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魔剣使いの悪役令嬢。  作者: ユキア
第1章 戦闘女の恋心

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魔獣の巣窟

 「「ななー!」」


 ななを探すニックとクローディア、そしてクラウス。だが見つからない。そんな時だった。


 「おい、見ろ。」


 それは魔獣の足跡だった。


 「かなりの大物だ。」


 クローディアも思わず感心する。


 「こんなのにななが一人で会ったら……!」


 ニックは少し青ざめた。


 「早急に別れて探そう。くれぐれも大型魔獣を見つけたら一人では戦うな!いいな!」


 「「了解!」」


 ★★★★★


 「はあっ!」


 そこの頃、ななは魔獣を狩っていた。


 「この程度じゃ……死ねない!!」


 魔獣の耳を切り刻む。右、左、と素早く飛んで切り落とす。


 「はぁっ!」


 1匹を仕留める。


 「はぁ、はぁ。この程度!」


 どしんっどしんっ!


 「!」


 ななに影が迫る。


 ★★★★


 「ななー……!」



 クローディアは見た。ななが大物の魔獣と戦っている所をクローディアはななを援護しようとゼストを取る。だが、ななはクローディアを見つける。その瞬間、眼をクローディアの方に向けてしまった。


 「?!」


 その隙に大型魔獣はななを殴って吹き飛ばした。


 「ぐあっ?!」


 「なな!」


 クローディアは直ぐに援護に向かい魔獣の追撃を剣でやり過ごす。


 「くっ……クローディア。」


 「なな!逃げるぞ!」


 「馬鹿なの?!無理よ。あのサイズからは、いえ、あいつからは逃げられない!クラウスがいないと!あいつは!あいつは!私の両親の仇なんだから!!」


 「!」


 クローディアは悟った。自分は魔獣に声を奪われた。しかし、ななは家族を奪われたのだと。


 「私、私は!ここで死ぬ!クラウスに嫌われた今、生きてても仕方ないの!家族と一緒にいたいの!だから邪魔しないで!!」


 「なな……」


 クローディアは剣を収めた。ななは思った。そうだ、所詮お前はただの令嬢だったんだ。お前なんかにクラウスは釣り合わない。お前もここで……。そう思うと剣先はクローディアへと向かっていた。


 「!?」


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