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あたっく

何十回何百回と挑んで、ようやっと勝ったぜ。

ほれほれダンジョン行くぞー!



「······はぁ。仕方ねえな。絶対に無茶な行動はするんじゃないぞ」

「うんっ」



ぐっ、と小さな握りこぶしを固めて喜びを表現する。 ···なんだその微笑ましいものを見る目は。

2人とも俺に負けてるんだぞ(嘲笑)

え、勝率?知らんな(天下無双)



◆◆



次の日。

俺はぴっかぴかに磨き上げた槍を手に、おっさん2人を引き連れて近場のダンジョンに殴り込んだ。

結果は連戦連勝、掠り傷1つも無い。



「前方にボア(人喰い猪)3体。···やれるな?」

「まかせて」



おまいら動きが直線的すぎるんよ。

ほいっと避けて、横からブスブスブスっと。

これで一丁上がり。

おっさんとの訓練の方がもっとキツかったぞ。



「むふー」振り向きざまにドヤる。

そしたら「バカ、油断するのはまだ早えよ」「ここは初心者向けのダンジョンだけど、ボスは中々強えからなあ」と軽く注意された。

生意気言ってすんませんでした(´・ω・`)






その後もボアを何体か突き伏せながら先に進むと、二周り···いや三周りはデカい個体が出てきた。



「アレがボス個体だ」

「でかい」



いやホントにデッッッ。

4メートルくらいあるんじゃなかろうか。

しかも仲間を殺しまくったから、こちらに対して敵意マシマシだし。

まともに立ち向かっても、俺のパワーじゃ倒しきれるかどうか怪しい。



というわけで少しズルいことします。

ビリーのおっさんから貰った閃光手榴弾を、ピン抜いてぽーい。

強烈な音と光が溢れ、クソデカ猪が暴れ回る。



しかし十数秒経ち、早くもショック状態から立ち直りつつあるようだ。

再びこちらに狙いを定め───る前に俺が喉元に槍を深々と差し込んだ。

ダメ押しに差し込んだ槍をグリッと回して、軟い場所をズタズタにする。



脳みそを潰せば、いくらタフなモンスターと言えども確実に死ぬ。

中には例外も極稀にいるらしいけど、コイツはよくあるパワーゴリ押しタイプのモンスターだから普通に死ぬ。



絶命と同時に、猪の身体が塵になって崩壊する。

そして30センチ程の牙だけが残った。



「うわ、すっげえ···」

「俺達もうかうかしていられんぞ」



戦闘術を俺に叩き込んだ本人たちが何を言うか。

さ、とっととドロップアイテム拾って帰るぞー。



「今回は牙か」

「一突きで仕留めたから状態も良いし、高く売れるぞ。やったなアカリ」



さすが俺氏。ようじょさいつよ。

無言でドヤ顔ピースを決めて、戦利品を拾い上げ···重っ!?なんだこの重量(おも)さ!?



「···やはり腕力はまだまだだな」



ビリーのおっさんが俺を煽り、牙を軽々と掴み上げる。

仕方ないだろ!幼女ボディにはパワーが足りんのだッ(泣)


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