表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
あの日、あの場所で見た星空  作者: ともり。


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

16/27

第十六話 昼のメッセージ

## 第十六話 昼のメッセージ


翌日。


かなは仕事中にも関わらず、

何度もスマホを見てしまっていた。


もちろん、

通知なんて来ていない。


「かな。」


向かいから、

美咲が呆れた顔をする。


「朝からずっと見てない?」


「見てない。」


「いや見てる。」


かなは思わず苦笑した。


「そんなわかりやすい?」


「わかりやすい。」


美咲はレモンティーを飲みながら笑う。


「で?

昨日どうだったの。」


かなは少しだけ視線を落とした。


どうだった。


そう聞かれると、

うまく説明できない。


楽しかった。


落ち着いた。


帰りたくなかった。


でも。


恋愛って感じとも、

まだ少し違う気がした。


「……なんか、

空気が心地よかった。」


かなが小さく呟く。


美咲は少し驚いた顔をした。


「かながそう言うの珍しい。」


「そう?」


「うん。」


かなは窓の外を見る。


昼の空。


昨日の星空が、

まだ頭の中へ残っていた。


その時。


スマホが小さく震える。


《お疲れさまです》


画面を見る。


ゆうきだった。


かなの胸が、

少しだけ跳ねる。


《仕事終わりですか?》


かなは思わず笑った。


まだ昼休みなのに。


でも、

返信したくなる。


《まだ仕事中です笑》


数分後。


《頑張ってください》


短い文章。


それだけなのに、

かなは少しだけ嬉しくなってしまう。


「うわ。」


美咲がニヤける。


「顔。」


「やめて。」


かなはスマホを伏せる。


でも。


口元の笑みは、

なかなか消えてくれなかった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