死にゆく女
「ななはお前のことが好きなんだよ!」
「「?!」」
「ななは入隊した頃からお前が好きだった。だから俺も手を出さないでいたのに……お前はっ!」
「…………好き?どういうことだ?」
「クラウス、いや、馬鹿男!お前は気づかなかったのか?!」
「馬鹿女。お前にとやかく言われる筋合いなど……」
「「ある!」」
ニックとクローディアは同時に抗議していた。
「だ、大体、なながお前を好きなら私はお前に告白などしなかった!」
「ななはお前を傍でずっと支えて来たんだぞ?!それをコロッとクローディアと付き合うなんて許されるわけないだろ?!」
「…………これは俺が悪いのか!?」
「「悪い!!」」
「私も悪いが鈍すぎるお前も悪い!」
「クローディアの言う通りだ!鈍すぎる!」
「……そうか、では、俺はどうすれば?」
「いや、追えよ!」
「私も行く。ななに悪い事をしてしまった。」
こうしてななを追うことにしたのだが……。
「見つかったか?!クラウス!」
「いや、いないな。」
「たく、どこいったんだよ!?」
クローディア、クラウス、ニックはななを探すがどこにもいない。
「おい、これみろよ!」
ニックが応接間で何かを見つけた。
「これって……遺書?」
「そう見たいだな。」
「そう見たいだな。じゃねーよ!早く見つけないと!」
「どうやら死にたいみたいだ。一人で魔獣討伐に行くらしい。」
「「一人で?!」」




