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    【⑮期待痛い(下)】 やっと消えないやつが来た。嬉しい気持ちは分かるけど、

            世界の頭脳が勢ぞろい、ワタシは只のアホなのに。


▼「ボクは或る時、噴火は火山のストレス蓄積に依る暴発現象だと思いました。其れなら火山全体の詳細な解析とシュミレーションに基いて然るべき有効なポイントに内圧を下げる為の

ガスやマグマの逃げ道を作ればバクハツは避けられるのではないかと考えました。先ず通常の火山で経験と実績を蓄積して其れから巨大マグマ溜りに挑戦と言う手順です。

此の世界の技術なら可能性はあると思います」すると今度はワインが俄かに反応。「世界各地に展開出来る技術ですね。其れは素晴らしい発想です。是非挑戦してみたい」

「マグマが爆発せずにおとなしく自然冷却で固体化してくれれば生物界も大喜び。気候への悪影響も激減です」てな事だが、結局は無責任な空想論かな?。


▼最後は文明を育んだ火山のハナシ。土壌を豊かにする現象は先ずプレートがぶつかって隆起する大地。そして氷河が磨り潰した地面から供給される養分。更に噴火に依る

地球内部の養分の噴出。是が川を下って近海に流れ込み辺りを豊かにする。日本の縄文文化の繁栄と高い技術も此の恩恵が大きく定住型文化は日本だけとか。此の事実が

環境の豊かさを物語る。結論として火山は間違いなく恵みだが時々は暴走。上手く付き合って行くのが人類の叡智。科学の役割は増々大きい。是で地学のハナシは終了。

地学エリアが終わると僅か15分の休憩を挟んで今度は生物学エリアのハナシ。昇樹の喋り過ぎでタイム管理が出来ないらしい。マインドさん、ホントにご苦労様で御座います。


▼人類の成立と宿命。大地溝帯に依り西の豊かな密林地帯から隔絶された人類の祖先。ラッキーマザーは全人類共通の祖先とか。同じミトコンドリアを人類の全てが保有して居る。

詰りマザーのご近所さんは全て滅亡した事に為る。人類の進化は極めて特殊且つ極端。二足歩行に依り腕で食料を巣に持ち帰れる様に為ると同時に視界が拡大し情報量が激増。

やがて狩猟生活で栄養分が増加。更に協力体制でコミュニケーション能力が発達。すると更に脳に異変?(進化とも言う)。大きく重くなった頭部はアンバランスで出産にも制約。

運動能力の点でも大きなハンディ。思えばそんな極端な進化を辿った人類がよくもまあ生き延びたものです。脳の進化は起死回生のバクチだったのでしょうか?。


▼人間の脳は際限無き増殖能力を持って居る。そして自ら其の増殖を阻害毒物で抑え込んで何とか自壊を防いで居るらしい。正にひやひやモンですなあ~。更に其れに加えて

生殖システムも真に異常。人間には発情期はなく何時でもOK。人間の場合食糧調達のご褒美は交尾なので年中営業中。そして其れに適応したカラダを持って居る。実はオスの

精子にも脳と同じく無限増殖機能がある。そして是等の能力は原理的に癌細胞の其れと極めて近しいものらしい。ナニか人間てのは極めてアンバランスで中々キケンな

時限爆弾みたいなものにも見えて来た。どうもバクチ的な戦略が偶々ハマった感じもする。劃して当然の帰結として生物界の概念を食み出して仕舞った。是から何処へ行くのかな?。


▼其の次に来るビックリは未熟児出産。脳がデカ過ぎるので肉体全体への栄養供給は他の動物依りも不利。そして頭がデカ過ぎると出産自体が無理に為る。劃して赤ちゃんは

必ず未熟児の状態で生まれる宿命と為った。まあ人間は胎児を守る周辺環境を用意出来る知能を持って居たから滅亡しなかった訳だが、詰りは親の保護を大前提とする高リスクな

システムなのだ。一方人間には幼体成熟と言う能力がある。是は実はペットや家畜にも見られる現象。要するに成体化せず生きる事で適応、進化の可能性を終生残して居る訳。

実際に人間の脳は死ぬ間際に為っても新たな脳神経細胞を生み出す事が出来るらしい。勝手に老成して仕舞う頑固者は其の可能性を自分で放棄して居る。勿体ないね。


▼世代交代の意味とは?。宗樹は或る番組を見てショックを受けた。小動物ほど個々の寿命は短いのだが、学者は其れを進化の速度を上げる武器だと表現したのだ。要するに

世代交代の回数が其れだけ多く為り進化に依る適応性獲得も長寿な生物に勝ると言う理屈。なあ~るほど。進化に依る適応が滅亡を防ぐ戦略であるならば長寿は逆に不利なのか?。

