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タイトル未定2026/09/24 05:21

706          【⑥交際加速】 遂に二人は打ち解けた、派手な喧嘩と仲直り、

              其の内自宅に招かれて、更に二人は惹かれ合う。

 

▼今日は千秋の発案で最初のファンクラブ親睦会。ハナとナナ以外は全員出席。新会員の女性4名は全員子供連れて参加。なので総勢12名。シェア車3台を連ねて岡山へ観光旅行。

千秋は先祖の故郷なので歴史に詳しくガイド役。「岡山は良く知って居るの?}「修学旅行で来たよ。駅西にカバヤキャラメルの工場があった」「来たのは子供の時だけ?」

「子供が小さい頃に出雲大社や倉敷に行った帰りに立ち寄った。岡山にも何度か遊びに来たよ」「後楽園にも入ったの?」「修学旅行と家族旅行で2回来たよ」

「結構来て居るじゃないの」「今の桃太郎線は2016年に吉備線から名前が変わったハズだよ」「鉄道も知って居るのね?」「偶々聞いただけで其れほど詳しくはない」


▼「島根大学から帰る途中に何度か岡山駅で寄り道した程度だよ」「じゃあ歴史には詳しい?」処が其処でつい捻くれた返事が出た。是が宗樹の悪いクセ。

「地元の温羅一族を一方的に攻め滅ぼした大和朝廷の皇子を英雄にして居る不思議な土地だよ」すると俄かに千秋は激高‼。「其れはど~言う意味なのよ?」若しかすると先日桃太郎を

ギャグでホモ太郎にした其の上に今日は侵略者呼ばわり。遂に怒れる桃太郎の霊が千秋に憑依?。是はも~居直るしかない‼。「吉備地方の豪族だった温羅を鬼にして居るだろう?」

「鬼って豪族だったの?」「其れで大和政権に潰されたんだよ」こ~為るともう其れを証明するしかない。劃して観光旅行は急遽歴史探訪へと変貌。


▼先ず吉備津神社へお詣り。更に奥の院。すると千秋も、「あ~温羅って此の神様の事なのね?」「姫路城の天守閣に刑部(おさかべ)神社があるだろう?。温羅も刑部も

土着の豪族だったと言う説もある。そして同様に攻め滅ぼされたのかも知れない」「でも祀って居ると言うのは何故なの?」「さあね。怒りを鎮める為なのか?。或いは

畏敬の念を表して居るのかも知れないね」是で千秋は宗樹のハナシが冗談でない事は理解。其れから今度は倉敷方面へ15分程走り盾築遺跡へご案内。

「此処には前方後円墳が完成する以前のプロトタイプの古墳がある。是を造ったのも多分温羅一族だよ。岡山沿岸部は昔は広大な海で海外貿易の一大拠点だったんだ」。


▼「温羅は初期の大和政権依りも強大だった。其れを攻めに来た吉備津彦が桃太郎の正体なんだ」「其れは初めて聞いたわ」「まあ歴史の影の部分だからね」「でも鬼ヶ島を

根城にして悪い事をして居たんでしょう?」「鬼ヶ島と言うのは大和政権が任那の日本府を潰されてから造った砦の事だよ」「其処も見てみたいわ」増々ハナシは拡大。劃して

総社に到着。「山の上に見える朝鮮式の山城が通称鬼ノ城(きのじょう)だよ」すると全員が登ってみたいと言う。現地で説明。「大和政権は鬼ノ城の事も歴史から抹殺した。其れで

何時の間にか鬼の城だと言われる様に為って桃太郎の鬼ヶ島伝説に擦り替わったらしい」絶景に一行は大喜び。実はみんなリケジョだったのか?。其れから岡山に引き返した。


▼ようやく後楽園で一休み。ペダル式のボートを漕いで遅ればせながらもやっと観光旅行らしく為って来た。此処でチャンと千秋に謝罪。「捻くれた返事をして悪かったね。自分は

