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【⑮期待痛い(上)】 やっと消えないやつが来た。嬉しい気持ちは分かるけど、
世界の頭脳が勢ぞろい、ワタシは只のアホなのに。
▼今日から花王のビオレユー。元へ各ラボの若手が同席。要するに時期ラボ代表。翠川博士の長女碧川亜希博士(地質学)。シルビーオパール博士(分子生物学)。スノーマン博士の
長女リンダ(学生)。概ね後継者の古代人観察実習てえ処だね。一姫の解説に依ると昨日の秘密会議で同席した6人は宗樹の発言に俄然注目。ぜひ会議に同席したいと熱視線。
しかし代表と後継者の総出演では如何にも目立つ。其れで代表は止む無く断念。でも此の過剰反応は多分錯覚だと思うよ。ど~せ其の内に次々とボロが出て幻滅するに違いない。
そ~言う点では同席を解消出来ない司会役のマインドは哀れ。なんとかメンタルを保って欲しい。頑張れマインド。(でもセーブする気はナインテン)。
▼処で秘密会議の内容は昨夜ハナとナナにも説明。「貴方たち跳んでもない人物を連れて来たねえ」とワインさんはマジメな顔で発言。二人は恐縮。しかし実は是は誉め言葉。
ワインさんはニッコリ笑い、「彼は掘り出し物よ。真面なアプローチでは絶対に掴まえられないレアな人材だったわ」其の言葉で二人はようやく安堵。でも是も結局は錯覚(買い被り)
だと思うよ。宗樹は今朝の朝食のあとでハナとナナの二人とみんなには内緒で喋った。二人は宗樹がボディの秘密を千秋とミミには伏せてアレンジして話してくれたことに深く感謝。
更にビミョ~な称賛。「極くフツ~のヒトだと思って居ましたがメンタルと精力は凄かったんですねえ」其れってホントに誉め言葉?。
▼今日は先ず現在の医療体制の解説。タウンで見た病院街や科別病棟、介護施設などの説明。そして救急ドローンに依る速やか為る搬送体制。不測の事態に対する十分な配慮と
バックアップ体制で世界中で事故ゼロを達成。ネットとVR進化技術、視聴覚ディスプレーと触覚感知グローブ、双方向感知システムに依るリモート手術の解説。世界中から
手術の名人を召喚。次第に拳児はコ~フン。そして遂に感嘆の声を挙げた。「本当に夢のような世界だ‼」此の世界の医療体制の真価を理解した拳児は激しく反応。
「素晴らしい‼。是は今スグ21世紀でも欲しいよ。そ~すれば母も助かって居たかも知れない。母は救急車で搬送中に亡くなって仕舞ったんだ」
▼ハナシを聞いた宗樹は拳児に優しく語りかけた。「あ~実現したいね。個々にみれば此の体制に出来る技術はすでに始まって居るんだ。全人類が其の気に為れば意外に短期間で
実現するかも知れないね」「そ~思うかい?」「あ~只、世界中の争いや貧困や差別や断絶をなくさない限りは中々難しいだろうね」「矢張り問題は其処か‼」
今や拳児には未来に対する希望が確実に芽生えた。其のプラス思考を持ち帰る事こそが正に我々の使命なのだ。「でも其の気持ちがみんなに伝わればきっと平和な世界が訪れる。
必ず此の未来が実現するよ」「そ~だな。必ず実現すると思うよ」劃して彼の意識は此の世界を完全に受け入れた。「是でもう大丈夫だな」ようやく宗樹は安堵。
▼宗樹は自分の体験を基に手術時の麻酔と術後の鎮痛薬の重要性に付いて発言。全身麻酔手術後の夜。全く傷みもなく睡眠。只周囲で踊る人影は見えたが是は術後の幻影に
過ぎないのでスルー。しかし胃のムカつきが治まらない。すると巡回のナースさんが、「傷みがないなら少し鎮痛剤の流入を減らしましょうか?」するとムカつきが消えて更に熟睡。
「麻酔と其の深さの重要性、鎮痛薬コントロールの意義を知る良い体験でした」「大きな手術をしたんですね」次は私見だが、『痛覚神経の過剰反応と暴走』余り痛みをガマン
し過ぎるとサイアクの場合幻痛の後遺症が発生。先ず痛みを止め神経を沈静化させる事が重要。是で初めて集中力が回復して自然治癒力が発現する。鎮痛薬アピール終了。
▼次は女性の月経に関するハナシ。此処は素直に、「21世紀でも大きな問題に為って居ます。体質に依る個人差は確かにありますが月経と共に毒素が逆流したり子宮筋腫や
