29話 子供イスの改良を提案する
ボクが、食糧庫を確認して改めて思う事。
勿体無い、ひじょーにもったいない!
だってさ、食材あんなにあるんだよ。
それが、全く食卓に上がらないのも、これは、まあパパの好き嫌いなんだけど、それにしてもだよ、塩しか調味料がないってどーゆー事?
この世界の人は、食事をなんだと思ってるの?食べれたらいいとか思ってんのかな?いろんな調味料、あっていいじゃないか?
ミソ。どーしょーかな?
どんなふうに料理にしよーかな?
そんな風にボクが考えているうちに、ボクの朝のお着替えは終わったようだ。
今日は、水色のシャツに紺色の半ズボン、白と紺のストライプの靴下に紺色の靴。
うん、バッチリ!
マール、今日もありがとー。
さて、今日はまた森のお散歩とランチだ、楽しみだなー。
大きな川の近くに日傘を地面にさして、テーブルと椅子が用意される。
ボクとアリアーナは、大人用の椅子に丁寧な飾りが施された椅子にキレイな布を被せた箱にお座りだ。
この世に子供用椅子ってないの?
あぁ、あるな。でもそれって子供用テーブルのサイズに合わせて作られているから、今日みたいにお外のランチ、大人用のテーブルには使えないんだよなー。
今度、お外でのランチ用、お子様イス作ってもらおー。
お外に限らず、みんなでご飯を食べる時に、テーブルの高さに合った子供用イスあったらいいいよねー?
「ね、パパ、うんとね、もっと高いイスがほしー。ボク、そのままイスに座るとね、テーブルが高すぎて、とどかないっ。
箱に座るのやだー、ちゃんとしたイスの足が長ーいのがいいー」
「そうか?まずは確認してみよう。まずはイスに座ってみなさい」
ボクを大人用のイスに座らせてくれた。
プッ!
ほら、そこ、笑っちゃだめ。
テーブルからちょこんとのぞくボクの頭は少しだけ、目線はテーブルの下。
少し暑くて、汗かいたから髪を撫で上げる。
プップップッ!
ほらー、そこも、パパも、ママもなんで笑うのー?
(やばい、笑っちゃだめよ、私。カイトお坊ちゃま、テーブルから頭しか見えてないわ、可愛すぎ。)
(あ、髪が立ってる。鳥のトサカみたい、やばい、可愛すぎるっ、はぁぁぁ)
「なんだ、カイト、髪の毛立って、小鳥みたいだな、プププ」
「「「「「「「ぶーーーーっ」」」」」」」
「ね、ママも、そこのみんなも、なんでわらってるの?ねー、なんでぇ」
「カイくん、御髪直しましょうかね、ンププ」
ママ、笑わないでってば!
「マール、カイくんの御髪直してちょうだい」
「は、はいっ」
もー。
あれ?パパ。考えてる?悩んでる?
まさか、笑ってないよね?
パパの眉間にシワが寄るのは、考えている時のパパの癖。
「んんんっ、わかった。テーブルの高さの子供用のイス」
「んとねー、イスにテーブルつけてほしー」
「ん?子どもイスに、専用のミニテーブルか。お!!これは売れるかもしれんな、セバス」
「はい、旦那様」
「モントルーに使いを出せ!!」
「はい、かしこまりました」