へそ曲がりで判官贔屓で岡山と言うとど~しても先ず温羅一族の事がアタマに浮かぶんだ。其れでつい余計な事を口走って仕舞った」「イイエ、滅多に見る機会のない場所を

見せて貰って面白かったわ」「なにか此方へ来てから矢鱈にへそ曲がり虫が暴れるんだ」「きっと話し相手が沢山出来たからよ」「ホントに申し訳なかった」

千秋がサッパリした人で良かった。矢張り自分はKY(空気不感知)で社会性欠如な人間なんだな。宗樹は深く反省しました。 【11月4日】


▼今日は此の間のお詫びを兼ねて千秋と二人で広峰山へハイキング。とは言っても廣峯神社の鳥居まではクルマ。駐車場から石段を上がり10分程歩くともう神社の境内へ続く石段。

「此処にも良く来たの?」「今日で4度目だよ」「大分変ってる?」「イヤ殆ど変わって居ないね。駐車場の石段も長い歴史で擦り減って位置がズレた儘だった」

境内に入ると右手に遊歩道が見える。「二度目に来た時には隣の増井山の駐車場から尾根を伝って此処へ来たんだよ。奥様と一緒にね。其の次はさっきの駐車場へ二人で来て

辺りを隈なく見て回った」「随分仲がイイのね」「只の荷物持ちだよ。実は最初に来たのは65歳の12月で自転車を押して登った」「さっきの道を?。元気ねえ」


▼「途中で後悔したけど引き返すのはシャクでね。バカも休み休み登った。バイクに追い越されてアタマに来たけど羨ましかった。でも帰り道はメッチャ快適。あ~苦労して

登って来て良かったな。でもホンの10数分で麓に着いて仕舞ったよ」「そりゃあ下りは早いわよ」「其処で思った。自転車は、登り地獄で下りは極楽」「ハッハッハ、面白い‼」

「実は是が山歩きの最初。65歳の誕生日でバイトが定年に為った事が切っ掛け」「其のあとも山へ行ったの?」「年末まで方々登ったよ。でも自転車は麓で待たせた」

「其れが賢明だわ」本殿にお詣りしたあとで裏手に誘った。「こっちへ上がると神社のルーツがあるんだよ」10分程歩くと案内板。左へ進むと登りの石段。


▼「此の辺りは白幣山エリアなんだ」登りきるとミニチュアみたいな可愛いお社が並んで居る。其れは荒神社と吉備神社。「吉備神社って何の事なの?」「岡山の吉備津神社とは

また別だよ。廣峯神社は奈良時代に遣唐使の吉備真備が拓いたのが始まりなんだ」「そんなに歴史があるのね」「時代は吉備や播磨、其れから飛鳥へと移って行ったんだと思う」

帰り道は少々アドベンチャー。東へは戻らずに其の儘古の道を南下。するとスグに黒田家住居跡が左手に見えて来た。角を左へ曲がり更に南下すると赤い薬師堂。

やがて境内の裏に戻り説明。「官兵衛の祖父の重隆は家伝の目薬で成功して姫路城12代目城主に為った。官兵衛は其の翌年の1546年に生まれて居るんだ」


▼「あの薬師堂は重孝の喜びと感謝の象徴だと思うよ」「チャンと官兵衛の時代の痕跡があるのね」そして此処には陰陽九星詣りのお社(やしろ)もある。其れは自分の

運命星の穴に願い事をする場所。稲荷社、熊野権現社、庚申社等々。千秋は感心して見て居た。其れから西へ回って本殿の前に出た。21世紀に完成した官兵衛神社にお詣り。

是で一応探訪終了。其れから休憩所でお弁当。一樹と千秋のイコの紅葉が飲み物を出して来た。「貴方と居ると何時も珍しいものが見れるわね。ワタシに吉備神社を見せたくて

此処へ来たの?」「偶々来てから思い出したんだよ。自分の父の里は黒田家の甲府山城の城跡がある妻鹿なのでね。其れで何となく来ただけ」


▼「甲府山城って秀吉が姫路城城主に為った時に黒田家が移ったお城でしょう?」「ヤッパリお城の事には詳しいね。では今の姫路城は何代目?」「秀吉時代のお城の跡地に

池田輝政が建てたお城だから当然二代目よね?」「処が実は元々此処には官兵衛が護って居た砦があった。其れが赤松氏が建てた初代の姫路城と言う事に為る。

赤松氏は摂津、播磨、備前、美作の全てを治めた大守護で其の元家臣が御着の小寺や三木の別所だよ」「そ~なの?。其れは初耳だわ」「忘れ去られた歴史って処かな。

さっき重隆が12代目城主だと説明しただろう?。系図では秀吉は15代目で池田輝政は18代目に為る。初代は1346年の赤松貞範」「そんなに長い歴史があったのね」


▼「此の間岡山で刑部神社の主は温羅と同じく古の豪族かも知れないって言ったでしょう?」「気に為るの?」「ウン、誰に滅ぼされたのかなと思ってね」「多分赤松氏だと思うよ」

