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615③

            【615】 末 っ 子 夫 婦 奮 戦 (3)  


▼2013年の春。突然玲名からメール。「お父さん。ワタシやっぱり仕事に生きることに決めました。もう結婚を意識するのは止めます」ななな、なんたることをサンタルチア‼。昇造狼狽‼。

現在昇造は68歳。長女里名は結婚8年目だがまだ子供が出来ない。月名は元々オトコに興味ゼロで現在は志度クンと同棲10年目。「俺は此の儘孫ゼロで寂しく人生を終えるのか?。

其れはイヤだよ‼」しかし過剰反応は逆効果。此処は冷静に対応。「玲名の気の済むようにしてイイんだよ。但しあとで後悔しないようにね。俺は何処までも玲名を応援する」

処が其のあとで奇跡が起こる。或る日玲名が何時ものサークル活動に顔を出すと其処に見慣れた顔を発見。其れはなんと‼、昔から家族ぐるみで交流のある貴田家の次男てか末っ子‼。


▼「アレ?、和ちゃんど~して此処に居るの?」「アレ?、ど~して玲名ちゃんが此処に居るの?」実は二人の職場は地図上では至近距離。実際でも500メートルも離れて居なかった。

しかし二人は相手の職場はもっと北寄りで京都駅に近いと思い込んで居た。確かにいちいち住所までは見ないし其れをいちいち地図上で確認なんてえことはしないもんね。更に二人は

生活圏も通勤ルートも完全に別世界。玲奈は当初黒駒から通勤。今は西大寺から通勤で何れも下道ルート。一方和樹は宇治の独身寮からバイパスを経て通勤。出会うことも

全くなかった。更に玲名のサークル活動は入社早々ですでに7年目。和樹は入社13年目だが来たのは今日が初めて。実は強制的に参加させたのは彼の上司の研究所長。


▼和樹は結構バンカラ(死語だぞ)で今や仕事は趣味の一部。休日はバイクで日帰り。若しくはクルマで小旅行。ワゴン車なので必ず車伯。徹底的な単独行動型で友人関係は皆無。

しかしもう今年で35歳。将来を危惧した所長はサークル活動参加を強要。思えば彼は結びの神だったことに為る。元々二人は子供の頃から仲良し。スグに交友関係が再始動。

しかしまたまた友達以上には為らぬ儘でケンカ別れに為るかも。処が二人は会う度に打ち解けた。お互いのことを話し合い、お互いの仕事に対する思いを打ち明けあった。

「定年まで今の仕事を続けたい」と言う玲名に和樹は惜しみなくレスペクト。『最初はスキだと思わなかった』状態でも何度も逢って居れば段々に馴染む。其れは至極当然。


▼完全に友達感覚の和樹に玲名は安心感と信頼感。其れはやがて初めて芽生えた恋心に進化。なんと玲名は是が初恋。よく考えると今まではオトコが一方的に求愛。

実は玲名は相手に合わせて付き合って居ただけ。是では友達以上に為るのはムリだよね。そ~為ると是は最早決定的。若しも和樹がプロポーズすれば忽ち婚約成立‼。

和樹も其れはすでに意識して居た。処が何分彼は呑気者。此のペースで行くと今年中の婚約はムリかな?。すると此処でまたまた運命の悪戯がひと暴れ。(何方の?。分からん)。

和樹はタイヘンなことを忘れて居た。実は彼は退屈由来でカナダへ2年間の海外赴任に自分から志願。出発は8月中旬‼、さ~和樹くんど~する?。言わずに行っちまうのか?。


▼追い詰められた和樹。遂にハラを括って告白。そしてプロポーズ。玲名は「子供の頃からスキでした」と返事。まあ正確には再会後から。目出度く婚約成立だが2年後の帰国までは

なにも出来ない。玲名は「帰って来るまで待ちます」と明言。其の後和樹は愛用のバイクもクルマも処分することを決めた。玲名と一緒に夫々のバイクで思い出作りの琵琶湖周回ツアー。

クルマで日辻の実家へ挨拶回り。昇造は「宗樹が本当の弟に為るのか‼」と大喜び‼。喜ぶポイントがややズレて居るがまあ容認。さて婚約指輪の儀だが、玲名は姉月名の勤め先の