是はもう、目からウロコの衝撃だった。実は人間の体も子孫を残す設定年齢はせいぜい18歳前後。そして其のあとは何時死んでもOKと、徐々に崩壊して行くものらしい。

しかし異常に発達した脳は其れに抵抗して生存の欲望を肥大させて居る様に見える。でもヤッパし生殖後は廃棄処分な面を持つ肉体の本質は人間とて変わらないのだ。


▼進化生物学的には無闇なる長寿は進化の速度を鈍化させ人類のゲノムを弱体化させ、結局は滅亡を助長すると言う一面を持って居る。果たして人類は脳のパワーだけで此の先も

歴史を繋げて行く心算なのか?。そして単に肉体は其れに引き摺られて行くだけなのか?。まあとにかく、人類と言うのはホントに不自然な生き物だなと思う。此の問題は相当難しい。

人類の無意識のエリアはなにを志向し、どんな運命を辿るのか?。たっぷり不安材料を投げ掛けて仕舞った宗樹。どうケジメを着けるのじゃ?。すると此処でミミから画期的な反撃?、

てか有難いお言葉。「子供を早く産めば世代交代のスピードは速くなるから親の寿命なんか無関係でしょ?」確かに其の通り‼。なにも慌てて死ぬ事はない訳だね。


▼チンパンジーは発情期には不特定多数、早いもん勝ちの受精システムを採用して居るとか。乱交で彼らの精子はメスの胎内で競争をするのだ。なので其の精子の活動力は中々

サイコ~らしい。まあ確かに其の優位性はよ~く分かる様な気もする。しかし同時に、先にぶち込んだオスの精子が命中するに決まってるよと言う気もする。此のハナシってホントに

ホントなの?。此処で宗樹は此のシステムを最大限活かす方法を提言。まあ是は勿論ギャグ。其の方法とはメスは立った儘オスを待ち、オスは順次並んで間髪入れず次々に交尾。

後背位絵軸途‼。是なら迷宮内スクランブルも可能?。でも幾らサルでも是は精神的にムリかな?。すると拳児のみならず全員が凍り付いた‼。ヤッパし過激過ぎたかな?。


▼一方樹上生活のサルは総じて比較的安全で安定した生存環境に住んで居る。そしてカンペキに一夫一妻で一生を終える。生活と心身が安定すれば此のスタイルがベストらしい。

なにも人間だけではないのだ。其の一方オランウータンは群れで生活する中でメスは先ず本命と生殖。処が其の直後に他のオスにもおすそ分けの交尾をするらしい。すると生まれた

子供を見て他のオスは、「おっ、俺の子かも知れんなあ?」と言う心の動揺で取り敢えず保護してくれるんだって。或いは見方を変えれば「子供を作るんでご挨拶代りに一発ど~ぞ」

てなことなのかも知れない。とにかく群れ全体で仲良く助け合いがモットーなのでこんな大らかな感覚なんだろうと感心且つおかしなレスペクト(妄想てんこ盛り)。


▼子育てが済んだら解散して別の場所でまたテキト~な相手と順次子供を作る種も居る。尤も是は純然たる種族保存の機会を増やす為の必然的な行為だと思う。人間はマネしたら

絶対にダメだよ。処で、比較的安全な衣食住環境を獲得した人類の女性は自分の伴侶を丈夫で長持ちさせるスタイルを選んだ。子育てや環境保全にもオトコは要るからね。

なので極端に言って仕舞えば浮気や家庭崩壊を自分の人生や生命を破壊する行為だと分からんお方は、本能に障害が出て居る深刻で可哀相な病人なのだ。オトコは浮気をする

動物とかのハナシには学術的な根拠は皆無。只の迷信です。お~かた猿やライオンを見て勘違いしたんだろうと思うがね。人間は彼らとは戦略が違う生き物なんだよ。


▼オトコが家族を護るのは元々本能に備わったオトコの本質。ガイアとマザーの子孫、即ち奥様に忠実にお仕えする事こそがオトコの本質で本懐。是が唯一の単純明解為る真理。

人間社会のリクツに惑わされるなと言う言葉にはそ~言う意味合いもある。生物学的に言って仕舞えば人類の文明さえもが真実を見る目にとっては多くの場合ジャマにしか為らない。

てな事が多い。「まあこ~言う具合に自分の思考法には人間の価値観や倫理意識は殆ど全然必要なく、むしろ公平を欠く思い込みに過ぎません。以上ヨロシク」拳児は呆れて絶句‼。

