雨師の歌
「クローディア。」
「…………」
「クローディア、これで!3日目だぞ。そろそろ何か話せ。」
「…………。」
「クローディア。あの女の事は忘れろ。」
「…………」
「…………」
牢屋に沈黙が続く、ななが死んで3日立っていた。
「クローディア!いい加減にしろ!お前まで死にてーのか!?」
「殺したのは氷雨の仲間だろ。」
「…………。」
「…………」
「いつまでも黙り決め込んでねーで、俺達の仲間になると言え!それでここから出られる!」
「……出る必要なんたない。」
「……そうかよ。」
氷雨が牢屋から去る。
「なな……」
短い間だったが確かに仲間だったのだ。ななの事を思うと胸が痛んだ。
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「クローディアが連れ去られた?!」
「……はい。」
「はい、で済むか!!クラウス!俺との約束は?!」
「申し訳ない。責任は俺が……」
「取れるのか?!」
「…………」
「俺の一声でお前の運命は決まるんだぞ?!その上で責任を取れると?!」
「だから言ったんだ。早く嫁にでもしろと……」
ウィムはクラウスの胸ぐらを掴んで怒鳴った。
「そんなに死にたいのか?!」
「俺の命1つで責任が取れるなら結構。」
「…………今すぐだ。」
「……」
「今すぐ!クローディアを探しに行く!俺も行くからなっ!!」
ウィムのお着きのものは慌てた。
「ウィム様!しかし!」
「黙れ!クローディアの奪還が最重要任務だ!!」
こうしてクローディア奪還部隊が編成され、すぐに出立した。
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「氷雨ー。」
「なんだ?ガリウス。」
「いいのか?あんな女を仲間にして。」
「どう言う意味だ?」
「もし、あの女がスパイだったらどうする?」
「さぁな。」
「さぁな、じゃないだろ。あの女、妙な術を使ってあたしを殺そうとしてきたし……」
「妙な術?」
「何かを口ずさんでいた。何かは聞こえなかったがな。」
「…………まさか……?!」
氷雨には思い当たることがあった。雨師の歌、それは雨を操る技。しかし、それを応用して水を操ることができる。クローディアはそれを更に応用したのだと氷雨は気づいた。しかも無意識である。
「クローディアは俺達の元に置かなければならねぇ!」
「は?」
「あの女は……────」
「!?」




