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599話 いたずらサルの襲撃なのです。

基本二日置きの更新(18時)とさせて頂きます。

どうぞよろしくお願いいたします。


 

 俺たちは森に囲まれた山道を登る。

 ときおり鳥たちのさえずりが聞こえるが魔物とは出会わなかった。




「静かなものだな」




「そうですねっ。魔物と全然遭遇しませんねっ」




 俺たちはそんなのんびりとした会話をしながら更に道を進む。

 そして小一時間ほど経過したときだった。




「ねえ、木の上になにかいるわよ」




 ロキがそう言って前方に生える大きな木の横枝を指さしたのだ。




「ふぉふぉふぉ。サルじゃのう」




「……あちこちに……サルが……いる……群れみたい……」




 そうだった。

 見つけたサルは1匹だけじゃなくて、あちこちの枝に何匹もいたのであった。

 サルたちはじっと俺たちを見ている。

 俺たちもそうだが、サルたちの方も俺たちを観察しているようだ。




「……無害なサルなのか?」




「……さあ、まだわかりませんねっ」




 俺たちは足を止めてサルの様子を見ているのだが、サルたちも枝の上でじっとしながら俺たちの出方を伺っているようだ。




「あ。……鑑定してみればいいのよ。……出たわ。魔物ね」




「ふぉふぉふぉ。そうじゃのう。いたずらサルと書かれているのう」




 そうだった。

 俺たちの前に表示された半透明のウィンドウーにはサルたちは魔物で”いたずらサル”と表示されているのだ。

 1匹1匹は強くないが集団で襲ってくるようだ。




「ならば先手必勝で行くか……。――うおっ!?」




 俺はとっさに避けた。

 なぜならば拳大の石がいきなり飛んできたからだ。

 投げた相手はもちろんいたずらサルだ。どうやら鑑定されて正体がバレたことが引き金になったのか途端に悪意丸出しになり、攻撃してきたのだ。




 ――ヒュンヒュンヒュン!




 石があちこちから飛んできた。そこら中に枝に乗っているいたずらサルたちが一斉に攻撃してきたのだ。




「――危ねえ!」




「きゃあ~なのですっ!」




「ちょっとちょっと……」




「ふぉふぉふぉ。キツイのう」




「……危険。……避けるのが……精一杯……」




 そうなのだ。

 俺たちはすでに囲まれていたのだ。見つけた前方の枝にいたいたずらサルたちだけじゃなくて、いつの間にか左右にも後方にも隠れて待ち受けていたのだ。




 なので俺たちは四方八方から投石の攻撃を受けてしまっていて、避けるので精一杯な状態となってしまっている。




 しかも反撃しようにも相手はすべて樹上の枝にいることから攻撃するのが難しい。

 これは難敵に出会ってしまったようだ。




「……行きますっ。――ほいっ!」




 投石攻撃の合間を縫ってメグミが魔法を放った。長杖の先から稲妻が発生して無数に枝分かれすると前方の樹上へと向かって行った。




「「「「……グギャア」」」」




 見ると見事に4匹のいたずらサルたちに稲妻が命中した。するとサルたちはまっ黒焦げとなり枝から落下し、光の粒となり消滅する。




「やったな。とりあえず前方からの攻撃の圧が減ったぞ」




 メグミが前方の4匹を倒したことで前からの攻撃が一時的に収まったのだ。

 敵側の攻撃の隙が出来たことで、少し余裕が生まれたことからロキとアツメルコとフセルコが攻撃の構えを取った。

 そんなときだった。

囲まれての投石攻撃なのです。(`・ω・´)∩


よろしければなのですが、評価などしてくださると嬉しいです。

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