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転生幼児カイトがいく! 愛されながら異世界を変えちゃいます! ~みんなの笑顔が世界を変えていく~  作者: あんり


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80話 イシュマエル店長とイーダ夫人

「あ、失礼しました。ちょっと興奮してしまいました。」


「そうね、ちょっと引きましたわ」


「それはそれは失礼しました。では続きをご説明してもよろしいですか?」


「えっ、.........えぇ」


「【品質保証書】は、製品を売る時に不具合がないことを確認して頂きまして、その証明として【品質保証書】を発行します。」


「ただし、保証には決まり事があるんです。それがなにか分かりますか?」


ちょっとこの店主、頬を染めて興奮しすぎじゃかいかしら?なんだか圧倒されちゃうわ。


「えっと、何かしら?教えて下さる?」


「えぇ、えぇ、まずですね。品質保証は半年間。その半年間の間に壊れたら《《無償で直すか、交換ができる》》というものです。」


「カイチェアは《《品質を保証するほどの製品である》》と名言をして販売されてますので、滅多に不具合や故障などございません、それだけ自信を持って販売をしています。」


「ただ人の手によって作られたものですから、何があるか分かりません。万が一、不具合や故障など起きたら《《その時》》は、半年以内でれば無償や交換することを《《保証》》するのです。」


「そこで、気をつけて欲しいのが、故意や過失による場合は保証の対象外になります。故意や過失ではないという証明をするために、なんでも状況の聞き取りをしたあと、同じ状況で検証をして、申告が虚偽でないことを証明できてて始めて保証の対象になるようですよ。」


「そう簡単に、無償で直したり、交換したりが出来ない仕組みになっているのね」


「左様でございます」


「そこでご婦人様。この【品質保証書】をつけることによって万が一を保証してくれるという安心を得られたなら、不安なくお買い求め頂けますでしょう。」


「そうね、つまり。最高品質の製品をマーシュ辺境伯が販売をして、そこに安全と安心もついてくるってことかしら?」


「そのとぉーり!!でございます」


店主、大興奮してるわね。


「では、そこの、この装飾や彫りの素敵なこのカイチェアを頂けるかしら」


「承知しました、お買い上げありがとうございます。品質保証書をおつけ致します。さて、お届けはどちらに致しましょう」


「お届けはいいわ。家の者に取りに行かせるから。それでいいかしら?お代は今で宜しくて?」



私はまた1つカイチェアを売り上げた。

このマーシュ辺境伯の紋章が入ったことによる信用と信頼。

それと品質保証書をつけることによっての安心感。


あの事件のせいで一時は売上が落ちていたカイチェアも、また売上が伸び出しました。


今は1つ1つ、品質保証書についての説明を省く訳には行かない。品質保証をする意味をちゃんと理解して頂くためです。


今後、人が品質保証の意味を理解し、その必要性を理解したなら、品質保証書の重要性は高まり、あらゆる製品に対して必要不可欠になっていくでしょう。


私たち商人にとって、信頼、安全、安心は重要なことでございます。

商標による信頼、確かな技術で作られることによる安全、品質保証書からなる安心感。それをいち早く必要性を感じて商売に取り入れた事、それを考え出したお方には素晴らしい商売の才能がおありです。


私の商人としての勘が働くのです。なんだか楽しくなって参りました。今後また新しいものが生み出されるのでしょうか?マーシュ辺境伯様から頂く仕事は是非今後も当商会をお使い頂きたいものです。





イシュマエル木工商会を後にした貴婦人。

行者の招きで馬車へ乗る。


「イシュマエル木工商会はいかがでしたか、イーダ子爵夫人。」


「とてもいい話が聞けたわ。」

「さぁ、屋敷へ戻るわ、馬車を出してちょうだい」


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