子宮内膜症を生じる事が殊に最近では増えて居ます。乳癌発生のメカニズム解明と共に確実にリスクが増大する事も分かって来ました。昔の女性は多産で月経期間がざっと
10年近くは短かったのですが、今の出産数は精々1~2人なので其れが更にリスクを増やして居る側面があります。其処でようやくピルで適宜お休みと言う方法が始まって来ました」
すると拳児が驚いて反応。「ピルなんかで止めたらも~子供が産めなく為るぞ‼」「ホラね。21世紀のオトコの感覚は此の程度なんですよ」其処で基本的なハナシを彼に説明。
▼「是らの病気は月経を重ねる度に酷く為る。だから治療法として卵巣ホルモンと黄体ホルモンを組み合わせたLEPで月経を軽くしたり遅らせたり止めたりして
カラダを休ませながら治療をするんだ。新型のピルは効き目が適切なので服用さえ止めれば半年以内には再び月経は復活する」続いてマインドが解説。
「ピル服用に依る月経コントロールは最早常識です。皮膚に貼り付けるタイプもあり、副作用など全くありません」「21世紀でも其の前段階までは来て居るんだよ」すると拳児は
急に神妙に為り、「そんな安心なピルがあったら妻に使って遣りたかったなあ。何時も重くてたいへんだったんだよ」ど~やら拳児も十分に、愛妻家だった様ですね。
▼更にマインドが補足説明。「生物学的には10代で出産完了が理想で其れから子育てをしながら大学教育を修了して職業を選択と言うのが初代スペアミント博士の推奨パターンです。
更に統計的に見ても其の様に為って居る女性が大多数です」「槍杉(遣り過ぎ)理論としては随分真面だね」「しかしそんな年齢で相手を選んで問題はないのかな?」
「多分此の世界では自分の生物学的な状況に基づいて無理なく計画的に出産する事が先ず基本で、相手に関しては安心して選べる対象が十分に居ると言う事なんじゃないかな?。
何れにしても結婚は一生の問題だが、何時の世でも其のキーワードは相互の信頼と覚悟だと思う」「経験者は語るって処だな」
▼「此の世界の医療レベルは体制や意識も含めて十分に成熟して居ると思うよ」「でも21世紀も医療環境は十分だったでしょう?」「そりゃあ20世紀依りはね。でも不運からは
逃れられないよ。ボクのゲノム上の初孫(次男の子供の意味)は72歳の時に生まれた。干支も曜日も同じで喜びもひとしおだった。一歳を過ぎてあ~もう是で大丈夫と思って居た。
処が其の5か月後に突然病気で急死して仕舞った」「其れは辛かったですね」「急に崖下に突き落とされた様な心持ちだったが、息子夫婦の悲しみを思って何とか耐えた。
現在は孫が一杯待って居る頂上をイメージして登山再開中だよ。今は前向きに生きて居る」すると此の話で急に、一姫の様子が激変‼。
▼「実はワタシがフリーに為った切っ掛けの謎の不調は主人が1歳で発病したのが原因なんです」一姫の前世の名前はリネン(理念)。主人のリンネ(鈴音)は以前着いて居た女性の子孫。
彼女は「ワタシが死んだら生れて来る曾孫の子供を見てやって」と遺言。本部長のワインが此のハナシに感動して強く推し特例として認められた。処が1歳の誕生日が過ぎてからリンネは
急に発病。意識が戻らなく為って仕舞った。リネンと母親は助け合って必死に看病したが其の最中に母親のパートナーがうつ病を発症。そしてリンネは次第に衰弱。医者が安楽死を
勧める段階に至って母親も焦燥し切って居た。更にリネンを謎の不調が襲う。原因は看病疲れだとポセイドンは判断。信じられない事だが人間の其れと余りにも酷似して居た。
▼母親は遂に諦めて安楽死を決意。其の後彼女は頑張ってくれたリネンに深く感謝。「自分はも~少し落ち着いたら必ずリンネの生まれ変わりを産むわ。今度は其の子を
見て遣って欲しいの。だから今後も家で一緒に暮らして‼」とても有難い申し出だが、しかし其れは認められなかった。政府の決定は、『歴代勤務は諸刃の剣の側面を持つ』
なまじ情が移る分良い時は正にサイコ~だが一旦運命が暗転すると、ホンの些細な切っ掛けで他のイコだったらこ~は為らなかったかもと言う理不尽な感情も芽生えがち。