またまた宗樹の妄想劇場。「宮本武蔵が天守閣に籠って学問に励んだと言うハナシは聞いて居る?」「ウン、でもあれは伝説でしょう?」「まあ天守閣には登ったみたいだよ。

妖怪退治のハナシでは其の妖怪が刑部とされて居る」「じゃあ温羅依りは随分新しいわね」またまた宗樹は仮説を展開。「刑部は姫山に住んで居たが赤松氏が砦を作る時に

立ち退き問題で揉めてドサクサに誰かに殺されたんじゃあないかなと思う。其れで後ろめたいので天守閣に祀ったのかも知れないよ」「立ち退き問題?」


▼忽ち千秋の目がギラリ。「ギャグだったの?」「イヤイヤ推理だよ」呆れて千秋はオンナの溜息(今度は森進一か?)。千秋は更に質問。「城下にも刑部神社があるでしょう?」

「あ~あれはゆかた祭りの始まりの時に天守閣から移して祀ったんだよ」「そ~するとね。元の天守閣の神社はもう抜け殻なの?」「いや完全に二つに増殖したんだよ。

だから二つの神社には序列も親子関係もない。全く忖度同質同等」「随分都合のいいハナシね」「でも住吉神社も全国通津浦浦に同じ名前の神社があるだろう?」「ウン、あるわね」

「中には元と名前が変わった例もある」「何処にあるの」「此の廣峯神社だよ。吉備真備が京に疫病が蔓延した時に移して祀ったんだ。其れが八坂神社の始まりだよ」


▼飴の中から金太さんが出たよ。ギャグの中から史実が出たよ。千秋は混乱。「アナタは深読みでっち上げの天才ね」「ではついでに何故神社はこんなに便利な多重分身が

出来るのか?。其のメカニズムを説明するよ」「メカニズムがあるの?」「ウン」宗樹の言い分を解説。神様は実は天上界に在住。地上の神社は実質ネット端末。なので幾つに

別れても其れは只の窓口の増加。何処からお詣りしても神様に直結。「あ~ナルホド‼」千秋は笑わず頻りに感心。「面白い説明だわ」「でもお寺にも同等のシステムはあるよ」

是は善光寺の場合。お寺の秘仏は僧侶でも絶対に見る事が出来ない。しかしそ~為るとお詣りはど~為る?。先ず対応はお寺の柱が遣る。其の柱は寺内の前立本尊に直結。


▼前立本尊は言わばご本尊の直接代理で早いハナシが精巧なレプリカ。そして本当のご本尊と直結。なんと二段階の手続きを経て参拝客と繋がって居た‼。此処で千秋のギモン。

「でもそ~するとご本尊の姿は其の内に忘れられて仕舞うでしょう?」「其処は抜かりはない。元々お寺はご本尊を劣化させずに保管して於きたい。しかし其れでは今の知名度が

下がって行く。其処で遣るのがご開帳。其れも善通寺は前立本尊で賄う。滅多に見れないので集客率はサイコ~、イベント収入もサイコ~」「なな、成る程‼」虚実に妄想混入の

楽しいお喋り。其れにしてもなにか不思議に千秋に所縁のあるハナシが出て来る。廣峯神社は播磨の長い歴史を感じさせるナイスなエリアだった。(今頃ムード出しても遅いわ‼)。


