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18話 悪魔

この事を俺が知るのは、大分先の話になる。

うちのミソノをスライム達のベビーシッター達が中庭で遊ばせていた時の話だ。


ミソノが棒切れで地面に落書きをしていると突如地面が光出したそうだ。

スライム達は、即座にミソノを囲い、警戒をした。

輝いた落書きからは、コウモリの羽に角の生えた人型の女性が現れたらしい。


「フフフ、人の子か。 私は、偉大なる大悪魔、対価と引き換えに願いを一つだけ叶えてやろう。」

「バブ~。」(えぇ、今更悪魔? つまらない~。)

「何を! 所詮は、赤子か。 私の偉大さが分からないようだな。」

「バブ!」(ふん、パパは、魔王と神を従えてるもんね!)

「アハハ、大ほら吹きめ! 何処に魔王と神を従えている人間がいるというのだ!」


そこへ俺達が登場した事により、話は変な方向に向かって行った。


「また我達を呼びだして、今度は、何事だ?」

「そうだよ師匠。 こう見えて、ぼくちん達も忙しいんだから。」

「いや、フラニーが迷惑かけたからお礼をしたいって言うからな。 俺は、しなくて良いって言ったんだが。」

「お礼か。 ならばありがたく頂かんとな。」

「ぼくちん、楽しみ!」


「いたーーーー!!?」

(えっ!? 何この人、怖い!!)


声が聞こえたのでそちらを振り向くとそこには、黒が似合う女性が立っていた。

そう、この一瞬で羽と角を隠していたのだ。


「どちら様で?」

「あ、あの、ですね・・・・。 えっと、そう! バイトの募集があったので来ました!!」

「ん? バイトの募集なんて、出したかな?」

「す、素晴らしい喫茶店だとお伺いしています!」

「そうか? じゃ、とりあえず、中に入ってくれ。 ミソノ達もオヤツだから中においで~。」


その時、スライム達から羨望の眼差しを受けていた気がするが気のせいだろう。

店の中に入るとフラニーがお菓子を作っていた。


「皆きたね♪ そちらの方は?」

「それがなフラニー、バイトの募集だしたか?」

「どうだったかな?」

「わ、私、どうしてもここで働きたいんです!!」

(ここで問題を起こせば私の命が!)

「そうなのか?」


こんな田舎の喫茶店で働きたいとか変わった子もいるものだと思った。


「それより、早くお礼を!」

「ぼくちんもお腹ペコペコ!」


現金なやつらめ!

フラニーがバイトの子の分まで出し、女性も晴れて従業員となった。


「うむ、美味しいな。」

「流石、姐さん良い味です。」

「美味しいです! 生きている味がします;;」


「バブ~。」(流石パパ、懐が広い~!)

ぷるんぷるん(((((うんうん!)))))


可愛い娘達にこんな事を思われているとは、知る由もなかった。


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