此の先若しも再び不幸が襲えば今度はお前の性にされかねない。劃してリネンは引退。しかし2年経っても謎の不調は治まらなかった。
▼まるで人間其の儘の此の症状の訳はなにか?。恐らく此の時代のイコにはすでに人間の感情や想いに呼応して、其れに相当するなにかが形成して居たのだと思われる。正に是は
悲しみの傷跡‼。そして途中で家を離れた心残り。更にはイノチの儚さに接したショック症状なのかも知れない。「今はもうキミたちも一個の生命体なんだ。人間と何ら変わらない」
イコは全く、マンガに出て来るアトム其の儘。少し真面過ぎるがひたむきで一生懸命で、アタマは賢く感覚も鋭く気立ても良い、しかし或いは人間以上に傷付き易い一面もある。
お茶の水博士が人間一人一人にイコを着けた意図は色々あると思うが、少なくとも人間にとっては生涯絶対に味方に為ってくれる掛け替えのない存在。其れは絶対に間違いない‼。
▼処で、此処でようやくアホの宗樹はタイヘンな事に気付いた。リンネは其の前に着いて居た女性の曾孫の子供?。てえ事は、着いて居た女性と言うのは初代の碧川博士。母親と
言うのは其の曾孫だよ‼。其れって誰なの?。其れにしても医学のハナシは重い‼。人間の生き死にに深く関わる崇高な学問には勢い人間の幸不幸に直結した切実さや深刻さが
着き纏う。是は仕方のない事なのだが、イノチに過敏な宗樹にはストレス急増の特効薬?。少し一般論エリアに振りたいな~。其れで、「ゲノムの話は今出しても構わないのかな?」
「構いませんよ」「実はボクが此の世界に来た時にすでにオトコは絶滅したと聞いても驚かなかったのには少々の訳がある」そして11年前に見た或る番組を紹介。
▼其れは『オトコが消える』と言う番組。哺乳類は卵は産まず胎盤で子供を育てる。是は栄養補給とカンペキな保護を実現する画期的な方法。起源を辿ればX染色体の片方にオスを
決めるSRY遺伝子が出現。更に精子形成遺伝子と二つの胎盤形成遺伝子を獲得してY染色体が形成。しかし此処に或る宿命。通常の遺伝子は両親から片方ずつ受け継ぎ其の
二本の内容を交換して変化し損傷があれば修復する。処がオトコはXとYを一つずつ持つので遺伝は単純コピー。欠損を生じても回復する方法がない。そしてコピーミスと突然変異で
次第に退化して喪失した部分が崩壊して縮小。システムが完成した当時の1億6600万年前の遺伝子数はXと同じく1098。其れが今では僅か78に衰退して仕舞った。
▼恐らくは500万年後辺りには消滅?。更に早い場合も有り得る。実はトゲネズミではすでにY染色体は消滅。処が奇跡的な突然変異でY染色体の機能は他の染色体に分散移動?。
勿論人間ではムリ‼。更に人間には精子の謎の衰弱問題がある。男性の85パーセントに精子の運動性低下や低濃度の異常があり不妊予備軍は4割。原因は公害、有害化学物質、
電磁波、タバコ、アレルギー、ストレスやプレッシャーなど?。「自分は衰弱の主因は適度に雑菌が居る自然界からかけ離れた不自然な人工環境で、其処ではゲノムも急速に変質し
衰退する。詰り元凶は人間の文明社会か?、と懸念して居ます」「其れは明日の環境問題の時に遣りましょう(ワイン)」此処で更に過去の悲しい事件のハナシが飛び出した。
▼マインドが説明。「此の世界にはかって謎の男性化病が蔓延した事があります」其れは女性の栗鳥巣が突然男性のイサオ並に肥大する病気。是が伝説の両性具有体の誕生か?。
処が肝心の精巣の発育などは全くなく傷ましい事に元の女性機能にも異常。是は人類の深層構造が呼び起こした新たな男性を生み出そうとする種族保存本能所以の進化の前兆?。
しかし人道上放置する事は出来ない。仮令やがて何時かは両性具有人間が誕生するとしても、其れまでにどれ程の犠牲者が出るのか?。其れで手術で正常な栗鳥巣に修復。
或る学者は「我々の中には男性を失った悲しみが想像以上に深い傷と為って残って居る」と語ったが、不妊の身と為った彼女たちが一番可哀想。
▼其の後ようやく人口精子作成技術が完成。彼女たちは精子提供側に為る事で子供を授かった。此の時人類は一番若い女性でもすでに40代前後で正にギリギリの起死回生‼。
