第12話「お食事♪」
「いやー。強かったー」
魔法使い、半端ないわー。
次から一番に仕留めようかなー?
「しかも3人とか卑怯すぎなーい?」
『卑怯じゃないわよ! 普通はこれくらいの編制なの!』
あ、でた。
つーか、まだいたのか、ミユちゃん……。
「……成仏したんじゃないのー?」
『してないわよ! ずっといたわよ!!』
えー。
そういう感じ?
「じゃ、なんで姿消してたのー」
『消したくて消したんじゃないわよ、もう!……あーあ、みんな死んじゃった』
ん? 皆ではないよ。
「一人生きてるよー。ほら」
舌で掴んで持ち上げると、
ビクッ、ビクッ!
このとおり、痙攣してるジナちゃ〜ん。
『う、うわー、ホントだ。……え? でも、この人たちって、たしかCランクのぉぉおおおおお──?!』
ん?
なにか宣ってるミユちゃんだけど、
どしたん? 何急に変な声だして──。
『い、いや、アンタなにして……。ちょ、その人まだ生きて──』
うん。
「新鮮でしょー、いッただきまーす♪」
あーーーーん!
女魔法使いの踊り食いー。
ブシュ!!
「ぎゃあああ──…………?!」
びくびくんッ!!
「あ、起きたー」
『起きたじ%$$&%’’&’ぉぉおおお……あれ?』
ん?
ミユちゃんがまたバグったけど、元に戻った?
「あ……もしかして、ミユちゃんってば、生きてたり起きてる人がいると、かき消されちゃう系なんじゃない?」
だから、ジナちゃんが噛まれた激痛で、一瞬目覚めた瞬間だけバグったのかも?
『え……うっそ。これじゃ、誰とも連絡できないじゃん』
すんなすんな。
つーか、ゴーストが生きてる人に関わったら、はた迷惑だっつーの。……つーか、うんっっっま!!
「魔法使い、うんッまぁぁぁあああ!」
え……?
何この味?!
ひ、びっくりしたわ。
女だから? 美人だったから?
それとも腹黒そうなところとか──あ、やっぱ魔法使いだからかな?
「あー。やっぱ、鮮度かな? 獲れたれだったからか、なんか噛んだ瞬間、動いてたし」
いやー。
口の中で肉が跳ねる跳ねる♪ うめーわ、これ!
『う、動いてたー……じゃないわよ! な、ななな、なんて食べ方してんのよー!』
……うっさいなー。人様の食べ方にケチつけるとか何様?
でも美味しいから、今度も生け捕りできたら、生きたまま食ーべよっと。
ぼりぼり。コリッ!
「──んッ! あと、なにげポイントもすっごい!」
男二人で200ポイントくらいのところが、
ジナちゃん一人で500ポイントも入ったぞ?!
「んんー! 美味しい! ジナちゃんが、今んとこ! 一番!」
『え?! アタシは?!』
2番!!
超えられない壁のある二番!!
『……って、いいわよ! 人の味なんか……うわ。いったそー』
もはや、原型を留めていないそれ。
え?
もう半身?
──そんなのとっくに胃の中さ!……いや、マジうめーわ。
「まぁ、ホントはかわいそうだし、気絶してるうちに食べちゃおうと思ったんだけどさー。起きちゃったし、しゃーない。──もぐもぐ、」
よっぽど痛かったのかなー?
『起きちゃったー♪ じゃないわよ。……アンタも半身食いちぎられて見なさいよ! 死ぬほど痛いわよッ』
そら死ぬしねー。
しかし、美味いなジナちゃん。……半分とっとこーっと。
──お腹すいたらケチケチ食べるかな。
あ、ちなみのさすがのジナちゃんもすでに瞳にはすでに生命の光はない。
息絶えた証拠に瞳孔がブワーッて開いていってる。
なので、ストレージにぽーい!
あー美味しい。
つまようじで、シーシーしたいなー。……つまようじが何なのか知らんけどね。
「……あ、そういや、さっきなんか言ってなかったー?」
『普通に話しかけてきてんじゃないわよ、人食いやろー』
それ褒めてんのー?
「大丈夫だって。一日に一人しか入らないないから、男たちは保存食──」
『やめて、聞きたくない聞きたくなーい。あと大丈夫な理由がまったくないわ』
失敬な。
一日一人なんて、控えな方ですよ!
もっと食べたいけど、胃には限界があってですねー。
あと、なんなら君たち人間はもっとキビキビと来てくれないと飢えるの! こっちは動けないんだからさー。
「っと、それよりもなんだっけ?──Cランクだっけ? こいつ等なんなん?」
『あ、そこから?』
いや、知らんし。
『はー……。こんなのにやられちゃうなんて』
「こんなので悪かったねー」
これでも頑張って生きてるんだからね!
見てよこの部屋。どっかのバカなジナちゃんがボッコボコにしてくれたから、まーた作り直しだよ。
なんか、こう……一回作った部屋をパパッ! と作り直す機能とかないのかな?
……洋ゲーっぽいからありそうなんだよなー。ブループリントとかログ機能みたいな?
『まぁいいわ。教えたげる──』
ん?
『──そして、自分の置かれている立場を知って恐れおののくがいいわー。あーははははは!』
いや、あーははははって、君ぃ……。
「最初、しくしく泣いていたミユちゃんはどこいったのかなー」
『うっさい!』
……蹴るなし。
当たらんけど。
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