大阪大丸内服飾店ノーチェスへ和樹を誘った。かねてよりお気に入りのデザインリングが婚約指輪と為った。月名は社員価格で提供。浮いた差額で二人は婚約記念ディナー。


▼和樹は大胆にも2年間の帰国中の拠点を西大寺の」玲名の下宿と明言。一気に同棲時代に突入。やがて出国日。玲名はマイカーで和樹を関空まで送った。2年間の通信手段は

低コストのネット通信を採用。テレビ電話で毎日デート。或る日玲名はお正月休みを利用してカナダへ来ると言う。感激した和樹。「ではボクが招待するよ」劃して玲名は北ウイング。

あ~っと此処で唐突に変種単人から質問?。「あのお~。カナダ行きの飛行機ってホントに北ウイングなんですか?」「ななな、なにを仕様もない質問をしとるんじゃ‼。

北アメリカ大陸のアメリカ合衆国の北にあるカナダ行きの飛行機が北ウイングでなければカッコが着かないだろう?」「あ~其れは確かに如何にもナルホド‼」(納得するんだね?)。


▼是が実質初夜で新婚旅行と為りました。其の後の二年間に和樹は仕事の都合で7~8回は帰国。帰国中は嬉しい同棲状態だが一旦カナダに戻ればネット通信だけが二人の絆。

玲名は実家の母玲衣子とのメール通信で悩みを相談。短気な玲衣子だがメールならOK。(あ~成る程)。何度も玲衣子に励まされてようやく帰国の時。処が当日にまたまた一波乱‼。

まあ振り返ってみると感動的なビッグイベントだったとも言えるかな。和樹は夕方5時には新見空港に着くと連絡。玲名は喜び勇んで仕事を早退。クルマでお出迎えに出発。処が此の日は

午後から急に天候が荒れ、止むなく飛行機は羽田に着陸。天候が回復次第此方へ出発。但し其れは関西空港。再会したら一緒に記念写真とディナーと考えて居た玲名は大ショック‼。


▼其れでも気を取り直して関空へ移動。「じゃあもう家で待ってるわ」とか言う冷静さは最早ない‼。一分一秒でも早く逢いたい‼。しかしメールが来たのは夜の10時半。

「やっと飛行機が飛ぶ事が決定した」と言う内容。幾分は安堵だが一層淋しさが募り玲奈は昇造に電話。此処で短気な玲衣子を避けたのは長年の経験値。「もう国内に戻って居る。

もうなにも心配はないよ。。必ずもうすぐ逢える」昇造は玲名を励ました。「其れより玲名、夕食は済んだのか?」気が着くと玲名はランチのあとはなにも口にして居なかった。

其れ処ではなかったのは確かに良く分かる。昇造はアドバイス。「和樹に疲れた顔を見せてはイケないよ。なんでもイイから食べて於きなさい」


▼玲名は菓子パンと牛乳でようやく幾分落ち着いた。実は和樹は宗樹に飛行機を降りたらスグに二人のツーショットの写真付きメールを送ると約束して居たのだが、結局連絡は

来なかった。二人は再会後直ちにアジトに向けて出発。玲名の心労を気遣って和樹は運転を引き受けた。そして実は和樹もなにも食べて居なかったのでコンビニで弁当を購入。

下宿で一緒にようやく遅い食事。そして其の後はバタンキュー。と聞いたのだが勿論信じては居ない。まあ其れこそ、『イイじゃないの幸せならば』で御座いますね。すると此処でまたまた

変種単人の無情な質問。「ナニかお兄さんの雅樹のハナシとメチャよく似て居るんですけど真坂?」「ななな、なにを言うんだよ‼、まあ確かに二年間の試練は偶々同じだけどね」


▼「シチュエーションが似て居ればあとの展開も似て来るのは当たり前なんだよ。其れともナニか?。何方か片方は使い回しのアレンジメントだとでも言う気か?」すると慌てる単人くん。

「イエ、滅相も御座いません」「カップル二組のギリギリのリアルをそんな風に解釈するような無神経なやつならもう担当から外して貰うぞ‼」単人は震え上がって質問を引っ込めた。