「あ~是は飽く迄もボク個人の主張なのでフツ~のオトコとは全然違う特殊意見ですが、実は深層心理学的にはオトコのホンネかも知れません」さあ~て、何方が本当?。


▼今度は此の世界にはもうすでに社会的動物としてのオトコは十分に存在して居ると言う、如何にも怪しげな理論を展開。イマイチならギャグでしたで逃げる心算だがど~為るかな?。

一応は高等生物な人間の各要素には数多の段階と分化があり其れは中間領域の場合も十分に有り得る。そして更に人間は元々の男女の特長を巧みに活用して進化して来た動物。

其れが宗樹の見解。だからこそ能力の幅にも広がりがある。若しかすると男女の長所を上手く兼ね備えた個体こそが真に優秀で理想的。そんな視点もあり得るかもね。

一方人間の性は社会的な立場や事情でかなり変化する側面がある。女性でも表舞台に立てばアドレナリン等の緊張性ホルモンが増加して次第にオトコ化するのかも知れない。


▼観察すると確かに家に居る方がオンナで外に出る方がオトコと言う感じに知らぬ間に分化して居る。そろそろ人間も生物学的な性だけで全てを一律に扱う事は考え直すべき時期

なのかも知れない。外ではオトコ的で家庭ではオンナ的な存在と言うのも中々イイと思う。此のハナシに聴衆は意味不明てな反応。すると此処でミミが発言。「ワタシ昔からそ~よ。

元々職場では結構オトコなのよ」此の援護射撃?でみんなは宗樹のハナシを其れ為りにイイ様に解釈したらしい。『オンナでも、社会に出ればオトコ的。是が社会のお約束?』

此処で生物学的な裏付け。女性ホルモン(エストロゲン)と男性ホルモン(テストステロン)は或る条件下では相互変換する。其の引鉄は緊張性ホルモンの場合が多い。そ~言うことです。


▼一旦喋り出すとドンドン加速して更にコ~フンする宗樹。未来人の観察対象としては好適?。適宜刺激すればなんでもかんでも喋って仕舞う。そしてとうとうハナシは哲学的エリア?。

みたいなトコへ来た。人生のカタチとは?。元来動物は飢餓に直面しながらも必死に働くからこそ本来のパワーが極限まで発現する。動物には飽食はない。是は人間にとっても

理想的な生活と言える。運動量もクリヤー、要らぬ悩みも迷いも入る隙間もない。で、自分に見えるのは奥様だけ。是がオトコの人生の基本‼。そして何時死ぬかよりも

其の瞬間まで如何に完璧な状態を維持するかの方が遥かに重要。早い話が無病息災のピンピンコロリ。其の基盤の範囲内でならあとの暇潰しは夫々の好みで結構。


▼無病息災とは楽しいストレスフリーな人生を意味する。粗食と勤勉、愛情と信頼に支えられた前向きな心が其の原動力。自然に寿命も活動もパワーアップしちまうものなのだ。

なので飽食や怠惰や強欲は倫理、宗教、教育なんぞの言とは無関係に自分にとって有害無益、悪いモノなのだ。其れが分かって居れば多様なる価値観なんぞのお題目に惑わされる

事もない。更にチョ~シにノって私見を展開。雌雄システムは生物個体を二種に分けたが先ず其の本体はメス。ゲノム的には完全体で長寿。出産能力を有し生命力、耐久力、求心力

等の個体能力は高いが筋力や運動能力は低い。其れはゲノムの簡略化と運動能力の特化に依って生み出したゴーレム(土人形)に遣らせる。そしてそいつの名前はオスと言う訳。


▼食糧調達や住居造り、護衛や運搬等のサイボーグ若しくは道具。精子保有は有性生殖の必然。其の本質の一つの象徴はカマキリ。食糧事情次第で自分の体をメスの出産の

体力維持の為に捧げる。魚にも卵の世話で命を使い果たす種が数多存在する。詰りはオスはメスの為に創り出された奉仕用ロボット。其れで全ての疑問は氷解する。人間には

また違う事情やシステムが存在するとは言え、根本の成り立ちは全く同じなのだ。先ず此れが大前提。仕様もない理屈で本道を見失わないようにね。此の言葉を何時かは復活する

かも知れないオトコ共に贈る。そして更にホモサピエンスの基幹的戦略たる協調とチームワークの大切さに付いての有難いおハナシ。一同慨嘆‼。「何時まで続く泥濘(ぬかるみ)ぞ?」


