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古希の星  作者: 千路文也
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55/72

055  激太りはアスリートとして失格


 ペーニャの激太りは子供の時からでは無かったようだ。メジャーリーグでそこそこ活躍して、そこそこの収入を獲得してから体重は激増したらしい。やはり暴飲暴食が原因なのかと納得した鬼崎は自分流のアドバイスを送っていた。


「いいか。お前は金を使い過ぎている。大金なんて使ってもロクな真似に合わないから気を付けろ。もしも金を使いたいのならビジネスに投資すればいいじゃないか。わざわざ食べ物に金を使い過ぎるのは身を滅ぼすだけだと思わないか?」


「ええ。その通りでさあ。ですが食欲を抑えるのはあっしには無理ですって」


 最初から諦めているようではいけない。せっかく人間として生まれたのだから自分の欲求を止めるぐらいの根性を見せてもらいたい。しかもペーニャはアスリートなのだから人に見られる立場である。そんな人物が激太りしていては未来など無い。



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