↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
A song of the World End  作者: SLICE
0-終焉ノ砌-
PR
2/6

0-終焉ノ砌-2

0-終焉ノ砌-2




「どうしたよ、ジェイハン。

こんな怖ぇ顔してよ」


ウィルバーはそう言って指で目の端を吊り上げて

曇りを宿す彼の蒼い瞳を覗き込んだ。


「昔のことを、思い出してな・・・」




「あぁ、そうだったな。

お前がいた街

アレに襲われたんだよな」


―――――今更同情するわけじゃねぇけどな。

黒く、鈍い輝きを放つ両手剣を砥石で磨きながら呟く。


「生き残ったのは妹と

住民わずか十数名だけだった。

当時、騎士団の隊長を務めていた親父も、

お袋も兄貴も皆、奴に殺されたんだ」


小石にでも乗り上げたか。

ゴトン、と馬車が揺れる。


「街にいた騎士団、流れの狩人どもも、

普段大口叩いてるわりにはあのザマさ。

笑っちまうよ、まったく」




ジェイハンは拳を握り締め、

徐々に黒く濁っていく空を睨み付けた。


決して忘れることはできない、

10年前の忌まわしい記憶が鮮明に蘇る。




「雷神・アルザヘル。

10年前のあの日、そして1年前の借り・・・


ダスクの弔い合戦だ。

利子を付けてぶっ殺す」


窓から入り込んでくる風は

彼の茶色の髪を荒立たせた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。