227話 養鶏場や養豚場の提案
「それとだ!味噌汁の爆発的な売り上げでミソの需要が上がった。倉庫のミソも予約売上順調だ。どんどん補充したい。それとさらに、養鶏場を広く確保をしたいな。どうするかな。そんな土地は中々ないぞ。出来たら産業地域としてまとめたい。イヌマはグランドメゾンとビストロを作った実績がある。あの建物は大変よくできていた。だから次の商業地域にも力を貸してほしいが良いな?」
う、パパ、いいか?じゃなくて、良いな!って決定事項なんだね。ま、契約魔法を誓ってるからなんだろうけど。
「さて、土地がまず問題だ。私の屋敷程の地域を確保をどうするかだが、2人とも意見はあるか」
「はい、父上、衛生的な面で養鶏場と、ミソ工場は分けた方がいいかと思います。」
「衛生的とはなんだ?」
「清潔っていうのは、簡単に言うと“臭くなくて病気が出ない環境”です。」
「ただ生き物としては、ミソバチの養蜂場はミソ工場の近くに欲しいですね」
「それと!養鶏場とは別に、養豚場、牛も飼いたいですね。」
「食用となるからな。豚も、牛も、あの肥料で作った餌を食べさせたらさらに美味いのができるはず」
「はい、そうなんです。そちらも考えています。あと牛なんですが、牛乳は飲まないのですか?」
「は?牛の乳をなぜ飲むんだ?子牛じゃないんだぞ。」
「牛の乳ですか?飲んだことないですよ」
そうだよねー、牛乳見ないもん。だからチーズもない。
「イカルダの女神様のレシピには牛乳を使った料理が沢山あります。」
「なんと!」
「素晴らしいですわ」
「だから美味しいはずなんです。牛の乳を取れるようにしましょう。」
「ああ、これは是非食べてみたいな。ミソは何とか今で回ってるからな。それなら、まずは家畜の養場が先決だな」
「あ、場所がないなら、いいなと思う場所だけ探していてください。そこに民家があるなら、その民家の家族構成、主な職業も調べておいてください。」
「カイト、なぜそのようなことが必要なんだ?」
「いい場所見つけたら、そこにいる人達に立ち退きをしてもらうからです。それは強制しちゃいけないでしょ?だから今の暮らしより快適な場所を用意してあげるんです。こんな所を用意しました。移って頂けますか?って、誰もが今よりいい場所に暮らせたら嬉しいですよね?」
「ああ、そうか。そうだな。無理やり取り上げるなんてしない方がいいからな。」
「ところでだ、なかなかこの領内も手狭になっているんだが、そのことを考えたらどうすればいいか分かるか?」
「そうだね、集合住宅を作ったらどうかですか?」
「集合住宅?具体的にどうなるんだ?」
「集合住宅は、一つの建物に複数の世帯が居住できるように区画された住宅の事です」
「ああ、そうすれば、住居をまとめることができるな。なかなか大変な作業になってきたな。」
「大変なのは初めだけですよ、きっと」
「家を横に並べるよりも、縦に並べた方が使える土地が増えます」
「横ではなく縦ですね。これもこれまで無かった発想ですね。二階建以上の建物を作るのは貴族様の屋敷くらいかと思ってました」
「よしわかった、それも進めていくぞ。色々大変だが我が領が発展していくためだ。いつやるんだ?今だろ!」
ぶほっ、なんか懐かしいのが出てきた。
「そうだね。人がいっぱい必要だね。」
「人集めは私にお任せ下さい。ギルドに依頼を掛けましょう」
「ああ、そうだな、任せた。頼りにしてるぞ」
やっぱりこの坊ちゃんが今後のマーシュ領、いやこの国のキーパーソンだわ。私もついて行くわよ。どこまで《《登れるか》》見ものだ事。本当にこの坊ちゃんを逃すなって事ね。




