242話 キノセイからイカルダの女神様への伝言
「どうやってキノセイの魔法を解くのさ。その前にどんな魔法がかかってるの?」
「ほれ、カイト。イカルダの女神様の使いなんだぞ。ちゃんとキノセイ様って呼んで敬語も使わなきゃダメだろ」
「え?そうなの?」
「いや、大丈夫。様も敬語もいらないから。そこのお兄さんもボクに敬語使わなくていいよ。ボクの事キノセイって呼んでいいから」
「様も敬語も使わなくて良い、なんて、やっぱり《《気のせい》》では?」
いやー、パパ、ウケる。
「だからー、《《気のせい》》じゃなくて、キノセイだからっ」
ややこしー!
「ボクにかかっている魔法は、イカルダ様の加護がある人とにしか見えないし、話せない。そしてこの屋敷の一部にしか移動できない、あとは魔法もいくつか封印されているんだ。」
それってかなり大変じゃない?
ちっぱいってからかうだけで、そんなに大事かな?
たぶん、他にも理由がありそう。
「キノセイにかかっている魔法が何なのか分からないし、その魔法を解いてもいいかも分からないよ。それに、魔法をどうやって解くかも分からない。だから、ごめんだけど、今は無理かな?」
「そうかー、イカルダ様に聞けたらいいんだけどね」
「ボクは、明後日イカルダの女神様に祝福を貰うことになっているよ、イカルダの女神様に会えるかどうか分からないけど」
「ほんとう?イカルダ様にきっと会えるよ。イカルダ様に伝えてよ。「キノセイは十分に反省してます」って。」
「カイト、何を悩んでいるんだ?明後日、イカルダの女神様にキノセイ様からのさっきの言付けを伝えればいいんじゃないか?」
悩んでるって言うかは、考えている。
最初、ボクを助けると魔法が解けるって言った。けど、その助けってなんなの?
「とりあえず、今はこのまま。まずはキノセイの事イカルダの女神様に聞いてきてからだね。」
あと、キノセイがこうされていることってたぶん他の理由があるような気がする。
「ああ、イカルダ様に伝えて。そしてボクは自由になるんだ。カイト達を助けるってどんなことをすればいいのかな?」
「それはどんなことかは分かりません。でも、イカルダの女神様の使いであるキノセイ様がカイトを助けて頂けるならありがたいです。カイトをよろしくお願いします」
「うん、カイトを悪いやつから、あと何かな?とりあえず何かあれば助けるからね。」
「ボクからもよろしくね。」
パパとボクは今は現状維持として明後日のイカルダの女神様にキノセイの事を聞くことにした。そして、ボクの部屋からは「ボクの部屋に戻るよ」って言ってキノセイは図書室へと戻っていった。
その後、お昼を食べた。
ミソを使っているけど、美味しくない。
味も薄いし、出汁が感じられない。
よし、夕食前に厨房を見せてもらおう。
「セバスチャン居る?」
「はい、カイトお坊ちゃま、何でございますか?」
「夕食作る時間にボクを厨房に連れて行ってくれない?」
セバスチャンは困った顔でパパを見てる。
「ああ、セバスチャン。カイトを厨房に連れて行ってくれ。領の食事はカイトも手伝っだったりするんだ。」
それを聞いて安心した?
そうだよね?普通貴族は厨房なんて行かないしね、そんな認識の中で、貴族の子供が厨房に行きたいなんて言ったら、邪魔にしかならないからね。もしかしてボクが邪魔をしに行くと思ったかな?
「カイトお坊ちゃまは厨房でお食事を作られてるんですか」
「いや、作ってないよ、見てるだけ。
あとは指示して、ボクが納得する料理ができるまで料理人に頑張ってもらってるだけだよ」
いや、一瞬セバスチャン、眉間にしわを寄せた?けど、悪いけどボクが指揮するよ
「セバスチャン、大丈夫だ。」
「はっ、これは失礼しました」
「さ、お昼も済んだことだし、カイト、王宮騎士団のところに行くぞ。今日はケンパーと綱引きを教えないといけないならな」




