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むせいふ

おっさんから乾パンと、あと水と塩辛いジャーキーも貰えたぜ(>ω<)

おいちぃおいちぃ。



あ、そういやおっさんにこの世界についていろいろ教わったんだっけ。



内容をざっくりまとめると···

・俺がいた荒原は魔物や悪い大人がうじゃうじゃいる無法地帯。(俺がエンカウントしなかったのは運が良かっただけらしい)

・そこは現在無政府状態だから、とりあえず東の“マソリア”という安全圏まで俺を連れて行く



ステータス“運”が早速大活躍してて草。

おっけい、そういう事なら明るい内に早く行こうぜ。






建物の外に出ると、でかくてボロい車が鎮座していた。

おっさんが廃棄された軍用車両を改造した代物らしい。はえーすっごい。



無骨な座席には砂埃がいっぱい。

土地柄だからしゃーなし。

さあ行くぞ、マソリアへ!






まばらに生えた低く硬そうな草や灌木をよけながら、荒原をばびゅーんと突っ走る。

めっちゃ揺れるやん、ジェットコースターかな?

いや乗ったこと無いから知らんけど。

幼女ボディが時々浮き上がったよ、ふわっと。



「···着いたぞ」

「わあ」



小休止を挟みながら半日かけてたどり着いた場所は、土造りの家が立ち並ぶエリア。

その一角にある建物が目的地だったらしい。

木製の突き出し看板には“マソリアTV”の文字が刻まれている。



「よう、ビリー。ちんまいお客さんを連れて、何の用事だ?」

「コイツを預かってほしい」



中に入るともう1人のおっさんがいた。

ボロいけど普通に洋服を着ている。

···そういや黒頭巾のおっさんの名前を聞いてなかったな。ビリーっていうんだ。



「ふうん···どういう経緯だよ?今どき奴隷というわけでもあるまいに」

「“あの”荒原にこの子供がいたんだよ」

「お前まーた“あの”荒原に行ったのかよ···物好きなやつだねえ、早死にするぜ?」



あそこそんなヤベー場所だったんか。



「てかなんでそんな場所に···1人でいたのか?こんな小さな子が?」

「ああそうだ。理由は本人も知らないらしい」

「ワケアリか···そういう事ならいいぜ、しばらく預かってやるよ」



まあワケアリではあるけど。

なんというか視線が生暖かいな。



「俺の名前はノックス。ビリーの親友···というか最早腐れ縁だな。嬢ちゃんの名前は?」



前世の名前は覚えてないし、ステータスプレートにあった名前を名乗るか。



「アカリです。よろしく、おねがいします」



とりあえず当面の“食”と“住”は保証されたかな。

やったぜ。



──────────────────────


世界観のイメージとしては、現代世界にダンジョンがポップした感じ。

主人公がスポーンしたのは、紛争で荒れ果て無政府になったヤベー場所。


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