155話 定規の目盛りの読み方
もうそんなこと危ないじゃない。
こわい、こわい。
パパたち敵に回したら大変じゃん。
それよりもさ!?
「パパ、それよりも、ボクのじっけーん!」
「おぅ、そうだったな」
「じゃ、もう1回、最初から」
残念だけど、さっきのお茶碗は、丸焦げ。
だから、新しいお茶碗で同じ実験を繰り返す。残りの4つのお茶碗を仕上げてく。
さっきよりも上手に仕上がった。
「よし、耐熱はどうするかな?」
「私がやります。ダウニー様みたいな威力はありませんが一応火魔法使えますんで。」
「そう?じゃあ、お願い。釜の火を調整するくらいに弱火から」
「はい、こんなもんでどうですか?」
ハンスが出す火は、軽く揺れる弱火でちょうど実験にはいい感じ。
「うん、じゃあ、お茶碗に当ててくれる」
満遍なく火をまとうお茶碗は、青白い淡い光を発色してキレイだ。
「じゃあ、今度は中火で」
同じように満遍なく火をまとうお茶碗、さっきよりは青白いけど少し色が濃い、発色の時間は短いようだ。
こちらもキレイにツヤがある。
「今度は強火ね」
満遍なくまた火をまとい、青白さも一瞬サーッと発光した。ツヤツヤのままだ。
そんな実験を繰り返す。1度火をまとえばスライムはかなり固くなった。
4つはキレイにできたのでひとまずお茶碗は完成として、実際のスライムだけで実験をすることに。落としても簡単には割れない。ナイフで削れば傷が着く。色々思いつく事を繰り返していく。
結果、耐久性は日常生活には問題ないということ。ただ高熱、目安になる温度計がないから分からないけど、パパのゴブリンを丸焦げにしちゃうくらいの火力になると溶けてしまうことがわかった。
今度は最後、カイチェアのテーブルだな。
「ね、あのね、あのカイチェアのテーブルの装飾の上にスライム流してコーティングしたらいいと思うのー、やってみていい?」
「ああ、素晴らしい物になること間違いないな」
カイチェアのテーブルの上に覆うようにスライムを置き、核を壊されたスライムが次々プルプルしながらゆっくり溶けていく。
ボクは均すためと、さっきマールに作ってもらった定規もどきもコーティングをしたくて、定規もどきをテーブルに軽く撫でるようにクルクル回して上下にもこちらも満遍なくコーティング。
みんな定規もどきを不思議そうに見ている。
「この棒はなんだ?」
定規もどきはもう乾いてきている。
「ちょっと待ってね」
カイチェアのテーブルには均されて均等の取れたコーティング、だけどスライムが多かったのか、乾くまでもう少し時間がかかる。
あ!もしかしたらハンスの魔法で乾燥早められるかも。
「ハンス、このテーブルに火魔法を軽くかけてみて。もしかしたら早くスライムが固まるかも。」
ハンスの魔法をかけていく。
予想通り、青い光が発光した。
青白いじゃなくて、乾燥する前は青いんだなーって見ていると発光が終わった。
ハンスに魔法を止めて貰う。
熱を冷ますために少し時間をおこう。
定規は乾いたようだ。均等になっているか気になり、カイチェアのテーブルの厚さを定規もどきを使って計る。
「マール、定規で四隅を計ってくれる?」
ボクから受けとりマールが持ち出した定規もどき。マールが図る
「3センチ7ミリ、3センチ7ミリ、3センチ6ミリ、3センチ6ミリです」
「なんだ?なんだ?センチ、ミリとはなんだ」
「これはね、物の長さや厚さを測る道具で定規っていうの、さっきマールに作ってもらったの」
線のひとつが1ミリ、2ミリって数えていく。10ミリのところで1となってる。つまりは1ミリは10個集まったら10ミリだけど、それでばかり計って言ったら大変だよね?だから、1ミリは10個で1センチになるんだよ。そうなると20ミリは2センチになる。
マールに説明した時と同じように説明をした。マール以外の3人は驚いている。




