583話 ”拘束の投網”は役に立つのです。
基本二日置きの更新(18時)とさせて頂きます。
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「今度は俺も参戦するぞ。――”拘束の投網”!」
俺は横一列になって向かってくるゴブリンの群れに”拘束の投網”を放った。そして5匹ほど捕まえると今度はその横の列に向かって投網を投げる。そして次は奥の列に向かって投げる。
すると合計20匹程度のゴブリンを拘束することができた。
「始末は後でいいな。じゃあ、次行くぞ」
「あ、ダイキチ。捕まえたゴブリンは私が倒しますっ」
すると後ろからメグミの声がした。
稲妻魔法でまとめて倒すのだろう。背後から稲妻が炸裂する音がしたので間違いない。
俺はとにかくゴブリンたちの足を止めることに専念しているのだ。拘束してしまえばメグミ、ロキ、アツメルコ、フセルコに任せればまとめて討伐してくれるからな。
「てい、てい、てい……」
俺は目につくゴブリンの群れに向かって”拘束の投網”を次々と投じた。そしてあらかた群れのほとんどを捕らえることに成功したのであった。
「行きますっ。――ほいっ!」
「行くわよ。――ほにゃら!」
「ふぉふぉふぉ」
「……アイシクル・ランス……」
投網に絡まって逃げられないゴブリンたちは女神たちの魔法の前にことごとく倒されるのであった。
「意外と早く終わったな」
「ダイキチのおかげですっ」
「そうね。”拘束の投網”はこういう相手には便利ね」
「ふぉふぉふぉ。そうじゃのう。ゴブリンはちょこまかと鬱陶しいからのう」
「……倒すの……楽……」
どうやら今回は俺の作戦勝ちのようだった。
そうなのだ。ゴブリンは統率は取れていないが、鬱陶しく動き回るのだ。なので広範囲攻撃ができるメグミやロキでもいっぺんに大量に倒すのが難しいのだ。
そのことから俺が”拘束の投網”で事前に捕獲してからの魔法攻撃が成功したのであった。
そして戦いが終わった地面には大量の銀貨が散乱している。
だがこれも女神たちの協力による集金の魔法でいっぺんに拾うことができたのであった。
そして俺たちは再び馬車に乗り、西へ西へと進ませるのであった。
■
「ふぉふぉふぉ。前方に道先案内の看板があるのう」
それからだいぶ先に進んだときである。御者席からアツメルコがそう告げたのだ。
なので窓から前を見ると道が二手に分かれており、そこに看板があるのがわかった。
「いちおう確認しておこう。馬車を停めてくれ」
俺が頼むとアツメルコが看板の前で馬車を停めた。そして降り立つ俺たちは看板を見るのであった。
「……この先に村があるんだな」
「そうですねっ。ヨンバーンメの村っていうんですねっ」
「でもこの先は山よ。山道を登る先にあるのかしら?」
「ふぉふぉふぉ。気になるのう」
「……寄り道は……RPGのお約束……」
俺たちは山へと続く脇道を見た。ここからは村はまったく見えないので、どうやら山を登った先にあるのだろう。
ゴブリンの群れを討伐したのです。(`・ω・´)∩
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