▼此の間千秋に渡したちあきなおみの歌だが、結局一緒に録音して居た全部の楽曲約140時間分を渡して居た。其れをカラオケ大全集にしたと言うので帰り道に自宅を訪問。

千秋の家は世界遺産地区の中にあり小規模の16戸単一ブロック。二人の娘はすでに結婚して独立。旦那は此の間病気で死去。現在はイコ紅葉と一緒に暮らして居る。

リビングに通されるとお茶とケーキが出て来た。「ど~ぞお構いなく」「一応全部入れて全部カラオケにしたわ。貰った資料と楽曲の順序はカンペキに合って居ると思って

其の儘曲名を着けたの。其れで出来れば確認して欲しいのよ」「全部の歌手を入れたの?。歌だけでも120時間くらいはあったハズだよ」「高速自動処理だからカンタンよ」


▼音源は言わば映像のない録画。曲間にはチャプターしか入れて居ない。一方此方にはオリジナルの楽曲と其れを分析処理してカラオケにした曲とが二層構造で入って居る。

別のリストに歌手名と内訳を書いて居たのを其の儘自動的にタイトルに挿入。「歌手毎の分割はまだして居ないの。貴方に確認して貰ってから分けるわ」「今の装置は凄いねえ。

1800曲以上はあっただろ?」{数えて居たの?」「イヤ、フツ~演歌なら4分半で其れ以外は平均で3分半くらいなので計算すれば其れくらいのハズだよ。其れを全部確認するのは

中々キツいなあ」「歌手の境目だけ確かめてくれれば十分よ」仕様がないので江利チエミから始めて歌手のラストの曲と次の歌手の最初の曲のイントロだけを聞いてリストと照合。


▼収録曲の多いのはザピーナッツで160曲。しかし是でも好きな曲しか入れて居ない。ラストはキロロ。「定年後スグに作ったので余り新しい曲は入って居ないよ」

「例えば誰?」「宇多田ヒカルとPFM(パヒューム)」「其れなら多分カラオケからロード出来るわ」「其れなら自分が入れた曲もカラオケとダブって居るのも多いハズだよ」

「カラオケは元歌と対に為って居ないのよ。其れに残って居ない曲も多かったわ。だから是は貴重な音源なの」最後に念の為に歌手名をチェック。結局完全に合って居た。

「正確に入って居る。此の世界の装置は凄いね」{貴方のリストが正確だったのよ。何でもこんなに正確なの?」「趣味だからだよ。仕事ならとてもこんな事は出来ない」


▼「処で音源には雑音や途切れが一部にあったハズだけど?」「其れも自動的に修復されて居るわ」「凄いなあ。其れに音質が十分に良い。こんなのが21世紀でも欲しいよ」

昔の番組のビデオからでもワンコーラスあれば再現出来るらしい。「貴方が歌ってくれたら其処からでも再現出来るわよ」「でも歌詞までは自信がない」「そ~言う時にはアイが

歌詞の妥当性を判定してくれるし補作もしてくれるのよ」他にも演奏をギターやピアノに変える事も出来るし違う編曲も簡単に出来る。装置の能力が高いのであとは此方の使い熟し。

声の性別を変える機能と言うのがあり是は中々快適。名探偵コナンの変声器を使って居る感覚で意外に気楽に使える。其の内に本当に自分が女性に変身したような感覚に襲われた。


▼しかしデュエットは二人のキーの差を埋める事が出来ないので為す術がない。幸い宗樹はキーが低いので一緒に唄えた。「出来上がったソフトはお土産にコピーして渡すわ」

「其れは有難い。実はついでにもう一曲、女声でなら唄って見たい歌があるんだ」其れを歌って居ると誰も居ないと思って居たのに不意に千秋の次女が出て来た。

「こんにちわ、近江千夏です」実は彼女は石川さゆりのファン。宗樹が唄って居たのは『さよならの翼』のB面の『風祭』と言う曲なのだが彼女はファンなので此の歌を知って居た。

宗樹は此の曲がヒジョ~にスキ。しかし少し濃密過ぎて男声の儘で歌うのは気恥ずかしい。其れで女声に変えて唄って居たのだが、是はハズい処を見られて仕舞った‼。


▼「アナタもファンなんですね」「エエ、ファルセットに逃げない女性歌手の一人として貴重な存在なんです」千秋が訝(いぶか)しがって質問。「宗樹、また謎の言葉が飛び出したわよ」

「あ~またまた失礼。ボクはファルセットに逃げないちあきとサユリちゃんとなぎさちゃんが特にスキなんだ」「ファルセットを使わないと言う意味なの?」「肝心の高音のピークで

声を裏返されると声が引っ込んで緊迫感が消えて仕舞うのでね。其れで裏声に逃げると表現して居るんだ。単なる自分の拘りに過ぎない」宗樹は三人の唄を再生。

為るべく中高音域が生きて居る曲をチョイス。ちあきは『別れたあとで』のB面『変身』、さゆりは『花供養』、片平なぎさは『美しい契り』


▼「此の切羽詰まった様なキンキン声がスキなんだ。自分は是を虎落(もがり)笛と呼んで居る」「何故こんな唄い方をして居るの?」「ま~ファルセットが元々苦手なんだろうね。