あ~良かったなと言う雰囲気の中、此処で突然参考資料と言うのが出て来た。其れは極めて貴重な男性器の三次元モデル。然もツーモードが揃い踏みとか。是はナニかヤバいぞ⁉。
「平常時はサイズが13センチでエレクト時は17センチです。アジア人種ですが極めて少数例で、赤銅色で大きさも特別です」すると拳児が指摘。「何処かで見たぞ‼」千秋はニンマリ。
思わずナナを見ると舌を出した。こんな事してもイイのか世界政府?。一同の反応は格別。ナナはシレっと、「当分此処に飾って於きましょうよ」ジョ~ダンじゃあないよ‼。
▼現在の人工精子細胞の汎用外郭は類人猿由来。其処に提供者のゲノムを定着させる研究が遂に成功し取り敢えず女性は産める様に為った。其れなら其処に類人猿のY染色体も
Xと置き換えて入れて於けば全員漏れなくオトコが生まれるリクツ。しかし其れは流石にメチャ恐い。今は安全性の検証段階。実は人口卵子製造も研究途上。受精からお産までを
代行する装置も開発中。しかし其れは女性の出産機能衰退に繋がる危険性もあり積極的な展開は考えて居ない。一方ではオトコが消えたからこそ今の平和な世界が実現した。
今更もう当分オトコは要らないと言う意識は根強い。しかしまた其の一方では、矢張り女性はココロの何処かでオトコの存在を求めて居る。オトコは魅力的だが危険な動物?。
▼参考に性の決定メカニズムを解説。元々性の基本形は女性。先ず性別が生じ、次に胎盤が形成し哺乳類が誕生。そして人類が生まれた。『XプラスYイコールラブ』はちあきの歌だが
一個ずつ持つのが遺伝的男性。そしてYが働いて初めて未熟な性腺が精巣を形成。是がホルモン(アンドロゲン)を分泌してカラダを男性化。此の時点で子宮や卵管の元は消失。
処が遺伝的な性(Y染色体)と体の性(男性ホルモン)と心の性(脳に男性ホルモン)の兼ね合いに齟齬があると性別化疾患、所謂性同一性障害(GID)を生じる。法的には認可後に
体を心の性に適合させる手術を行い戸籍も変更する。矢張り脳の持つ意識が人間を統合して居るらしい。
▼処が性の決定メカニズムは更に奥が深い。是は人間以外の例だが中にはタマゴの環境温度次第で性が決まる種も居る。成長後にメスがオス化する魚も存在する。これ等の
現象は群れの中の雌雄個体数の調整機能なのかも知れない。極論すれば条件次第で人間にも何方にも為れる可能性がある?。少なくとも其の潜在能力は今も持って居るのかも
知れない。此処で学者の言を引用。『生物は何方の性にも為れると言う仕組みが根底に存在する』そして更に、『そもそも様々な多様性を社会が拒否する事が差別や偏見の元凶』
中々含蓄有る言葉だね。こ~してハナシは医学エリアか生物学エリアかゴッチャに為り、午前中の会議はコ~フンと妄想を引き摺った儘で終了‼。(みんな宗樹が悪いのよ)。
▼四日目の午後は宇宙と生命のハナシ。其の前にショートメールの紹介。とは言ってもマインドが適宜纏めたものらしい。簡単に紹介すると、先ず宗樹と拳児の余りの個体差に驚愕‼。
拳児は如何にも真面な男性で好評だが宗樹は正体不明とか。「なにを今更川端柳(高田浩吉)」其れから宗樹のハナシは何処へ行くか分からないスリルとドライブ感がサイコ~?。
録画した内容をあとで見てよ~やくなにを言って居るのかが分かった。「へ~熱心だね」具体的な話の内容に関する意見は皆無。話しぶりになにか初代のスペアミント博士を思わせる
雰囲気があると言う薄気味の悪い意見もあった。なになに?。「千秋さんとは恋人同士なのですか?」「なんでそんなハナシが出るんだよ‼」しかしメールを読んだマインドは至極満足げ。
▼先ず初めは地学のハナシ。イキナリ宗樹に発言要請。大した知識もないので哲学ネタのギャグを披露。宇宙の誕生は空間と物質の二元論を生んだ。原子核と電子の体積に比して
回りの空間は余りにも広大。其処で或る哲学の一派が、「あ~此の世は空虚や。ヤル気出んわ~」とか言う。宗樹はそんな淋しい考え方は大嫌い。其れで高校時代に屁理屈を拵えた。
