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古希の星  作者: 千路文也
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056  鬼崎の言葉


 メジャーリーガーになってから食にうるさくなるのでは遅かった。プロの世界で野球をすると誓いを立ててから、食事の制限をするのが鬼崎の考え方だった。早めに食事制限を日常に取り入れる事によって、プロに入ったからでも苦労をせずに食事と向き合える。そうした気構えが大事なのだと、鬼崎は口酸っぱく言っていた。それう言われているペーニャも興味津々な様子で頷いていた。やはりメジャーで40年以上プレイしている人間の言葉は一味も二味も違っているようだ。



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