67話 詐欺防止作戦
「同じことが起きないように、これからどうするか考えるために、みんなここに集まってもらったんだ。」
「カイトはここまでの話の意味は理解してるかい?」
「うん」
ぜーったいゆるさないぞ。さて、これから詐欺をさせない為にはどうするか?
「カイトはなにか考えがあるか?」
まぁ、悪いことしないように言うとか、悪いやつはやっつけるとか、子どもが考えるのは、そんなとこだろな。
「うん、ボクならね、しるしつける」
ん?印をつけるだと?どうゆう事だ?
「あのねー、これはマーシュ家が作りましたって印をつけるの。ぜーんぶに」
「なんだと?印とは?家紋か?そうか、そうすれば我が家の事業だと知らしめる事もできるし、我が家の製品だと言えるな。辺境伯の事業にそう簡単に手出しできなくなるしな、牽制にもなるな」
「うん、それでね、製品にね、これはちゃんと作りました、問題ありませんって紙もつける」
「なんだ?《《ちゃんと作って問題ない》》という紙?なんでそんなのが必要なんだ?」
「旦那様、素晴らしいですぞ。《《品質》》を《《保証》》するって事ですね?素晴らしい。あー、さすがはカイトお坊ちゃん」
《《物の質》》を保証するだと?なんだ、その素晴らしい発想は!!
「カイト、凄いな、天才だ。」
パパごめん。これは前世では当たり前だったんだよ。印はブランドロゴだし、品質保証書もボクが考えたもんじゃない。でも、前世の知識だとか言えないから考えたことにしちゃお、セバスもごめんね。ルーク団長、そこ、祈らないでいいからっ。
「えへへ。なんかそうしたらいいなって思ったの、それにね」
「なんだ、まだあるのか?」
「うん、セバスが言った、品質保証をちゃんとした紙にして、さらにある一定の期間、例えばね、半年くらいにどっか壊れたら無料で直しますってことにするの!どーかな?」
「カイトは素晴らしいな。」
はぅ、パパ抱きしめるのいいけど力つよーい、苦しいよー。
「パパくるちぃー」
「あ、ごめん。嬉しくて感動してついな」
「その保証にはね、条件つける事もできるよ。えっとね。わざとつけた傷とかには保証しませんってするの」
「誰かが傷をつけたか、ましてや、いつできた傷や不具合かなんて調べるのはかなり難しいのでは?」
そー、そこなんだよ、ルーク団長!
「だから、そのための品質保証なんだよ。最初に問題ありませんと言って販売しているから、あとから傷がありました、壊れましたって言っても、それはイスを《《買った後》》からできた傷なわけでしょー」
「なるほど!」
なんだ、この子は?子どもが考えることじゃねー。頭ん中は大人だ。そこらの大人よりも普通そんな事思いつかねーぞ。こりゃ、すげー子どもだな。
「でも、なんかの調子で壊れたかもしれない、それか誰かの手が加わって壊れたかもしれない、それはどう判断するのですかな?坊ちゃんはそこをどうお考えでしょうか?」
セバス、そう、そこの問題もあるよね。
「誰がつけた傷ならまっすぐに傷がついてるのがほとんどじゃない?それか削ったような跡になるんじゃないのかな?だけど、自然に着いた傷はきっとでこぼこや傷は汚いと思う」
「坊ちゃん、傷が汚いとは?」
「セバス、たぶんそれは《《自然にできた傷》》って事だ。つまりだ。折れた木はギザギザだ、それに折れ方も傷口が《《グジャグジャ》》になってるって事だ。だから《《傷が汚い》》んだ。」
「人が故意につけた傷は刃物とかで傷をつけるしかないんだ、そんな傷はキレイな傷がついてるはずさ。またな、カイチェアは、イスだ。つまり、丈夫に作られているから簡単には壊れないのが当たり前なんだ。そんなに簡単に壊れるんなら商品にさえならねぇだろ?」
ん?ルーク団長説明難しくなってない?