ふ~ヤレヤレで冷や汗を拭う昇造。灰色疑惑なお消えず。そんなドラマもあった二人だが翌日は実に迅速。先ず市役所へ行き入籍届。合わせて二人の住民票を奈良から京都に移動。

其れからマイカー購入。予て依りお目当てのツガルレインヴォーグ(じょんがらか?)をカナダドルで購入。予て依り決めて居た高天原の庭付きレンタル住宅を契約。


▼すると「エ~?、空の上?」と叫ぶ単人くん。「おっと失礼高天原ではなくて高の原」こうして二人は一気に全て遣り終えた。ようやく落ち着いた二人、其の後レストランで帰国祝いの

豪華ディナー。ど~やら帰省の都度綿密な調査活動。恐らく結構あ~だこ~だとディスカッション。まあ其れも楽しいデートの一環だよね。ま~なんにしても此の二人は動き出したら

実に迅速。調査、検討、決断、予約と全て済んで居たからこそ出来た離れ業。昇造も宗樹も驚嘆‼。其の後二人は半年後の2016年3月に挙式。玲名は得意のトランペット演奏を

ウエディングドレス姿で披露したが本人もビックリの盛り上がり。玲名は無意識だと思うが是はヒジョ~に目立つ行動なのだ。出席者一同の玲名イメージは忽ち激変‼。


▼新婚旅行は夏休みに改めてと言うことで披露宴は滞りなく終了。昇造は先に新幹線で帰宅。賢い志度クンがお出迎え。是は嬉しい。処があとから帰って来た玲衣子が

二人は近々家を買うらしいと言う。「エ~、半年前にレンタル住宅を借りたばかりなのにど~して?」数日後に電話にて事情聴取。すると事の起こりは此のお酒、ではなくて

新築物件ウォッチング。二人は当分は今の住宅に住み子供が幼稚園に上がる前にマンションを購入する心算で居た。なので将来の参考程度の気軽な見学だった。

偶々京田辺の丘陵地が開発されて大規模な宅地造成の情報。現地に行くと先ず初めはダイナハウスタウン。売れ筋価格帯の住宅が大規模なニュータウンを形成。


▼個室が三室でも結構買い易い価格で段々其の気。其処で喫茶店に入り休憩。するとまだ上の方に更に高級なタウンがあると言うハナシ。気軽に足を延ばした二人だが其処には

大きな運命の分岐点が待って居た。表のバス通りを入ると最初に目に飛び込んで来たのはまるでリゾートハウスの様な瀟洒(しょうしゃ)な建物。ワイ字形道路の角地で庭も広々。

其のうえ道路の反対側は住宅が一軒もない野原。解放感抜群で宛ら大草原の小さな家。忽ち和樹は目が釘付け。其れから他も回ったがど~やら此の家はタウンの眼玉らしい。内容も

価格も断トツのナンバーワン。和樹は此の家に魅入られて仕舞った。昇造は玲名に「購入して本当に大丈夫か?」と尋ねた。此の家は高級住宅地イザワホームタウンでも一番高額。


▼ダイナハウスタウンの物件依りも1500万円以上高かった。すると玲名は、「結婚しても仕事は続けるから大丈夫よ。共稼ぎなら十分に支払って行けるわ」其れは甘いとは言えない

親の甘さ。「和樹くんはなんと言って居る?」「貯金の半分で十分に頭金は払えるから楽々大丈夫だって」確かに和樹は高給取りで無趣味で浪費要素皆無なオトコ。

玲衣子とも話しあったが新居購入で二人が更に張り切ってくれれば結果オーライかな?。と言うことで承認。しかし宗樹は、「余り調子にノると大きな落とし穴が待って居るぞ」と和樹に

警告した。しかし三恵子も賛成し契約締結。昇造夫婦は西大寺、高の原、同志社山手と通算三度目の引っ越し応援、今回は宗樹夫婦も応援に参加。確かに幸せな一日だった。

 

