの女の事は忘れろ。」



「…………」


「…………」


牢屋に沈黙が続く、ななが死んで3日立っていた。


「クローディア!いい加減にしろ!お前まで死にてーのか!?」


「殺したのは氷雨の仲間だろ。」


「…………。」



「…………」


「いつまでも黙り決め込んでねーで、俺達の仲間になると言え!それでここから出られる!」



「……出る必要なんたない。」



「……そうかよ。」


氷雨が牢屋から去る。


「なな……」


短い間だったが確かに仲間だったのだ。ななの事を思うと胸が痛んだ。


★★★★★


「クローディアが連れ去られた?!」



「……はい。」



「はい、で済むか!!クラウス!俺との約束は?!」


「申し訳ない。責任は俺が……」


「取れるのか?!」


「…………」


「俺の一声でお前の運命は決まるんだぞ?!その上で責任を取れると?!」


「だから言ったんだ。早く嫁にでもしろと……」


ウィムはクラウスの胸ぐらを掴んで怒鳴った。


「そんなに死にたいのか?!」


「俺の命1つで責任が取れるなら結構。」


「…………今すぐだ。」



「……」


「今すぐ!クローディアを探しに行く!俺も行くからなっ!!」


ウィムのお着きのものは慌てた。


「ウィム様!しかし!」


「黙れ!クローディアの奪還が最重要任務だ!!」


こうしてクローディア奪還部隊が編成され、すぐに出立した。


★★★★★


「氷雨ー。」


「なんだ?ガリウス。」


「いいのか?あんな女を仲間にして。」


「どう言う意味だ?」


「もし、あの女がスパイだったらどうする?」


「さぁな。」


「さぁな、じゃないだろ。あの女、妙な術を使ってあたしを殺そうとしてきたし……」


「妙な術?」


「何かを口ずさんでいた。何かは聞こえなかったがな。」


「…………まさか……?!」


氷雨には思い当たることがあった。雨師の歌、それは雨を操る技。しかし、それを応用して水を操ることができる。クローディアはそれを更に応用したのだと氷雨は気づいた。しかも無意識である。


「クローディアは俺達の元に置かなければならねぇ!」


「は?」


「あの女は……────」


「!?」



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