90話 ロープ飛びの悲劇 パパのパパが。
なぬ?カイトがルークを褒めたな。私の方が絶対上手く飛べるはずだ。
「パパ、ロープ短いけど大丈夫なの?」
「大丈夫だ」
「じゃあ、パパ頑張って~」
おー、カイトが私を応援してくれてるからな、ルークに負けるか。私も二重跳びしてみせるぞ。
バシッ
「うっ」
あちゃー、パパ、だから短いって言ったじゃん。思いっきり後ろから前にロープ回したけど、短すぎるロープで大事なとこ思いっきり打ちゃってるじゃん。
悶絶じゃん、痛そー。
「パパ、大丈夫?」
「うっゥ、イタ……すぎ、る。息子が、私の息子……」
チーン、お気の毒様。チンだけに、チーン!
「うわ、ダウニー様、痛そー。あうぅ、すぐに、すぐに、アメラ様呼んできます。」
ルーク団長、気持ちわかるよねー。
なーにー?久々じゃん。
鑑定眼君。ダウニーのダウニーが腫れ過ぎて緊急処置必要、非常事態です。至急対処必要。ルークのルークはこれまで見たことないほど萎縮中。こちらも非常事態発生。そーだねー、素晴らしい鑑定ですっ。
あはは、だねー。気の毒だねー。
バン!おっとママが飛んできた。
パパのパパに緊急事態発生だよ。ママの治癒魔法かな?
「あなたー、大丈夫?」
「アマラ、私の大事な息子が……うっ」
「え?カイくん、どうしたの?どこか痛いの?大丈夫?」
「いや、ママ、ボクじゃないよ、ほら、パパの手のとこ」
「どうしたの?なんで痛がってるの?」
「パパがロープで、あはは」
「だめだ、可笑しい。自分でロープを打ち付けて、あはは」
「まぁ、大変。あなた、今すぐ治すわ」
「痛いの、痛いの、なくなーれ」
ポアン。
パパのパパが光ってるー。
「はぁぁぁ、アマナ、助かった、ありがとう。使い物にならなくなったら私はアマナを愛せなくなるからな、それは耐えられんぞ。」
パパ、ママ、そこ、何抱き合ってんのさ、子どもの前でしょ、ちょっとは遠慮してよねー。
ここで盛りあがってるとこ悪いんだけど、邪魔しちゃえー。
「えー、パパだけ、ママに抱きついてずるい、ボクも混ぜてー」
よし、ボクも抱きついちゃえ。
あ、パパ片手でボクを手招きしてる?
よし、抱きついちゃうぞー。
パパの足に抱きついた。
あれ?パパ、パパのパパ、ママに直してもらったんじゃないの?なんでまだビックなんですかー?
って聞くのは野暮だから、見ないフリをしたボクって偉いよね。
ルーク団長、パパのパパの件で青くなって、ママの治癒魔法をかけるところで赤くなって、青くなったり、赤くなったり忙しいね。
パパ少し落ち着いたかな?
「あぁ、ルーク待たせたな。ロープは長いものを用意してくれ。」
「はい、承知しました」
その後、ルークとパパの身長に合わせたロープがそれぞれ用意され、2人して二重跳びに精を出していた。
ある程度楽しんだ後。
「うん、これは楽しいな。各班で競走させるんだったか?」
「はい、カイトおぼっちゃまの提案です。」
「そうか、娯楽がないからな。これはすぐ流行になるな、そのためにはまずは我が領で大会でもするか?」
「はい、パパその時にカリガリクゥステーキを串刺しにして販売してみてはどう?」
「あら、ガリガリクゥはお茶会でお披露目してもいいかしらって思ってたけど、そのロープ競走って大会?の時にお披露目の方が儲かりそうね」
それ、いいね、ママ、また目が¥¥になってるよー。ちゃっかりしてるね。
「では、日程を決めようか?」
そして、準備期間だけですぐに行われることになった。
その時の大会場所のトイレは全てスライムトイレを使うことになった。
んー、なんか色々楽しみだね。




