122話 パパとママの大事な事
「アマナ、いいか?」
「カイくんのこと?」
「おいおい、わかっているだろ」
惚けて見せるのも、あれか?あの焦らしってやつか?そうはいかんぞ。
もう可愛いな、私の妻は。
「まぁ、カイトの事はあと回しだ」
「ほら、もう1人の息子の事を気にして欲しい、さっきから準備万端なんだか?」
「あら、我が家には息子は一人しかいないわよ。あなた、カイくん以外に他所に息子がいるの?」
もう、こんな顔するなよ、わかってんだろ?
私はアマナの手を取り、もう1人の息子の頭を撫でさせた。
「んふ、そういえば、ここにも息子がいたわね。ちょっと危険人物だけども!…あっ」
もう、我慢できんぞ。我慢なんてできるか。
「そうだろ?私の息子はあばれたがっているんだ。大人しくするためにはアマナの中に隠れるしかないな」
「ンフッ」
熱くなる下半身と共に、私とアマナも熱くなるな。ダメだな。いくらでも食べられるぞ。今日はアマナにも私を食べてもらおうか?
さぁ、息子よ、今日は朝まで暴れてもらうぞ。
「あなた、ダメよ、カイくんの事も話さなきゃ!」
今はそれどころじゃないんだ。
悪いがアマナの口を塞がせて貰うからな。
だんだん深くなる愛情にアマナは翻弄されながら違うことを考えていた。
ガリガリクゥーを食べたら、お口が臭うわね、次からはガリガリクゥーを食べない日がいいわ。
あっ、でも、ガリガリクゥーを食べたあとのダウニーは激しいのよね。
ん~悩むわ。
「どうした?アマナ、何を考えているんだ。私以外の事を考えきれないようにしてやろう」
「やだわ、あなたの事しか考えてないわよ」
交わす唇と唇の間に発せられるふたりの吐息は徐々に途切れ、激しさを増すのだった。
その頃。
「さぁ、カイトお坊ちゃま、アリアーナお嬢ちゃま、お休みなさいませ」
そそくさと出ていこうとするマールに手を振る。
アリは僕の隣で小さな寝息をたてている。
寝顔も可愛いアリ。ボクはアリが起きてしまわないように、アリの可愛いほっぺたをツンツンした。アリはニヘラと笑う。
楽しい夢を見てるのかな?
「お兄ちゃま、これおいちいね、甘いね」
美味しい物食べてる夢見てるんだね、可愛いなー。お口がムニュムニュしてるよ。
甘いの?トマートゥかな?今日初めてトマートゥを食べたアリの喜びようって凄かったよねー。お目目キラキラ、両手をグーで胸のところで体全体フリフリしてたしなー。
今度、お兄ちゃんがサトウキビ、あ、こっちではシュガー竹だったね。必ず見つけてアリに甘ーいおやつ作ってあげるからねっ。
カイトの野望は果てしなく。
そして、なかなか寝付けずにいて、いつの間にか思考は別の方へ。
パパはママと、ねっ、仲良くしてるよね?ボクは弟が欲しいよ、パパ頑張って。
そんなこんな、色々考えているうちにだんだんと眠くなってきた。
いつの間にかボクは深い眠りに落ちていった。