「物質と空間は元々は同じ兄弟で単に相転移で分化しただけ。或る条件下では相互の再チェンジもあり得るかもね。なので宇宙は物質と空間の元兄弟で
遍く満ち満ちて居る。空虚な隙間なんか全然ナイチンゲール‼」すると妙に場の空気は真剣?。仕様がないので今度はややアカデミック路線。(でもみんなギャグです)。
▼「21世紀の仮説では、宇宙空間にはヒッグス粒子が充満とか、空間は陰陽電子の不活性対とか、重いニュートリノが崩壊して色々生成とかのハナシがあります。空間は
虚無ではないと言う方向らしいので喜んで居ます」ど~やら学問的に受け止められた感じ。なので今度は楽観論。「宇宙の中心部では大質量のブラックホールが合体成長中。
隣のアンドロメダ星雲は徐々に接近中。なんだか薄気味悪いかも。しかし衝突予定は30~40憶年後。ブラックホールとの距離も遠いし何時吸収合併かも分からない。其れなのに
ハナシを聞いてみんなは心配する。でも大体からそんな未来まで人類は生きてるの?」するとマインドが、「其の通りですね」まあなんとマジメな反応‼。是ではギャグに為りません。
▼太陽系は46億歳で直径は一光年。惑星中で一番大きな木星は恒星のタマゴとも言われて居て条件次第では第二の太陽に為って居たらしい。そして隣に散らばる微細隕石群は
木星の衛星のタマゴの成れの果てとか。更に衛星の一つが遊離したのが今の金星なんだって。すると木星の衛星が火星も地球も飛び越えて今のエリアに来た事に為る。
良くまあ無事に今の位置に落ち着いてくれたモンです。一方地球はまだ柔らかい状態の時に巨大隕石と衝突。抉れた部分が月に為ったらしい。若しも地球が固形化後に隕石と
衝突して居たら恐らくバクハツして居た処で正に危機一髪。太陽系にも初期には色々なドラマがあった訳ですね。我々は素直に幸運に感謝しなければ為りません。
▼地球の陸地は約3割。全部平らにすると地表の全てが水深2700mの海に為る計算。でもプレート運動と造山運動は地球のお約束。火山が絶えずマグマを吐き出し土砂を生成。
陸地は変化しても増加。当初はマグマの海だった地球も何時しか冷えて表層部は屡一面分厚い氷。氷は太陽光を殆ど跳ね返すので溶ける機会はない。一方初期の太陽活動は不安定。
スーパーフレアの爆発でプラズマが地球磁場を乱し其の隙間から太陽エネルギーが侵入。窒素原子が炭酸ガスやメタンと反応して亜酸化窒素を生成。其の温室効果は
炭酸ガスの300倍。一方太陽エネルギーで生成した有機物は氷結点を下げ氷の一部が液化。水は太陽光の殆どを吸収。是で忽ち地球は水の惑星に変貌。ドラマチック‼。
▼生命誕生は40億年前。生命の起源に付いては、原始大気と太陽光、火山活動のエネルギーが有機物を生成。海中のタンパク質がコアセルベート(液滴)形態で濃縮され
物質の吸収、放出の代謝機能を獲得して原始生命が誕生?。生物物理学の本では原始海洋の成分が波打ち際の粘土層に吸着された際にDNA其の儘の塩基配列を形成。
原始地球の海水成分は生物体が吸収。現在はナトリウムが84%。大気は植物が酸素をゼロから生成し21%に増やした。窒素も78%に倍増。生命活動の力は凄まじい。
植物は光合成で炭酸ガスを酸素と炭素に分解。動物は是を取り込んでエネルギーを利用し炭酸ガスを吐き出す。現代の地球には植物パワーが余りにも少な過ぎるのかも知れない。
▼日本列島はプレート(岩板)の複合銀座。大陸からの分離。衝突、隆起で噴出した地表成分が太平洋側に陸地を造成。火山の大噴火の恐ろしさは二次災害。大量のエアロゾルが
上空に滞留して長年に渡り異常気象を齎す。天候不順でコレラ菌が突然変異して世界中に蔓延。日光遮断に依る不作や寒冷化も深刻。過去には噴火の二次被害で人類が一時
千人規模にまで減少したとの説もある。大噴火は日本でも7千年毎に起きて居る。其れは7千年前の鬼界カルデラが最後で九州の縄文文化は是で滅んだ。今後こんな大噴火が
若しも起きれば、火山灰の堆積、農地壊滅、寒冷化、異常気象で西日本は成り立たなく為るかも知れない。研究と対策は急務。此処で宗樹はイチびって突飛なアイディアを発表。