▼劃して翌年の8月15日に長男が誕生。偶然に昇造と同じ誕生日で同時に終戦記念日。更に偶々干支も同じ、其の上昇造にとっては初孫。昇造は一気に歓喜の極み‼、ちなみに

飽く迄も偶々だが家族の誕生日がメッチャ集中。8月3日は玲名、10日は和樹、そして15日が長男と昇造。全員が獅子座。昇造は力強い上昇気運を予感。更に波に乗る和樹は

長男に祖父二人の夫々一字を貰い名を昇樹と命名。勿論昇造と宗樹は狂喜乱舞。勤続11年目の玲名は産休を十分に取った上に育休も目いっぱい活用。和樹も育休をフル活用。

おまけに仕事が終わると家に一直線。忽ち子育てエキスパートに進化。一方共稼ぎなので早々と託児施設を利用。まあ是は時節柄致し方なし。


▼休日は必ず全員で外出。早い時期から外の世界に触れさせたい。其れが二人の子育て方針。昇樹は物静かだが可愛い子で然も思慮深い感じ。如何にも長男タイプ。

処で二人の実家には何方にもニャンコが居る。其れで猫アレルギーを慮り実家には足を踏み入れなかった。会う時には何時も同山御殿(同志社山手のリゾートハウス)を訪問。

生後1年5カ月のお正月には初めて日辻の実家を訪れたが面会は近くのファミレス。全員が集まり店内を占拠。結局観光と初詣を兼ねて二泊三日滞在。

昇樹はアタマの発育がメチャ早いと言うハナシを聞いて一同ご満悦。あの天才和樹が手塩にかけて育てて居る昇樹、行く末が楽しみだが同時に空恐ろしい。


▼此処で和樹が一目ぼれした同山御殿を簡単に紹介。道路と庭の間に長さ10メートルの駐車スペース。左手(南西側)のポーチを二段上がると玄関。取次を右手に進むと

広大なワンルーム、全面床暖房。耐震装置完備でダブルソーラー。北側から順に厨房、カウンターと食堂。中央部にデスクとパソコン、南東角がリビング。リビングと玄関の間に

六畳の和室と収容部、右手のドアを開けると洗面洗濯場と浴室。左のドアは階段とトイレ。二階には寝室と二つの個室。ヒジョ~にゆったりした造り。貧乏性の宗樹に言わせれば

スペース効率レベルは最低。入居以来兄姉の京都観光は必ず此処で一泊を挟むように為った。マンマ兄姉の別荘状態。庭には昇樹の誕生祝いに植えたレモンの木。


▼此のお正月、昇造と宗樹の一族はまさに幸せの絶頂‼、あの時確かに未来は輝いて居た。処が此の幸せは或る予期せぬ事件で突然粉々に砕け散る‼。一体なにが起こったのか?。

1月16日の早朝。今朝は粗大ごみを出すので早起き。其れからついでに散髪。運よく一人目で9時過ぎには終了。家に入りかけると玲衣子が洗面所の窓から凄い迫力で手招きする。

よく見ると顔色が尋常ではなく焦って何度も手招きして居る。そしてとても信じられない言葉を聞く事に為った。取り敢えず急いで風呂洗い。花の水やりはまだだが其れ処ではない。

まあ真冬なので省略。志度クンにゴハンとオヤツをてんこ盛りに与えたが其れでも気掛かり。炬燵はど~仕様?。志度クンが入るから消して行ける訳がない‼


▼しかし万が一出火でもすれば全てお仕舞であり不安はある。あとでエアコンも点けて行けば良かったのにと後悔。志度クンと炬燵のサーモスタットくん、帰るまで頑張ってね。

処が此の時玲衣子は完全に平常心を失って居た。先ずメガネをかけて居ないことに気が着いて引き返し、次は差し歯をつけ忘れて居るのを思い出して再びとんぼ返り。

留めはスマホの充電器を思い出して更にも~一度家に入った。「もう忘れ物はないよね?」ガソリンが足りないのでセルフスタンドだが進行方向が反対側なので手間取った。

其の後ユーターンを省略して其の儘駅方向に走るが其処で方向感覚を喪失。やはり少しおかしい。ヒマさえあれば涙を拭いて居るのが其の証拠。


▼出来ることなら代わりに運転して遣りたいが免許は去年の誕生日に返納して居る。其れから玲衣子は何とか日辻バイパスに乗るがトラックが視界を遮り分岐点を見逃し其の儘直進。