▼ホモサピエンスは助け合いで生き延び仲間意識を醸成。次第に群れは大きく為り社会が生まれ、死者を弔い原始宗教が発生。其の絆が広範囲に離れた集落同士の相互が

食料を分け合い助け合う社会を形成。其れが氷期に突然起こったハインリッヒイベントと呼ばれる過酷な気候変動を乗り切った切り札。やがて集落は数千人規模に拡大。しかし

宗教はやがて思想の違いや対立を生み、争いを生んだ。是が歴史の必然なのか?。振り返れば数々の幸運と奇跡と先祖の努力で我々は生き延びて来たのだ。大局的に

流れを見ると夫婦から仲間、チームから社会。道具や知恵の共有で言語が発達。宗教に依る絆の二面性。危機には助け合いの力だが満たされ安心すると傲慢に為り忽ち争いの種。


▼ホモサピエンスの戦略は苦しい時には優れものだが余裕が生まれ地域毎に自立すると次第に何時しか争う。文明の発達と功罪。全て此の世は万事諸刃の剣。余裕が度を越すと

忽ち過剰に変質。あとはデメリットだけが増幅。クオリティ依りバランス(調和)。相互信頼と良き棲み分け。助け合って生きて来た歴史を忘れない。初心、原点。生物としての基本に

何時でも立ち返れる謙虚さが大切。そんな事を喋ったハズだがハナシとしては極めてスクランブル。ブッチャケ喋って居る本人がよく分かって居ないらしい(ハイ無責任)。

すると拳児から過酷な質問。「結局なにを言いたいのかチャンと纏めてくれよ」「ゲゲゲ‼」するとマインドが総括。「男の本質と協調性、初心の大切さですね」「お~マインド有難う‼」


▼人類の存在は他の動物たちにとってはど~なのか?。先ず基本ははた迷惑⁉。ペットは今も隆盛。乗馬、犬ぞりも存続。競馬はキケンで骨折は死に直結する。闘犬や闘鶏も残存。

根底に闘争本能と一体感?。あとで必死に手当てするが闘いは止められない。一方家畜動物たちは今でも食物連鎖の理の範疇内に居るのか?。確かに安全な環境で平穏に、一見

幸せに暮らして居るが、知らぬ間に傍の誰かが人身御供にされて居て結局は全員が喰われる運命。確かに絶滅依りは遥かにベターだが、是も一種の生存戦略と言えるのか?。

大豆ひき肉開発の背景。牛肉1kgを得るには穀物11kgと水20トンが必要。高級魚は更に非効率で無数の小魚が餌に為る。要するに人間は経済原理にしか反応しない。


▼人類の食肉文化に付いて20世紀に手塚治虫が書いたハナシを紹介。鉄腕アトムに出て来る人工肉しか知らない惑星人は地球の肉の美味さに驚嘆。是非製造現場を見せてくれと

言って止めて於けば良かったのに態々屠殺された動物の貯蔵庫を覗いた。そして一瞬で全てを悟り激しく嘔吐。「地球人は鬼だ‼」何故其れを止められないのか?。答えは今も

出て居ない。一方此の未来世界の現状に目を移すとすでに人工肉は動物細胞クローン型、植物由来、其の合成型が完成し是が常食。昔の家畜や獣(牛豚羊鷄や猪鹿)は

現在は観光資源として伸び伸び暮らして居る。しかし一部の人間は依然として生きて居る彼らを殺して喰って居る。


▼優しい多くの市民たちは其の残虐な行為を涙ながらに訴え、政府は厳しい総量規制を課しては居るが需要は相変わらず減らない。グルメ愛好家は依然として本物の味に拘り、

仔牛、子羊、若鶏等は高値取引。鯨は闇ルートで流通。カエルや蜂の子も相変わらず一部で喰われて居る。人間が食肉本能を持つ限りは是を根絶する事は中々難しいかも知れない。

其れでも出来るだけ不幸な目に遭う動物を減らして戴きたいと言うしかない。宗樹は出席して居るメンバーに人口肉で満足して居るかと問いかけた。すると、「栄養学的には最早

是で十分」「ホンモノと味も食感も殆ど変わらない」「倫理上ホンモノは食べ難い」「時折禁断症状が出る」等の意見。矢張りかなりの人間がホンモノの味を知って居る。


▼まるで自分の子の様に家畜を愛情を込めて育て、彼らも人間を親の様に慕ってくれる。仕事とは言え、彼らを殺されて喰われる運命に誘う行為には最早耐えられる者は皆無。今は

産業ロボットが全てを担って居るが彼らは相変わらず死ぬ間際までロボットを親の様に慕って居る。是は悲しい事だね。しかし本当は是も人類に比較的近しい哺乳動物に対しての感情。

