159話 今後もニコイチできるぞ
朝だー。昨日はみんなの前で緊張したけどちゃんと魔法が使えて嬉しかったー。
朝ごはんも食べたし、今日は朝の訓練も終わったし、パパにお呼ばれ、パパの執務室までレッツゴー。
コンコン!
「カイト坊ちゃんをお連れしました」
「入れ」
「パパおはようございます」
「ああ、おはよう。」
「セバスは業務に戻ってくれ。」
「はい、旦那様」
「みなも、下がってくれるか」
ん?人払いまでしてなんだろ?
「カイト、昨日はご苦労だったな。今からベリデリについて話したいが良いか」
「うん、いいよ」
「さ、私のところにおいで」
「うん」
ボクはいつものようにパパの隣に座ろうとした所でパパはひょいとボクを抱き上げ、パパの膝に座らせた。
「どうだ、カイト。気分は悪くないか?」
昨日はやっぱり心配かけちゃったんだね。パパの膝に座らせたのも、パパがボクを心配したからだよね?
「うん、大丈夫だよ。パパ心配してくれてありがとう。なんかね、ニコイチした翌日は凄く元気になれるんだよ」
あー、たしかに。私もアメラとニコイチした翌日は元気ハツラツ、お肌ツヤツヤ、すっきり爽やかだしな、っても合体の意味も違うがなっ。
パパ、なにニヤついてるの?あれ、ボクのお尻になにか固いものが?あれ?パパなにかヤラシイ事考えたの?やだ、ボク、パパとは無理っ。
ダウニーのダウニー、起動開始ってやっぱりね。
「パパ、鑑定眼君が、パパのナニが起動開始って言ってるけどー、それってなあに?あとボクのお尻になんか当たるよ」
「うほん、なんでもない、生理現象だ。気にするな、すぐ収まるから。」
お、なんか当たらなくなったから一安心。
「分かったー。パパ、そういえば、ボクに話があるんでしょ?」
「ああ、そうだ。カイトに相談だな。」
「ボクに相談?」
なんだろ?
「昨日の様子だと、昨日話したように意識して魔法を使うと倒れずに済むようだな。」
「うん」
「そこでだ、カイト。カイトが良ければだか、あと数回、ニコイチしてみるか?」
「うん、いいの?」
やったー、そのつもりだったよ。パパから言ってきたんだから、堂々とニコイチできるねっ!
「ああ、実はな、昨日というか、卵を食べてからだが、やっぱり色々食べたいというのは本音だ、あれは美味しい。ただ今はベリデリのオスメス1羽づつしか居ない。パパはいずれは領民や国中に食べてもらいたいと思っているんだ。」
「ボクもそう思うの」
「そうか、そうか。カイトはみんなに卵や鶏肉を食べて欲しいって考えるんだな。っても、まだベリデリは食べてはないが、卵があんなに美味いんだ。お肉にもつい期待をしてしまうな」
「うん」
「そうなると2羽だけでは到底追いつかん。今、メスが朝晩で1日8~10個の卵を産んでるがその日に屋敷のみんなで食べるから在庫も残らない、むしろ足りないとの声も上がってるぞ」
おー、そうなんだ。美味しいもんねー。
「カイトはベリデリを増やすにはどんな感じで増やした方がいいか考えてパパに教えてくれるか?」
「うん、分かった。あのねー、ベリデリのメスをまず増やすでしょ。あ、その前に昨日のオスはどうしたの?メスと一緒にしたの?」
「いや、離しているぞ。」
「うん、それでいいと思う。別のメスをニコイチにするから、それをオスと一緒にしよ。それでひとまずは、繁殖できるか、卵を産んでヒナに孵るまで何日かかるのか、ヒナが成長して卵を産むまでどれくらいの期間がかかるのかとか調べようよ。今のメスはそのまま卵を産んでもらおうよ。オスはどうする?あと1羽はベリデリにして食べよう」
「分かった。ではあとオス、メスをまずニコイチだな。カイト、体調いいなら今日もニコイチするか?」
「うん、大丈夫と思う。」
「あとね、パパ、昨日のベリデリのオス、鑑定してみたいの」
「ああそうだな、頼めるか?」
「うん、じゃ今から鳥小屋に行く?」
「そうだな、じゃ、今から鳥小屋に行くぞ」