「エ~。何時もの西大寺経由なら是でいいのに?」すると今日は急いで居るので渋滞する大阪市内は避けて此の間月名の運転で行った新名神経由京滋バイパスルートで行きたい。

引き返すと言う。其れで止む無く御着で降りたがも~下から行くと言うので国道から花田の入口へ向かった。しかし今度は上り口の標識を見間違えた。走り出すと

完全に逆方向。止む無くユーターン地点を求めて南下。「も~此の儘西大寺ルートで行こうよ」「渋滞が心配なのよ」「神戸辺りからでも新明神には合流出来るよ」


▼「通ったことがないから自信がないわ」ようやく日辻バイパスの下へ至り、何とかユーターン出来る場所を見つけてとんぼ返り。豊富の分岐点はクリアー。山陽自動車道に合流。

其れから只管(ひたすら)東進。此の道はトラックが主役。山間部なので矢鱈とアップダウンが多く然も道路がうねって居るし風も強い。運転は緊張しラクではないが抜け道近道と

言うことなら是非もない。トンネルでは早速弱点を露呈。年式が古いのでライトがお粗末。十分に前方が見えず危ない。しかし其れよりも時折目を拭う玲衣子の様子にハラハラ。

運転して大丈夫なのか?。其れでも気丈な玲衣子は必死に集中力を保ち、やがて宝塚の辺りでトイレ休憩。是は必要だよ。そう言えば二人共朝から何にも食べて居ない。


▼其れでなにか買おうとしたが要らないと言う。取り敢えずドーナツを2個購入。玲衣子は水だけ買った。昔は吉川で中国縦貫自動車道に合流して居たが今は名神の相当北のエリアで

合流して居るので確かに早い。やがて名神から京滋バイパスに進入。処が此処でもまた見落としで門真への入り口を行き過ぎて仕舞ってまた引き返した、数年振りとは言え、昇造も

ポイントを忘れて居た。逆方向を走り再び分岐点に至るが入った途端にまた分岐点。ど~見ても左方向なのに何故か玲衣子は右側の京都方面に進入、あっと言う間もなかった。

すると当然道は北へ伸びて居て引き返せない。茫然自失、意気消沈の玲衣子だがやがて料金所で運良く係員に遭遇。玲衣子は慎重に道を確認。


▼するとやはり、「次の信号でユーターンして下さい」ようやく南下し始めるとまた信号。悔しい玲衣子は左折して先程の分岐点を志向。でも多分また迷うよ。此の儘下道を走る方が

安全確実とアドバイス。真上が門真茨城方面の高速道路なので此の儘走って居れば何れ京田辺へ行く一般道路に左折出来るハズ。すると先に行って心配して居る月名から電話。

玲衣子は月名の声を聞いてようやく落ち着いた様子。「何度も道を間違えて手間取ったけども~スグ着くからね」やがて横に料金所を見ながら坂を降りると道が見えて来た。

あとはスムースに進んだが家に行く道を行き過ぎてまたまた路地を利用して方向転換。結局9時半に出て着いたのは12時半。ど~見ても西大寺ルートよりも半時間以上は遅かった。


▼しかし一時は此の儘二人で昇樹のあとを追うことも覚悟した。無事に着いただけで満足。玲衣子は玄関で玲名と抱き合って号泣‼。和樹は居間で只無言。急遽会社を休んで

先に着いた月名の存在が二人には救いに為ったと思われる。偶々勤務地は大阪だった。此のあと月名は結局19日の土曜日まで仕事を休んだ。其れから浪速智和の妻里名だが、

実は玲衣子に拾いに来てとメールを打って居た。処が応答がない。止む無く宗樹に電話。三恵子はアッサリ西大寺ルートをチョイス。なんと11時過ぎに到着。全く渋滞はなかったとか。

しかし2時間前後で着いて居るのはやはり異常。一体何キロ出したのか?。とにかく逮捕も事故もなくて良かった。此の勝負三恵子の勝ち(競争ではナイチンゲール‼)。



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