鳥や魚や昆虫も本来は同じ命。なにも言わず意識すら眠って居る植物たちもまた尊い命に変わりはない。食物連鎖の理の中で其の恵みに感謝し、其の罪をよく意識して

調和を乱さない事が人間の心得として大切。「是以上は道徳と宗教に抵触するし旨く纏める自信も有馬船。中途半端ですが是でハナシを終わります」まあ気持ちは伝わったと思うよ。


▼ようやく宗樹の暴走演説も収束?。と、全員が思って居るうちに何時もの揺り返し現象が突如出現?。解説すると、宗樹はコ~フンして喋りだすとドンドンハナシは盛り上がり

加速する。そして話し終われば虚脱?。かと思えばそ~とも限らない。決して其れで満足と思って安心してはイケません。ハナシの内容にギャグやイチビリが足りないと今度は

また違うストレスが彼の中に充満するのです。劃して飛んでもない発言が飛び出した。「其れにしても食肉本能は本当に執拗だね。完全に抑え込むことはムリなのかも知れない」

なに其れ?。此処で突然ハナシは乱気流か?。「熟年エッチは横臥位が基本で安全だが其れでは寂しいよね。記念日限定の正常位くらいは容認でイイんじゃないかな?」


▼「ななな、ナンなの其のハナシ?」「此のリクツで行くと記念日の食肉くらいは容認してもイイのかも知れないね」アラアラさっきのハナシがまた逆戻り?。其れとも現実重視の妥協案?。

此のダイナミックな仮令に一同フリーズ‼。「しかし其れとても穿った見方をすれば体の良いいけにえなのかも知れない。是は誠に難問だが、矛盾を抱え悩むことは大切だと思う」

其れで神が納得するのかな?。とも思うがとにかく十分にイチビったので宗樹はようやく精神安定。ど~やら彼はマジメなハナシで盛り上がった儘で終わるのがお嫌いらしい。

其れで自分のハナシを自分で壊してアカデミックなイメージが着くのを避けて居るのかも知れない。すると是は一種のテレなのかな?。とにかく飛んでもないクセ球人間です。


▼其の後の四方山話。ガイヤ神は無意識にせよ散々悪逆非道を重ねて来た人類を何故罰しないのか?。実は神は此の地球上に生れ出た生命をずっと見守って来た。其れは例えば

家のペットに対する愛情や家庭菜園の野菜に対する感情に近しいものかも知れない。そして運不運、風水害や天変地異に翻弄され絶滅した生命たちに深い悲しみを感じて居た。

其処へ登場したのが跳んでもないことを平気で次々と遣って仕舞うサルの変種。早いハナシが人類。彼らは易々と弱肉強食の原理を逸脱し生物界の調和を乱した。

しかし其の一方では里山環境保全や保護活動に依り危機的状況のイノチを救済。自分の損得所以や無意識にせよ結果的に護って来た。ガイヤ様は其れを知って居る。


▼今は散々に地球環境を破壊し気候変動を招き寄せ適応力の弱い生命を間接的に絶滅させて仕舞ったが、何れは必ず地球環境と生命界を護り自分の願いを代行してくれる

存在に為ると信じじっとガマンの大五郎。しかし若しも神が人類を見限ったらもう其れこそサイアクの事態が遣って来る。例えば地球の内圧急上昇に依る巨大マグマ溜まり群の

一斉バクハツ。若しもそ~為れば生命界は忽ちマントル内部の微生物の一部だけを残して悉く絶滅。そして陸地も何時しか大移動。こ~為れば最早人類文明の痕跡も

跡形もなく消滅。其れはしたくない神。其れはサイアクな人類。最早人類同士て争って居る段階ではない。『お前ら一体何処を見とるんじゃ‼』ま~こんな状況かな?。


▼「今でもガイア神は人類に期待して居るんでしょうか?」「期待して居るからじっとガマンしてくれて居るんだと思うよ」食物連鎖の輪から抜け出し生物界を理不尽な天変地異や

風水害から護り抜く。絶滅危惧種には弱体化を避けつつ最小限の支援。近未来人たちは今其れを立派に遣ってくれて居る。確かに20世紀後半からの自然環境は急速に変質した。

一時(いっとき)に増加した炭酸ガスはもう半永久的に元の水準に戻らないかも知れない。其の間に森林は枯渇、海は炭酸ガスと熱を極限まで吸収、高山や極地の氷山もやせ細った。

しかし正常なサイクルを見失った自然環境下でも人類は生命界を護ろうとして居る。「努力は決してムダではないと思いますよ。引き続き頑張って欲しいです」


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