253話 王家と宰相夫妻の試食会
料理が運ばれて、食事がスタート。
「見た事のない料理だわね」
「そうですわね、なんでしょうか?」
さ、豚汁がでてきたよー。
これはミソ汁でーす。
「カイト、料理の説明を頼めるか?」
陛下のおじいちゃんからのボクご指名、頑張らないと。
「はい、これはこの半年間熟成させたマーシュ領特産のひとつ、ミソを使って汁物にしました。具材は今日は豚肉に、ナダンソウソウを使ってます。」
「ナダンソウソウ?」
「生は非常に辛いのですが、熱を通すとすごく甘いのです。まずはお召し上がりください。」
「では、いただくわね」「私もいただくわ」
おじいちゃん達は2度目だから余裕におばあちゃん達を見守ってる感じ。
「あ~美味しいわ。 お肉も柔らかくて野菜は甘みがあるわね」
パパんとこのおばあちゃんはあっさりな感想、それに対してママんとこのおばあちゃんは表現が豊かだね。
「ええ、ええ、私は好きです。このお味、なんでしょう。深みのある塩味が口に広がり、喉を通ってもお口の中にらこの美味しさが残るわ。」
うん、宰相のおじいちゃんとなんか似てるかも。
さあ、次は、牛肉ステーキだよ。
そして豚肉、鶏肉のソテー。
ワンプレートにしての提供。
どちらも、塩、コショウ、ガリガリクゥーの味付けだから、肉の違いが味の違いになって面白いと思う。
「お肉は、牛肉、豚肉、鶏肉を使ってます。塩に始まり、実は今回コショウという新しい調味料を使いました。お肉をご覧いただくと黒い粒がまぶされています。これが胡椒です。ピリッとしますが、これが美味しさに繋がるのです。さらに、ガツンとガリガリクゥーも効いてますから、極上の美味しさです」
「はて?コショウ?そんな調味料なんてあったかな?」
「今日偶然見つけました、是非食べてみてください」
「お肉も食べ比べてください」
みんな1口口に運ぶと、やっぱり美味しかったんだね。目を見開いて顔を見合せちゃってる。
「美味いっ、これはいい。このピリってする辛味なのか?うますぎる。」
陛下のじいちゃん、パパもペース早っ。
宰相のおじいちゃん、噛み締めてるよ。
おばあちゃん達も、口に運ぶペース早くない?
「これは癖になるぞ、もう少し欲しいぞ、ないのか?」
パパ、やっぱり好きなんだ。
「はい、これ、かけすぎると辛いから、まずはひとつまみ、ね」
「お!カイトがかけてくれるのか?」
「なんだ、ワシにも」
結局全員に増し増しだよ。
「これは、調理の時や、食事中にも追加できるし、お好みで量を増やせるの」
「ああ、気に入った。これは何とか量産したいな。」
「出来ると思いますよ。カイトが開発した肥料を使えば量産できるはずですよ。な、カイト」
「はい、可能かと思います」
「では、早速頼む。次のパーティーにはぜひ振る舞いたい」
「分かりました。では、また事業計画増量だな。カイト、忙しくなるぞ」
「はい、パパ、頑張ろうね」
お!唐揚げきたー。
「シーレモンも持ってきたね?そうそう、では、まずは唐揚げを1口召し上がりください」
「ああ、こちらも美味しいてますわ。」
大人5人がお肉を堪能してるとこ。
「これはシーレモンです。これを唐揚げに絞り汁をかけてみてください。また違う感じでさっぱりしますよ」
「まあ、くどさが柔らかくなって、酸味が口の中をさっぱりさせてくれるわ」
「王妃様、私もこの食べ方が非常に気に入りました。いいですわね」
どうやら女性陣には大好評みたい。
好きだと思ったんだよね。
あれ、どうやらお気に召したのは全員だったみたい。
ナス味噌も大好評。
最後を飾るのはシーレモンジュースだ。
これはもう大好評過ぎてみんなおかわりしてるね。うんうん。
初めの陛下のおじいちゃんの、嫌味?妬み?に一瞬険悪なムードになって心配したけど、ご飯が始まるとみんな、笑顔、そうそう、こんな感じで楽しく食事が楽しいね。




