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転生幼児カイトがいく! 愛されながら異世界を変えちゃいます! ~みんなの笑顔が世界を変えていく~  作者: あんり


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274/284

274話 神官長、カイトに跪く

なんてこと、なんていう日だ。

今日は何があったんだ?

私が神官になって40年。

神官長になって10年。

これまで、たくさんの子どもたちの祝福に立ち会ってきた。


その中でも、こんな鑑定結果は初めてだ。

なんだ?何が起きているんだ。

こんな事があっていいのか?


○カイト·ブラウン·マーシュ

性別▷▶男

年齢▷▶5歳

付与された魔法▷▶全属性魔法+想像魔法

スキル▷▶鑑定、調合、合体、瞬間移動、その他∞

その他▷▶イカルダの女神様からの保護、加護etc


なんなんだ?全属性魔法でも驚きなのに、想像魔法だと?これはなんだ?


スキルも付いてる、鑑定!!

これは100年に1度しか生まれないんだぞ。

それがこの子なのか?

なんだ?何を鑑定するんだ?

わしも鑑定されるのか?

それはまずいな。知られたらまずい。


そ、れ、に、だっ!

調合とはなんだ?合体とはなんだ?

ん?調合と合体、同じじゃないのか?

何かが違うのだろうな、調べねば。


瞬間移動は、つまり。陛下と一緒。

いや、陛下は国内はどこでも行ける、なんて素敵なスキル、羨ましいものよ。

それを、この子がもうできるというのか?

素晴らしい、素晴らしいぞ。


なぬ?イカルダの女神様の保護と加護だと?ありえん、ありえないぞ。


こんな、こんな、事があっていいのか?

こんな事が1人の子どもに与えられていいのか?


う、羨ましいぞ。


とにかく、とにかくだ。

祈ろう。


今日は素晴らしい日だ。

わしの尻も治った。


辺境伯のご子息のおかげで未来も明るい。

わしの時代にこんな奇跡が起こるなんて。


ああ、イカルダの女神様。

私にあなた様からの祝福でしょうか?


とりあえず、とりあえずだ、祈ろう。


私は立ち上がって両手を上にあげる。

手を広げ、指同士はピタリとくっつけて、上げた手から足先に向かって震わせなければならない。


これを繰り返せば、神官達も気づくだろう。

そして、皆、私に従うのだ。

皆がわしと同じ仕草をしたら、それから、床に膝をつき、腰を折り、手は真っ直ぐ伸ばしたまま地面に伏せるのだ。


さあ、神官共よ、シスター達よ、見なさい。私の行いで悟りなさい。

今、ここで唯一無二の奇跡が私の目の前で起きているのだから。



え?なに?神官長が、両手あげる。

体全身でウェーブ。


なに?ウケるんですけどー。

なに?なに?神官もシスターも立ち上がりはじめたよ。

神官長の真似し始めたよ。


なに?何が起きてるの?


いや、待って、これ白いワンピース来てるから、なんだよ、げ、げ、げ、これってあれじゃん、一〇〇綿じゃん。


みんなで、揺れるっ、ダメだ、笑うの我慢しんどい。


めちゃくちゃ真剣な顔してるじゃん。


お、今度はア〇ーの神様に拝む様な祈りに変わったよ。なに?何が起きたの?


最初ウケたけど、今はちょっとこわい。


残ってる貴族たちも、パパも、は?って顔してるけど!




さあ、今わしの目の前のお子に私を覚えてもらわねば。


改めて見上げればどうだ。

賢そうな顔をしているではないか。


「カイト様、私はあなたに一生ついていきます」



え?なぜ?


困惑しているのはボクだけじゃない。

どうしたの?何が起きたの?

誰か助けて、ヘルプミー!


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