でも其処が自分には大きな魅力なんだ」「ヤッパリ好みもマニアックだわ」「いや結構其処に惹かれて居るファンは多いと思うよ。自覚して居ないだけだよ」「ファルセットで声が

引っ込むと言うのはなんとなく分かるわ」「中にはファルセットで迫力を失わない歌手も居る。ファルセットに魅力がある歌手も居るけど自分は逃げ道のない緊迫感がスキなんだ」

またまた隠して居た拘りを自分から暴露して仕舞ったね。「もの言えば、ボロが出る也放流児」(法隆寺が怒るよ)。


▼其の後千秋はちきなおみナンバーを唄ってくれたがとても上手でイイ感じ。其の内に二人で合唱に為ったが宗樹が選ぶ曲はチャンと全部唄えるので不思議に思い聞いてみた。

すると音源を貰ってからは毎日次々に知らなかった曲を聞いて居て今では殆ど全てを覚えて仕舞ったと言う。是は嬉しかったが同時に中々ヤバい状況。なにかちあきと千秋が

シンクロして来る様な気がして来た。千秋のパートナーが最近病死した事はナナに聞いて居た。実は偶々ちあきも45歳の誕生日前後に旦那を亡くして居るのだ。

宗樹は千秋に尋ねた。「千秋、キミは確か亥年だよね」。「そ~よ亥年よ。9月17日生まれで乙女座よ」。あ~なんと言うサイアクの展開‼。年齢は当然今年45歳。


▼すると干支も星も誕生日もダンナを亡くした年齢もマンマ本人と同じだよ‼。宗樹の様子が明らかに変ったのを見て千秋はハテナ?マーク。是は愈々危険ゾーンに陥落か?。其の後

二人で『矢切の渡し』を唄ったが『ついておいでよ』なんぞと言う歌詞は気恥ずかしかった。最後に『紅い花』を唄ってお開き。「歌が上手いので驚いたよ」「慣れて居るだけなのよ」

実は千秋は姫路城の『サイト千代姫』で自分の歌や踊りを発信して居る。「プロなのかい?」「イエ只の趣味です」実は『千代姫』と言うのは千秋の母の近江千代が開いたサイト。

現在千代は書写山円教寺でも『サイト円教里』を立ち上げて居る。何方も主にネット限定だが其の活動は中々好評。観光課勤務の千秋の二人の娘も時折出演して居る。


▼こんなタイミングでなんだが、実はさっきの『矢切の渡し』でエッチをゲットしたオトコが居る。彼のハナシに依ると歌のアタマの『連れて逃げてよ(女)。着いておいでよ(男)』とかの

駆け合いの歌詞をビミョ~に変えると一気にエッチに為って相手の女性を刺激する。但しヒジョ~にキケンを伴う行為なので相手の状態やタイミングを間違うと必ず自爆する。なので

其の気がありそうな女性を十分に酔わせてから試してみてね。変えるのは男のパートの『着いておいでよ』、『捨てはしないよ』、『知らぬ土地だよ』。ではイってみよう。『連れて逃げてよ』、

『一発シてからね』。二番、『見捨てないでね』、『今日も遣りたい』。三番、『何処へ行くのよ』、『あそこのラブホだよ』。相手が笑ったらエッチOK?。結果は自己責任。


▼そもそも此の世界にはプロと言う定義はない。言わばみんながアマチュアでありながら自分の価値観で精進するので却ってレベルは限りなく高い。更に言えば此の世界では趣味も

労働の範疇で活動ポイントの対象に為る。ポイントと言うのは言わば報酬。自分のイコが申請すれば何でも、反社会的とか非道徳的でない限りは労働の範疇として認定されるらしい。

其の根底には有り余る電気エネルギーに支えられた潤沢な社会状況が存在する。好きな事に熱中するのが労働と言うのは何とも羨ましいハナシ。処で今日千夏は実はお留守番。

普段は紅葉と二人きり。パートナーの部屋は其の儘で置いてある。知らぬ事とは言え、オトコの単独訪問は如何にもヤバい状況だったみたいです。 【11月6日】


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