612話 ある考えが浮かんだのです。
基本二日置きの更新(18時)とさせて頂きます。
どうぞよろしくお願いいたします。
「手出しはしないでくれ。俺ひとりで倒す」
俺は背後を振り返り女神たちにそう宣言する。するとメグミ、ロキ、アツメルコ、フセルコが頷くのが見える。
どうやら俺に任せてもらえるようだ。
そして俺は改めてダイキチーナを見る。ダイキチーナは斧を上に掲げて戦闘態勢に入っているのがわかった。
「――てー!」
ブウゥンと唸りを上げて俺に向かってダイキチーナの斧が振り下ろされた。
――ガキン!
それを俺が斧で弾く。
かなり力を込めての振り下ろしだったが、俺も懸命に打ち返したのだ。
その後も同じ攻防が続く。俺とダイキチーナが互いに斧を振り、互いに弾かれている状態だった。
――ガキン、ガキン、ガキン!
(手助けしなくて大丈夫ですかっ?)
俺の頭の中に直接メグミの声が響いた。これは念話だな。
(大丈夫だ。俺がなんとかする)
(でも、決着はつくのかしら?)
今度はロキが念話を使ってきた。
それはなんとも言えん。なんせ能力が同じだからな。だが戦っているうちに倒す機会はきっと訪れるだろう。
(ふぉふぉふぉ。危なくなったら参戦するつもりじゃ)
(……む? ……不穏な気配……)
今は俺とは距離を取っているダイキチーナは俺の近くに女神たちが集まっていることの気づいたようだ。
そして左手を大きく振ると地面から大量の人形が飛び出したのだ。そして見る見るうちにそれらはメイドへと姿を変えていく。
どうやらメイドたちは土でできたゴーレムだったようだ。フセルコが感じた不穏な気配はこれだったのだろう。
「はわわっ。またメイドたちが登場しましたっ」
「仕方ないわね。みんな戦うわよ」
「ふぉふぉふぉ。仕方ないのう。ダイキチ。がんばるのじゃぞう」
「……メイドたちは……ワタクシたちに……任せて……」
そして女神たちは一斉に走り出し攻撃をし始めたのである。そして残されたのは俺とダイキチーナだ。
「行くぞ。――てい、てい、てい!」
「こっちこそ。――てー!」
――ガキン、ガキン、ガキン。
双方の斧が激しくぶつかる。だが互いに有効打はない。すべて互いで弾いてしまっているからだ。
このままだと埒が明かない。なんとか打開策を見つけなければ……。
そんなときだった。
斧を振るたびにたゆんたゆんと揺れるダイキチーナの胸に一瞬目がいった。
……う。
たゆんたゆんと揺れて水着からこぼれそうになる大きなそれに、俺はもちろん目が釘付けになってしまう。
だが、それと同時にある考えが浮かぶのであった。
……もしかしたら行けるかも。
俺は賢者の斧を振りかぶって前進する。そして振り下ろすとダイキチーナとの打ち合いになった。
――ガキン、ガキン、ガキン!
互いの刃がぶつかり合い硬質な音が響く。
そしてその瞬間だった。
どうしても目がいってしまうのです。(`・ω・´)∩
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