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612/640

612話 ある考えが浮かんだのです。

基本二日置きの更新(18時)とさせて頂きます。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

「手出しはしないでくれ。俺ひとりで倒す」




 俺は背後を振り返り女神たちにそう宣言する。するとメグミ、ロキ、アツメルコ、フセルコが頷くのが見える。

 どうやら俺に任せてもらえるようだ。

 そして俺は改めてダイキチーナを見る。ダイキチーナは斧を上に掲げて戦闘態勢に入っているのがわかった。



「――てー!」




 ブウゥンと唸りを上げて俺に向かってダイキチーナの斧が振り下ろされた。




 ――ガキン!




 それを俺が斧で弾く。

 かなり力を込めての振り下ろしだったが、俺も懸命に打ち返したのだ。

 その後も同じ攻防が続く。俺とダイキチーナが互いに斧を振り、互いに弾かれている状態だった。




 ――ガキン、ガキン、ガキン!




(手助けしなくて大丈夫ですかっ?)




 俺の頭の中に直接メグミの声が響いた。これは念話だな。




(大丈夫だ。俺がなんとかする)




(でも、決着はつくのかしら?)




 今度はロキが念話を使ってきた。

 それはなんとも言えん。なんせ能力が同じだからな。だが戦っているうちに倒す機会はきっと訪れるだろう。




(ふぉふぉふぉ。危なくなったら参戦するつもりじゃ)




(……む? ……不穏な気配……)




 今は俺とは距離を取っているダイキチーナは俺の近くに女神たちが集まっていることの気づいたようだ。

 そして左手を大きく振ると地面から大量の人形が飛び出したのだ。そして見る見るうちにそれらはメイドへと姿を変えていく。

 どうやらメイドたちは土でできたゴーレムだったようだ。フセルコが感じた不穏な気配はこれだったのだろう。




「はわわっ。またメイドたちが登場しましたっ」




「仕方ないわね。みんな戦うわよ」




「ふぉふぉふぉ。仕方ないのう。ダイキチ。がんばるのじゃぞう」




「……メイドたちは……ワタクシたちに……任せて……」




 そして女神たちは一斉に走り出し攻撃をし始めたのである。そして残されたのは俺とダイキチーナだ。




「行くぞ。――てい、てい、てい!」




「こっちこそ。――てー!」




 ――ガキン、ガキン、ガキン。




 双方の斧が激しくぶつかる。だが互いに有効打はない。すべて互いで弾いてしまっているからだ。

 このままだと埒が明かない。なんとか打開策を見つけなければ……。




 そんなときだった。

 斧を振るたびにたゆんたゆんと揺れるダイキチーナの胸に一瞬目がいった。




 ……う。

 たゆんたゆんと揺れて水着からこぼれそうになる大きなそれに、俺はもちろん目が釘付けになってしまう。

 だが、それと同時にある考えが浮かぶのであった。




 ……もしかしたら行けるかも。




 俺は賢者の斧を振りかぶって前進する。そして振り下ろすとダイキチーナとの打ち合いになった。




 ――ガキン、ガキン、ガキン!




 互いの刃がぶつかり合い硬質な音が響く。

 そしてその瞬間だった。

どうしても目がいってしまうのです。(`・ω・´)∩


よろしければなのですが、評価などしてくださると嬉しいです。

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