150話 ママとアリと一緒にランチ
マールにお着替えをしてもらい、ボクはお昼ご飯を食堂で食べる。
パパは仕事で一緒には食べられないらしい。多分、ボクの実験とか、ニコイチに付き合うため執務をこなしているんだよね。申し訳ないけどありがたい。
ママとアリはボクと一緒にご飯を食べてる。
アリのカイチェアは新しくなっていた。
テーブルが外されていて、みんなと一緒のテーブルからの食事だ。アリはみんなと同じテーブルから食事ができるのが嬉しいのか、ニコニコした顔をしながら、こぼさないように慎重にゆっくりご飯を食べている。
ママはチラチラ、アリの様子を見ながら優雅にご飯を食べている。
アリが、ママみたいに優雅に食事ができるようになるのはいつだろう?
5歳から色々な勉強が始まるからそのあとのアリの努力だね。
「カイくん、カイくんのお料理本当に美味しくて嬉しいわ。ありがとう。おかげでママ食べすぎちゃって少し太ってきちゃったわ。んふふ、でもパパは今のママくらいがいいらしいから、だからもうちょっと食べるわね。《《色々な》》卵料理を楽しみにしてるわね」
ちょいプレッシャーかけてるのかな?
それにしても、あれ?ママ、太ったの?そう?気づかなかったよ。でも、なんとなく?言われてみればママちょっとふくよかになった?
「ママ、これいじょー太るとダメよっ。およーふくが入らなくなっちゃうのよ」
あ、アリ、厳しい!
「あら、それは困るわね。でも美味しいし。どうしたものかしら」
コテッ。出ましたー、ママのコテッ。
もうボクは慣れたからね。
けど、何かな?食べたーい、でも痩せたーいってことかな?なんか、前世で母さんも同じこと言ってたよな。よくカフェオレ飲みながら煎餅とチョコ食べてさ、どんな組み合わせだよって思ってて「太った?」って脇腹つまんで頭叩かれたことあったな。
食べたいけど、痩せたいって、女性の永遠のテーマだよね、きっと。
「ママ、今もすっごくキレイだよ。ただやっぱり少し痩せた方がもっとキレイと思うな。だけど、ボクはどんなママでも1番キレイだし、大好きだよ」
「や~ん、カイくん、ありがとう。ママもカイくん大好きよ」
って、投げキッス!息子にするの?
「アリも!アリも思うもん。ママはキレーよ。いつも美人さん、ママが誰よりも一番にキレーよ」
アリ、ガンバレっ。
「あら、アリちゃんも、ありがとう。ママはアリちゃんも《《ママに似て》》美人よ。これからはママ以上に美人さんになるわよ」
ママ、褒め上手!
アリ、両手をほっぺに添えて、ニコニコ。
うん、可愛すぎ~。
そんな感じて、女性2人に気を使い少し疲れた感が否めないまま、ご飯を終えた。
さぁ、午後になったよ。セバスにお願いをしてハンスに色々と準備をしと貰わないとね。
「セバス」
「はい、坊っちゃま」
「今から言う物をハンスに準備してもらって。まずは、イカルンスミミソ汁を飲んで増えたスライムと、普通のスライムを捕まえてきて欲しい。実験をするから数用意お願い。」
「それと、モントルーが持ってきた最初のカイチェアと、最近持ってきたお茶碗も用意して、あの、ガラスのお茶碗もね」
「分かりました。どちらに用意させますか?庭がよろしいかと思いますがいかがでしょうか?」
「うん、そうして。用意できたら、パパを庭に案内してね。ボクにも声掛けて」
「承知しました。しばらくお待ちくださいませ。」
スン!
さ、その間にボクは用意しなきゃ。
今、欲しいものがある。




