↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
618/638

618話 真っ暗な洞窟なのです。

基本二日置きの更新(18時)とさせて頂きます。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 翌朝。

 少し寝坊して9時頃に俺たちは起床した。




「おはよう」




「おはようございますっ。寝坊しちゃいましたねっ」




 そんな感じで朝の挨拶を俺と恵ちゃんはした。そしてのんびりと朝食を摂る。そしてテレビをだらだらと見ている。

 夏休みの宿題はもう終えているので、実に優雅な気分だ。




 そして昼の12時になったとき。扉がノックされるのであった。

 返事をして開けるとそこには呂姫ちゃんと集子ちゃん、臥留子ちゃんの姿があった。今日もスピリット・クエストをプレイするからだ。




「いらっしゃい」




「待ってましたよっ」




 出迎えの声をかけると呂姫ちゃんたち3人は俺の部屋に入って来る。




「今日もプレイするわよ」




「ふぉふぉふぉ。楽しみじゃのう」




「……ヒヒの魔物……倒す……」




 そうなのだ。

 俺たちはゴバーンメの里の里長であるマリーさんから依頼されたヒヒの魔物を倒す依頼を受けているのだ。




 昨日は洞窟の入口にセーブポイントがあったのでそこで中断したが、今日はそこからの続きをプレイするのだ。




「妖精のフローラを待たせてるしな」




「そうですっ。早く合流してあげたいですっ」




 そして全員でちゃぶ台の周りに座った。

 俺はゲーミングPCを起動させる。そしてスピリット・クエストのアイコンをダブルクリックすると背後の棚に置いた謎卵が光り、俺たちは軽い目眩とともにゲーム世界へと旅立つのであった。




 ■




「……イキチ……。ダイキチ……」




 意識を失っていた俺はメグミに揺さぶられたことで目を覚ます。すると俺以外の女神たちが俺を覗き込んでいた。

 どうやらまたもや失神していたのは俺だけのようだ。女神たちは耐性があるんだろうな。



 周りを見ると見覚えがある洞窟の入口に設置されたセーブポイントの前であることがわかる。




「お待ちしておりました。お早くの帰りで嬉しいです」




 ふわふわと宙を飛びながら妖精のフローラが挨拶をする。その発言内容や雰囲気を見ても長い時間待たせた訳じゃないことがわかる。

 やはりプレイヤーのログアウト後は時間がほぼ停止しているのは間違いないだろう。




「待たせたな。フローラ」




「いえ、全然待ってないですよ。1分も経っていませんよ」




 なるほど。

 やはり時間停止はほぼ確実のようだ。




「さあ、では洞窟を探検しましょうっ」




 メグミの掛け声に俺たちは頷く。そして洞窟へと足を踏み入れたのであった。




 洞窟の中は予想に反して暗かった。RPGだと洞窟内にはヒカリゴケが自生していてぼんやりと明るい場合が多いのだが、ここは違うようだ。




「困ったぞ。松明とか持っていないしな」




「困りましたねっ。なにか照明になるものをどこかで入手する必要がありますねっ」




 するとロキがいきなり得意げな顔になった。なにか良い手段でもあるのだろうか。




「私が明かりを用意するわ。――ほにゃら!」




 ロキが呪文を唱えると錫杖の先端に、ポッと炎が灯ったのだった。

洞窟の中は真っ暗だったのです。(`・ω・´)∩


よろしければなのですが、評価などしてくださると嬉しいです。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。